弥生賞のポイントと予想

レース予想

予想のポイント】

【レースの特徴】

皐月賞のトライアルですが、むしろその後のダービーや菊花賞に縁があるレースと言われ続けてきました。

昨年のタスティエーラは皐月賞2着でダービーを制しました。その前2年、アスクビクターモアとタイトルホルダーは菊花賞馬です。

また、シンボリルドルフとディープインパクトがここから無敗の3冠馬に輝いています。

一方で、その後G3クラスの馬が勝つ年もあり、メンバーレベルやメイショウテンゲンが勝った年のように馬場の悪化による波乱もありました。

今年はシンエンペラーが出てきていますし、悪くても稍重止まりが予想されますので、メンバーレベルは確保されていると見るべきでしょう。

シンエンペラーを基準に同馬よりもダービーや菊花賞で勝ち負けできそうな馬を探す面白さがあるレースです。

【馬場・トラックバイアス】

木曜日から雨が降り土曜日は稍重でスタートしました。今後降る予報は出ていませんので、やや時計の掛かる良馬場でしょう。

土曜日は4歳1勝クラスで47.1-47.7=1:34.8、メインのG3・1200mでは1:08.0が出まていますので、ほぼ良馬場に近いと言えるでしょう。

流れたレースでは、外が伸びていましたが特にコースの利不利はなく、基本的に先行馬有利で、ペースにより外差しが決まる馬場です。

【枠順・展開】

このレースの特徴であるスローペースに今年もなりそうです。

逃げ馬はいないと言ってよく、逃げて勝ったのは⑪ニシノフィアンスくらいです。

前走京成杯では、先行して早い脚を使えず、伸びなかったことから、ここはウチパクさんで思い切って行くかもしれません。

⑨ダノンエアズロックはスタートも良く、モーリス産駒ではありますが、折り合いもつくのでキング騎手次第です。キング騎手は先行して持たせる騎手なので番手でスローなら有力です。

もう一頭③シュバルツクーゲルも過去2戦は番手でレースをして結果を出していますのでここも番手でしょう。

スローペースで進み、残り3Fから早くなるなら決め手勝負。残り4Fからの持久戦なら底力のある馬に有利になるでしょう。

前者なら早い上りが使える⑨ダノンエアズロック、後者なら⑤シンエンペラーに有利に働くか。

【予想】

◎⑨ダノンエアズロック

距離〇 コース〇 騎手◎ 調教↗

姉にプリモシーンがいて、マイルしか走らないように見えますが、その全弟は1800~2000mで3勝しています。

こちらは父モーリスで距離伸びてどうかと言うところですが、モーリスの適距離は不明のままです。

と言うのも、どうしても朝日杯で人気を裏切ったシュトラウスやダノンマッキンリーのように能力を気性で活かせなかったり、本来は晩成血統ですが、若いうちに使いすぎて馬の成長を阻害したりで、もったいない産駒が多いからです。

同馬は新馬辛勝後、2戦目まで4か月空けて+20㎏でアイビーSを連勝しました。負かした馬がレガレイラです。

更に4か月あけてここです。同馬はスタートが良い上にスローで折り合えるので、先行馬を持たせるキング騎手にぴったしの馬でもあります。

キング騎手が3週続けて調教つけているし、時計も素晴らしく盤石でしょう。

中山の2000mでどういうレースを見せるか楽しみでしかない。

▲⑤シンエンペラー

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗

こちらは正真正銘王道を進んでおり、今後の成長も期待できるし、素直に本命ならこの馬です。

しかも、全兄が凱旋門賞馬であり楽しみです。もし春のクラシックどちらかを勝つようなら、秋は凱旋門賞かもしれません。

さて、今回は川田君ですが、ジャンタルマンタルに皐月賞を乗るのでしょうか。

ここも勝ち負けでしょうが、8割程度でしょうから、何かにやられる可能性があります。

〇⑥トロヴァトーレ

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

時計が出る時期だったにせよ、中山2000mを連勝し、その時計、特に上り3Fが33秒台はかなり優秀なので、ルメール騎手とあいまって上位に評価するしかないでしょう。

レイデオロ×エンパイアメーカーで、小回りのマクリ競馬が得意そうで、皐月賞に向きそうです。逆に、ダービーと菊花賞に繋がる馬ではないと見ています。

△③シュバルツクーゲル、⑪ニシノフィアンス

③シュバルツクーゲル:キズナ×Monsunで底力もありそうで、東スポ杯2着の実績もありますが、調教がポリトラック中心であまり良さそうではないし、シュトラウスに完敗した内容がイマイチと見て3着候補にしました。

⑪ニシノフィアンス:マイペースで行けそうな上に、状態も上がっていて単騎でいけば面白い存在。

【買い目】

馬連 ⑨-⑤、⑥の2点

3連単 ⑨-⑤、⑥-⑤、⑥の2点と⑨-⑤-③、⑪の2点、計4点

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