北九州記念を展望します

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個人的には別定のアイビスサマーダッシュでモズスーパーフレアの絶対スピードを見てみたかった。ここはハンデ戦で牝馬で56.5kgは極量と言えると思います。

では、過去10年の結果です。

年	馬場	勝馬	斤量	タイム	通過	ペース	父	母父
2019	良	ダイメイプリンセス	55	1:08.2	11-8	32.7-35.5	キングヘイロー	ダンスインザダーク
2018	良	アレスバローズ	56	1:06.6	8-6	32.4-34.2	ディープインパクト	トニービン
2017	良	ダイアナヘイロー	53	1:07.5	2-2	32.8-34.7	キングヘイロー	グラスワンダー
2016	良	バクシンテイオー	54	1:08.5	11-10	33.6-34.9	サクラバクシンオー	サンデーサイレンス
2015	良	ベルカント	55	1:07.3	5-4	32.7-34.6	サクラバクシンオー	ボストンハーバー
2014	良	リトルゲルダ	53	1:07.5	3-3	33.1-34.4	Closing Argument	Buddha
2013	良	ツルマルレオン	55	1:06.7	10-10	32.2-34.5	ハーツクライ	Kingmambo
2012	良	スギノエンデバー	55	1:06.9	13-12	32.2-34.7	サクラバクシンオー	ブライアンズタイム
2011	良	トウカイミステリー	52	1:07.2	13-9	32.4-34.8	キングカメハメハ	Green Forest
2010	良	メリッサ	52	1:07.1	13-10	32.1-35.0	ホワイトマズル	トニービン

勝ち時計が全部良馬場にしてはばらつきがあり、1:08秒台もありますが、大体は1:06から1:07秒台です。今週はまだ2週目で、中間雨も降っていないので高速決着でしょう。

もう一点は、2回前半3F が33秒台がありますが8回は32秒台で、結果前傾ラップになります。しかも、その差が2秒程度あるので直線が短い割にはゴール前で差し追い込み馬が台頭するケースが目立ちます。（その点ベルカントはさすがですね）

そうなると重ハンデの馬は苦戦するでしょうから、牡馬換算58.5kgのモズスーパーフレアは相当厳しいでしょうね。思い切ってバッサリ切る手もありでしょう。

今年もモズスーパーフレア、ジョーカナチャン、ラブカンプーと逃げ馬が揃っていますし、向こう正面の直線が案外長く、若干下りでもあるのでペースは32秒台になるでしょう、だからと言って単純に差し追い込み馬有利というわけにもいきません。差し追い込み馬も追走に足を使ってしまうためです。

ですから、母父にダンスインザダーク、トニービン、グラスワンダー、Kingmambo、ブライアンズタイムと言った平坦の短距離に向かないけど、底力というか簡単にばてない能力が必要になっていると思います。

一方で、こういったレースはいずれロードカナロア産駒が席巻するのではないかと考えています。絶対的なスピードとスプリンターの層が厚い香港で連覇した底力があり、優良種牡馬としての条件でもある母系の特性を活かすことで距離にも融通が利くことはアーモンドアイやサートゥルナーリアで証明済みでもあります。ここなら母方にはアメリカ系のスピード系でも対応できるのではないかと思っています。

今回のメンバー中、ロードカナロア産駒の中ではジョーカナチャンはレースぶりが限られていますし、55㎏も厳しいのではと思いますので、アンヴァルかエイシンデネブに注目したいと思います。

去年の勝馬で、一昨年も2着のダイメイプリンセスも圏内ですが、斤量が56㎏に増え、7歳になりましたがどうでしょうか。

メイショウカズヒメのフレンチデピュティ-マンハッタンカフェとうい字面と夏馬と思える成績から狙ってみたい1頭です。

レッドアンシェルは57kg鍵です。CBC賞2回の好走はいずれも時計のかかる馬場でした。平坦の良馬場でどこまで頑張れるかですね。

これまでの傾向からモズスーパーフレアにとって厳しい条件なので、何か穴馬を定めて単複か、そこから流すような買い方になるかなと思います。

では。