Japan Cupのポイントと予想

レース予想

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

まったく日本の馬がかなわなかった時期もありましたが、近年外国馬が少ないこともあり、日本馬の独占状態となっています。

外国馬の勝利は2007年アルカセット以降ありません。

馬場改修の影響もあるのでしょう。欧州の差し馬では追走やラストの切れで切れ負けしてしまうことが多い。

勝馬の多くは、名馬と言える馬もいますし、ここを勝ったことで種牡馬になり、産駒も走っているスクリーンヒーローみたいな勝馬もいます。

今年が世界最強馬と牝馬三冠馬の対決と言うことで、2012年のジェンティルドンナとオルフェーブルの2頭抜け出しての壮絶な叩き合いが思い出されますが、当時は両頭ともに8枠でした。今回は1枠に両馬が入りました。どうなりますか。

逃げ馬は2016年にキタサンブラックが逃げ切っています。また、2:20.6と驚異的なレコードが出た2018年にレコードの立役者となった緩みないペースで逃げて2着になったキセキがいます。

今年はパンサラッサにタイトルホルダーがいますので、見せ場を作って欲しいですね。

どうもJRAは頭数を揃えることが、馬券も売れるので「善」と思っているのでしょうか、日本一のレースにGレースも勝てない馬が、頭数のために出てくるのは本末転倒でしょう。今年のメンバーなら10頭立てで十分です。

多頭数で展開や進路や思わぬ不利でまぎれる面白さもありますが、スーパーG1は強い馬が強さを発揮して勝つのを見ることも競馬の王道であることに、そろそろ考えを改めるべきです。

【馬場・トラックバイアス】

土曜日は良馬場でスタート、その後降る予報はありませんので。馬場は良馬場で行われそうです。

今週もCコース使用です。内の荒れた部分が出てきましたが、大きな影響はないか。先週はスローが多く、先行馬の活躍が目立ちましたが、そこはペース次第でしょう。

最終レースで最内から追い込んで勝った馬もいますので大外一気は難しく、ある程度進路には気を遣う必要があります。

土曜日のレースはマイル戦でキャピタルSドーブネの逃げがスローで48.0-45.3=1:33.3、12Rも2勝クラスのマイルで、こちらはハイペースで45.6-46.8=1:32.4でした。やはり流れれば時計が出る馬場です。

ぺースメーカー・パンサラッサの出走で、2:21秒前後下手をすると2:20.6のレコード更新もあるかもしれません。

【枠順・展開】

逃げるのは⑧パンサラッサで、③タイトルホルダーが続くでしょう。パンサラッサの逃げがどのくらい馬群を離すかによりますが、タイトルホルダーが道中パンサラッサに並びかけることはないでしょう。

弛みのないペースで進みそうですが、後続馬群のペースがどうかです。昨年の秋の天皇賞のように、1頭ハイペースで後続がスローなら、間にいるタイトルホルダーの立ち回りが注目されます。

特に内が荒れていれば、2強の立ち回り方に難しさが生じますが、不利はなく、2頭の優位は変わらないか。

【まとめ】

中心はまだまだ底を見せていないイクイノックスですが、4㎏もらえば牝馬3冠馬リバティアイランドもジェンティルドンナ並みなら、こちらも底を見せておらず、接戦に持ち込めるかも。

あっと言わせるなら前にいる馬ですが、今年の天皇賞のように後続のイクイノックスがついてくると苦しいか。直線に向いて、後続を何馬身差をつけていられるかが鍵。

差す方では、前走行きすぎた⑤ドウデュース、休み明けも、常に一生懸命走る⑰スターズオンアースです。

ダノンベルーガは現状やはり何か足りないが、ハーツ産駒なので来年も含めもう一段成長があるかもしれません。来年になりそうです。

【予想】

◎⑦イクイノックス

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

ようやく馬体の筋肉の付き方がふっくらしてきて、ここがピークなのか、まだ先に完成形があるのか、父は5歳時にG1を4勝していますし、牝系はトニービンなど、成長力のある牝系なので、完成形は来年と見ているので、もう1年走って欲しい。

前走天皇賞は昨年の反省を踏まえて、早めに前を捕まえに行くレースでしたが、ここも前2頭を射程圏内に置きながら、後続を断てるかです。

▲①リバティアイランド

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教↗

父はドゥラメンテですが、牝系が短距離系なので、将来は2000m前後がベストになるのではないでしょうか。

ただ、春秋府中の良馬場2400mは、スタミナよりも脚を溜める中距離脚質が必要になりますので、桜花賞やオークスでの爆発力から問題なし。

イクイノックスとの直線での叩き合いを期待したい。

〇③タイトルホルダー

距離◎ コース〇 騎手◎ 調教↗

積極性に欠けたダービーやセントライト記念で惨敗し、今年は天皇賞での中止があり、状況から秋の復帰は難しいかと思われましたが、万全ではない中で、オールカマーは混戦の中2着を確保しました。

中8週ありましたし、調教も相変わらず動いているので上積みは大きいでしょう。

ただ、府中の2400mは切れの点で劣るので、スタミナ任せでロンスパで後続との距離を保って坂下に臨みたい。

乗り方は難しいけど、2、3着のチャンスは大いにあるでしょう。

☆⑰スターズオンアース

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教→

リバティアイランド同様、牝系から2000m位がベストになりそうですが、オークスの勝ち方からも、問題なし。

順調さに欠けますが、それでもぶっつけのG1でも複勝率100%ですし、何といっても勝負根性がありますのでタイトルホルダーが一杯なら、上位争いに加わるのはこの馬か。

大外枠もオークスで勝っていますので克服は可能ですが、もう少し内が欲しかった。

【買い目】

3連単 ①、②→①、②→③、⑰の4点に②→③、⑰→①の2点を抑える。

コメント