【レース特徴・時計・展開】
2017年2着アエロリット、2018年優勝プリモシーン、2020年優勝スマイルカナ、2021年優勝ファインルージュと好走馬がその後の牝馬クラシックやマイル路線で活躍しています。
ただ今年は、皆1勝馬で、新馬未勝利を勝ったばかりの馬が半数以上で、その他の馬も昇級後のレースで結果を出せていません。
結果1勝クラスのG3となっていて、混戦です。
馬場ですが、日曜日の3勝クラスで5F58.9-35.3=1:34.2とやや時計の掛かる馬場ですが、この時期としては普通でしょう。
勝ち時計は1:34秒台になりそうです。
特にコースによる利不利はないのですが、馬場の中・外を抜けてくる馬が多いように見えました。
展開は⑦ブルトンクールと⑭ポケットシンデレラが逃げて勝ち負けしています。しかし、両馬とも1800mのスローペースによるものなので、後は陣営の思惑次第で、どの馬でも行くことはできそうです。
好きな血統で馬を選ぶことになりそうです。ややパワーが必要なマイル戦なので、小柄な馬は厳しいと思いますが、スマイルカナの例があるので、一概にパスはできないところです。
【印】
◎①エバーシャドネー
ルーラーシップ×ハーツクライなので、もう少し距離があった方が良さそうですが、前走新馬のマイル戦でゴール前差した相手が今日シンザン記念を勝ったマテンロウオリオンです。
机上の比較は、あてにならないことも多いのですが、パワーの要る馬場向きであることは明らかなので、有力候補です。
▲⑤スクラトゥーラ
スローの府中1400m新馬戦をまずまず折り合って抜け出しました。時計は1:22.7と平凡ですがちょうどマイルには良いかもしれません。
父はロードカナロアで、母方は曽祖母がハッピーレイノルズで、名牝シンコウラブリイと祖母ハッピーパス等を輩出した、名繁殖牝馬でした。
叔父にコディーノ、叔母にはフローラSを勝ってオークス2着したチェッキーノがいて、ハービンジャーを経由したスクラトゥーラにも、能力があってもおかしくありません。
前走の馬体重が424㎏と小柄な点が気になりますが、チャンスありと見ました。
〇⑨エリカヴィータ
母はキンシャサノキセキの全妹で、父は母方の特徴を活かすキンカメです。
血統的背景もさることながら、国枝厩舎・ルメール騎手ですので、無視はできないところです。
☆⑭ポケットシンデレラ
エピファネイヤ×ジャングルポケットなのでマイルでは短そうですが、祖母がクイーンカップを勝ち、桜花賞3着だったシャイニンルビーで、活躍馬は出していない上に、馬体重の維持に苦労した祖母の仔らしく、こちらも小柄な点が気になりますが、スタミナは十分ありそうな血統です。
その他では、②ビジュノワールの地味ながら好みの血統配合ですが、2000mは欲しいと思います。
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