ターコイズステークスのポイントと予想

レース予想

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

2017年からG3に昇格した伝統の?!牝馬限定のハンデ戦です。

もともと、日曜日の朝日杯FSは中山で行われていましたので、中山マイルの状態を見るレースでもありました。

中山マイルと阪神マイルを比べれば、そのフェアネスは明らかに阪神の方が、よりフェアなコースでG1向きと言うのは自明の理です。

中山マイルはトリッキーなコースですし、このレースは中山記念や先々週のステイヤーズSと同様、リピーターの多いレースでもあります。

実際、ミスニューヨークは連勝中ですし、ミスパンテールも連覇しました。馬券圏内ならデンコウアンジュやアンドラステも複数回絡んでいます。

これらの馬たちには、どちらかと言うと軽い切れと言うよりも、重厚な差し脚を持った馬たちで、傾向に合うようです。

【馬場・トラックバイアス】

中山開催も3週目に入り、Aコースが続いていますが、内に若干の傷みがあるもののそれほど影響はないと見ます。

土曜日は良馬場でスタート、その後も降る予報はありませんので。馬場は良馬場で行われそうです。

時計は57秒前後のペースが早ければ1:32秒台が出ますし、そうでなければ1:34秒前後になります。

【枠順・展開】

かつては中山のマイルは外枠不利でしたが、改修後も、その傾向は残るものの、実際にそれほどでもなく、昨年は7・8・8枠の決着でしたし、1昨年もギルテッドミラーが15番枠3着と来ています。

逃げるのは朱鷺S2着時の⑦サーマルウインド、クイーンSで逃げた⑧ライトクオンタム、秋華賞で逃げた⑮コナコーストですが、やはり1400mで逃げたサーマルウインドがテンの早さは上です。後は行く気だけです。

逃げ切ったのは2019年のコントラチェックで45.4-46.8=1:32.2と前傾ラップで逃げ切りました。

2020年のスマイルカナは逃げではなく、番手から押し切っています。

先手を取る争いにはならず、テンの5Fは57秒前後にはなりそうもなく、早くても58秒台でしょう。

勝ち時計は早くならず、1:34秒前後、上手く立ち回れた先行馬が有利かと思います。

【まとめ】

2019年に1~4着が3歳馬と言う年がありましたが、2020年スマイルカナも勝ち、3歳馬はそれなりに活躍しています。

今年は桜花賞2着したコナコーストをはじめ、そこそこ牝馬クラシック路線を賑わせた4頭の出走で有力です。

また、連覇中の⑤ミスニューヨークやこのクラス上位常連の⑯クリノプレミアムは6歳になりどうでしょうか。

【予想】

◎⑮コナコースト

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

キタサンブラック産駒でチューリップ賞、桜花賞共に2着と3歳勢の中ではマイル適性が高い。

母方の影響でキンカメ×フレンチデピュティでスピードとパワーを兼ね備えたマイラーと言えます。

いかにも中山マイル向きで、ここに出てきた3歳勢の中では適性は一番と見ました。

調教はいつも走る馬なので、いつも以上とは言えませんが、相変わらず動いています。

勝ちみに遅い点はありますが連の軸で狙います。

▲⑩ヒップホップソウル

距離〇 コース◎ 騎手〇 調教→

同じくキタサンブラック産駒ですが、こちらはマイルもこなす短中距離馬でもう少し距離があった方が走りやすいか。

今のところ、ややムラッ気がありますが、ここは能力を発揮できそうな舞台です。

イマイチ武史君が乗れていない点は気になります。

〇⑨サウンドビバーチェ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

古馬ではサウンドビバーチェで、春の実績はマイルでは一流どころであることを証明しています。

得意のマイルで、今回は乗り込み十分で、狙うならここ初戦か。

△⑤ミスニューヨーク、⑫ソーダズリング、⑯クリノプレミアム

⑤は連覇していますが、さすがに6歳になっては割引か。斤量も1.5㎏アップです。ただハンデキャップタイプの馬で、あまり響かないかも。

⑫はソーマジック産駒で父が中長距離系でも2000mまでしか持たない。同馬もしかりで守備範囲のマイルから2000mまでで、前走はスローで長く早い脚が使えたが中山でどうか。

⑯は外枠か内枠で走る馬。中山牝馬Sで大穴をあけたときも16番枠だった。1800mベストだがマイルも守備範囲で3着なら。

【買い目】

馬連・ワイド ⑮-⑨、⑩の2点づつ

3連複 ⑮-⑨、⑩-⑤、⑨、⑩、⑫、⑯の7点

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