【予想のポイント】
【レースの特徴】
日本最長距離のG1で、春秋2回2マイルで行われていましたが、秋は2000mになり、春だけが2マイルのままになっています。
近年、海外のレースも視野に入れることから、同日の香港競馬があり、そちらとは距離的に上手く棲み分けができています。
従って、距離的に秋の菊花賞と、春の天皇賞は特異な距離で行われるレースになっていて、距離適性と言う点で、一躍血統が注目されるレースと言えます。
ただ、3コーナーに坂があるだけで、坂の頂点からゴールまで下りと直線平坦なので、距離は長いですが、スタミナ勝負になるコースとは言えません。
血統的に近年はディープ産駒の活躍が目立っていて、更に一歩引いてサンデー系が京都ではパーフェクトとなっていることが、指摘されていますね。
つまり、スタイヤーが勝つレースではないと言えます。フィエールマンが良い例です。フィエールマンは中距離×中距離です。
今回のステイヤーは言うまでもなく⑭テーオーロイヤルですが、私的には2マイルのレースではステイヤーに勝って欲しいのですが、どうでしょう。
後大事なのは、気性でやはり操縦性が良く、道中消耗しない気性が必要です。
【馬場・トラックバイアス】
土曜日は良馬場でしたが、開幕2週目なので、パンパンの良馬場かと思えば、先週の影響か微妙に時計が掛かっていました。
10R2勝クラスの1400mでは46.4-34.9=1:21.3でした。決して早いペースではないので時計が掛かったとみるべきですが、勝った馬はミライ君が父親譲りの最内イン突き競馬でこの時計なのでややレースレベルが低かったかな。
イン突きもある程度伸びますが、真ん中から出てきた馬が良かった。
これまで通り、ある程度スピードがある中長距離馬が有利で、ある程度前付けできる馬が有利ではないでしょうか。
また、日曜は高温になりそうで、暑さに弱い馬はダメだと思います。
【枠順・展開】
逃げ馬はいませんが、逃げた馬は前走大逃げした⑪マテンロウレオで、鞍上が鞍上ですから何をするかわかりませんが、決め手に欠けるので、さすがに後方ポツンはなく、得意のイン前付けができれば好走が可能も、内枠を引けばよかったのですが、この枠なら逃げる構えを見せて、そのまま逃げか番手でしょう。
できれば、思い切って行く馬がいればレースはしやすくなります。
良馬場なので後方一気は厳しく、後方にいても坂の下りで上がっていけないと届かない。
【予想】
◎⑫ドゥレッツァ
距離〇 コース〇 騎手◎ 調教↗
キンカメ系ドゥラメンテ産駒で、阪神ではありますが2年前の勝馬タイトルホルダーと同じです。
この血統で京都でどうかですが、母父がMore Than Readyと短距離系で祖母はデインヒルで、その母方はCearleon-ラインゴールドとなっているので何とか持つか。
同世代とは決着済みで、古馬も相手関係からこちらの方が有利か。
騎手とは相性が悪いのですが、ルメールの代役が回ってきて気運が上がっています。
〇⑭テーオーロイヤル
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→
気性的に長距離は難しいはずのリオンディーズ産駒ですが、この馬は母方の良さをより強く受け継いだといえるでしょう。
馬体もレース振りもステイヤーで、このタイプは勝ち切れないイメージが強いのですが、どうでしょう。
☆⑪マテンロウレオ
距離〇 コース◎ 騎手▲ 調教↗
サンデー系ハーツクライ産駒で、母父がブライアンズタイム。
重い血統ではありますが、祖母がダンチヒ系でスピードタイプでここは合いそう。
長距離は騎手なので、典さん何をするかわかりませんが上手くイン前で番手で進められれば、勝ち負けできると見ました。
△⑦タスティエーラ、⑨シルヴァーソニック、⑯チャックネイト
⑦タスティエーラ:ダービー馬でモレイラ騎手。近走今一もこれ以上は評価を下げられない。
⑨シルヴァーソニック:こちらもステイヤーでリピータータイプ。3着なら。
⑯チャックネイト:騙馬でハーツ産駒。休み明けも走るし、案外長距離得意の騎手で。
–
①サリエラはいくら盾男が乗っているとはいえ、420㎏台の小柄な牝馬に56㎏は厳しい。
【買い目】
馬連 ⑫-⑭本線で穴の⑪-⑫の2点
3連複 ⑫-⑭-⑦、⑨、⑪、⑯の4点
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