中山記念と阪急杯のポイントと予想

レース予想

中山記念

【予想のポイント】

【レースの特徴】

独立した伝統のG2でしたが、大阪杯のG1昇格により前哨戦の意味合いも出てきました。

メンバーレベルもそこそこ高く、大阪杯に向かう馬もいるし、上り馬もいます。

また、コースが小回りの1800mと言うことで、リピーターの多いレースとしても有名です。

今年は8歳馬ヒシイグアスがキング騎手を背に3勝目なるか注目点もあります。

後は皐月賞馬ソールオリエンスの今年の初陣を飾れるかも注目されます。

また、小回りの開幕週ということで先行馬の活躍が目立ちます。

ただ逃げ馬はパンサラッサが勝ちましたが、それほど来ているわけではなく、好位から4角先頭に並びかけて、地力で抜け出すレースが多い。

【馬場・トラックバイアス】

中間雨が降ったので、土曜日の芝レースは主に稍重で行われました。

10R2勝クラスの1800mで60.5-47.8=1:48.3でしたが、11R3勝クラスの1600mでは46.4-47.3=1:33.7と前傾ラップで時計が出ました。

明日の午後までは降らない予報になっていますので、一旦良になり、その後の降雨量では再度稍重に戻るかもしれません。そうなると土曜の10、11Rよりも悪化する可能性が残されています。

予報から稍重に近い良馬場と予想して、勝ち時計は時計が掛かった昨年の1:47.1と同じ程度の1:47秒前後と見ます。時計が掛かれば、昨年同様差しが届く可能性が高くなります。

【枠順・展開】

⑮テーオーシリウスは行ってなんぼの馬なので枠はほぼ大外ですが行くでしょう。

特に早いダッシュ力はありませんがじりじりと2コーナーでは先頭に立つか。

昨年逃げて3着に粘った⑦ドーブネですが番手からでもレースはできるので無理に競り合うことはしないでしょう。

②ソーヴァリアントもオルフェーブル産駒で揉まれるのは避けたいので、ある程度行きながらこの枠なら埒沿いを進めたい。

ペースは平均ペースでスローにはなり難いが5F60秒前後か。

まだ、馬場は良好な状態なので、枠の利不利はあまりない。むしろ外目の方が乗りやすいでしょう。内を上手く捌けられた馬はチャンス。

【予想】

◎⑨エルトンバローズ

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→

毎日王冠を制してマイルチャンピオンをでも4着と健闘しました。

地味な血統ですが、マイルよりはこちらの方が適性がありそうで、重賞2勝しています。

先行して抜け出すと言うこのレースにぴったりの脚質と格から有力です。

西村騎手と相性が良く、調教も相変わらず好調で、休み明けですが質量ともに十分ですし、勝ち負けでしょう。

▲⑤ヒシイグアス

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

いくらハーツ産駒でもそろそろ衰えが気になっていましたが、香港カップで3着と元気な姿を見せてくれました。

ここは得意の条件ですし、時計が掛かるようになったことで再度勝機が出てきました。

追えるキング騎手は相性が良いと見ていますので、勝ち負けまであるか。

〇②ソーヴァリアント

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教→

近走なかなか勝ち切れないレースが続いていますが、マイルは忙しかった。

コーナー4回の1800mならそれほど忙しくはならないので、枠を活かして内前でレースができそうで、豊君が上手く乗れば勝ち負けまで食い込めるか。

△③ソールオリエンス、⑧マテンロウスカイ

③ソールオリエンス:格上ですが、中長距離でも後ろからの競馬を余儀なくされていますので、そこそこ流れるレースで追走力に疑問があります。ラストは差してくると思いますが、勝ち負けの後ではないかと見ます。

⑧マテンロウスカイ:レースに合うパワー型の先行馬ならこの馬か。差し勢が差し遅れると3着があるかも。

【買い目】

馬連 ⑨-②、⑤の2点

3連複 ⑨-②、⑤-②、③、⑤、⑧の5点

阪急杯

【予想のポイント】

【レースの特徴】

距離は違いますが、高松宮記念のトライアル的なレースです。

一方で、暮れの阪神カップと同じ条件で、ローテーション的にも中2か月と理想的なので、阪神カップ組と新興勢力との争いになるレースです。

実績上位組は先のレースに向けての叩きになりますが、新興勢力にとっては賞金を加算して、今後のG1参戦したいので全力になります。

【馬場・トラックバイアス】

土曜日は重から最終では良になって、2勝クラスの1200mでは1:08.2と速い時計が出ました。

しかし、日曜日は雨量こそ多くはないものの、終日の雨予報で重馬場が予想されます。

今日の芝レースは追い込みが決まったり、マクリが決まったり、逃げ切りがあったりと様々で大外をぶん回さなければチャンスありと言ったところか。

良なら1:20秒を切るようなタイムが出るかも知れませんが、雨なので1:21秒前後でしょうか。

【枠順・展開】

⑯アサカラキングは全て逃げ切って3連勝で、ここに参戦してきました。前2走が1400mで楽勝だったので、ここも逃げの一手でしょう。

逃げて好走しているのは⑤メイショウチタンですがスピードが違いそうです。

ただ、楽勝とは言え、1日違いの同条件の暮のレースで、逃げたアサカラキングと阪神カップ5番手のウインマーベルの方が早く、全体時計でも1秒差ありますので、大幅な時計短縮が必要ではあります。

後は馬場の対応がどうかでしょう。

【予想】

◎①ウインマーベル

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗

不調な期間が長引きましたが、春の京王杯で2着し、暮れの阪神カップで久々の勝利を獲得しました。

最適な距離が1400mと見て間違いないでしょう。

ここは同じ舞台で同斤で同じ騎手で、同じく内枠なので好走は必至でしょう。

開幕週で内目の馬場も荒れていないので勝ち負けでしょう。

▲⑮ダノンティンパニー

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

ディープ産駒で馬場が心配ですが、サトノクラウンなどを輩出している牝系から、時計の掛かる馬場は問題ないと見ます。

前走は出遅れた上に内枠で、ラストは勝った馬に前をカットされてしまいました。

まだ、底は見せていませんし今度は外目の枠なので不利を受ける確率は低いのですが、出遅れ癖がついている点が気になります。

ジョッキーもまあまあで、余り多くを期待はできませんがスタートだけ出て欲しいです。

〇⑦スマートクラージュ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

こちらもディープ産駒ですが、母父キングヘイローのせいか、重馬場も苦にしません。

休み明けは3着までですが、調教も走っており池添君で一発があればこの馬か。

△⑥タマモブラックタイ、⑯アサカラキング

⑥タマモブラックタイ:重馬場のファルコンSを勝っていますので、雨の1400mはベストの条件とみて3着の穴。

⑯アサカラキング:格上げ初戦で重賞、逃げ馬なのにほぼ大外の枠、+1㎏の斤量と条件はあまり良くありません。ただ、勢いがあり、競りそうな馬もいないので抑えました。

【買い目】

馬連 ①-⑦、⑮の2点

3連複 ①-⑦、⑮-⑥、⑦、⑮、⑯の5点

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