【ポイントの整理】
【レースの特徴】
阪神競馬場の改修以降、フェアなコースになり、軽さもなくなったことで強い馬が勝つという当たり前のレースになっています。
したがって、リバティアイランド、サークルオブライフ、ソダシ、レシステンシア、ダノンファンタジー、ラッキーライラックとサークルオブライフはその後イマイチでしたが、他の馬はその後も高いレベルで活躍していますね。
もちろん、同じ舞台なので桜花賞への関連も大いにあります。
今年は、有力馬の回避で、少し小粒になりました。
もともと、2、3着には人気薄の馬が来るレースでもありますので、今年は勝馬から荒れる可能性があります。
【馬場・トラックバイアス】
土曜日は良馬場でスタート、その後も降る予報はありませんので。馬場は良馬場で行われそうです。
時計はペースが早ければそれなりに出る。
土曜日は未勝利で特に流れたわけでもなく47.9-45.9=1:33.8が出ています。リゲルSも同じく47.7のスローから47.7-45.3=1:33.0となっています。
勝ち時計はもう少し流れるでしょうから、1:33秒前後か、スピード寄りになります。
【枠順・展開】
逃げたのは⑧プシプシーナ、⑨テリオスルル、⑮ナナオといますが、これと言って快速の逃げ馬ではありません。むしろ短距離で先行してきた⑫シカゴスティング、⑬カルチャーデイの方がテンのスピードは速いように見えます。
こういう時は誰か思い切って逃げる馬が出てくるので、案外スローにはならないケースが多い。
いくらコースがフェアと言っても18頭立てですから、8枠は不利ではあります。開幕2週目ですし、内中をキープして進路をとれた馬が有利になりそうです。
【まとめ】
本来中心となる、サウジアラビアRCの上位馬やアルテミスSの勝馬が主役を形成するところですが、サウジアラビアRC2着のボンドガール、アルテミスSの勝馬チェルヴァニアの回避で混戦模様です。
アルテミスS2着でサリオスの全妹サフィラにファンタジーS上位組、後は関係性の深い1勝クラスの赤松賞、アスター賞や白菊賞の勝馬が有力か。
そして、今年は京王杯2歳Sの勝馬コラサンビートや萩Sを勝ったルシフェルなど、本来なら牡馬の牙城を崩してきた馬たちが注目されます。
後、阪神の外回りは良馬場では早い上りを使える馬が有利なので、脚質よりも末脚の切れ、進路を確保できる騎手をチョイスできるかでしょう。
【予想】
◎⑦アスコリピチェーノ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗
ダイワメジャーは晩年になり、セリフォスなど差せる馬が出てきました。
新潟2歳Sで抜ける際の脚は従来のダイワメジャー産駒のものではありませんでした。
牝系はサドラー系リッスンなので牝系は重いのですが、末脚確かな牝馬を出し続けています。
ここは中型の牝馬ということなのか、底力十分で新潟2歳Sを制する軽くて速い末脚も持っています。
関東馬ですが、栗東で調教を積んでおり、輸送の心配はなく、末脚を活かすのみ。
▲③キャットファイト
距離◎ コース〇 騎手△ 調教↗
紫苑ステークスのあった秋の中山開幕週とは言え、マイルで1:33.1で上り3F33.7は秀逸な内容。
やや地味目のディスクリートキャット×パイロで、母父Pulpit系は芝でも長い末脚を使える産駒を出しているので、地味ながらトップナイフを出したディスクリートキャット産駒でG1馬輩出なるか注目です。
ただ、関西遠征と鞍上に不安は残ります。
〇⑭サフィラ
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教↗
将来性と言う点では他馬を圧倒しているか。
サリオスの全妹で、胴長・短足と特徴的な馬体を持った兄とは違い、スタンダードな小柄で細身な馬体です。その分成長も早く、末脚も確かに出ています。
スローのレースでしか経験していませんが、流れたときに同じような脚が使えるかです。
府中よりも、阪神の方が良いでしょう。
△⑥ステレンボッシュ、⑩コラソンビート、⑰ミライテーラー
⑥ステレンボッシュはとてもマイラーとは思えないのでスローなら戦えても、流れて尚且つ、上りの早い脚レースになったとき心配は残る。血統的にはオークス向きなのでこのレースの結果によってはオークス路線に行くかもしれない。
⑩コラサンビートもスワーヴリチャード×オルフェーブルでマイル色はないのですが、1400mで強いので、3着ならある程度に見ました。
⑰ミライテーラーは外枠のステゴ系なのですが、ナナオと悩みましたが母がミスプロ系が濃く、芝でも行けそうで、スピードもあってもいい血統です。
【買い目】
馬連・ワイド ③、⑦、⑭のボックス3点づつ
3連複 ⑦→③、⑭→③、⑥、⑩、⑭、⑰の7点
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