セントライト記念を予想します

レース予想

【レース及びコースの特徴、展開など】

  • 菊花賞トライアルで1~3着までに優先出走権が与えられます。
  • 中山の2200mなので本番との関連性はあまりありません。
  • ここも、すでに菊花賞に出走できる有力馬は本番を見据えた仕上げになり、1勝、2勝クラスを勝った馬は権利取りに仕上げてくる。
  • 今年の出走馬で本番への優先出走権が必要ないのは、アスクビクターモア、オニャンコポンで、2勝+G3・2着のショウナンマグマまででしょうか。
  • 菊花賞の意義が年々薄れてきているので、1勝+プリンシパルS勝ちのセイウンハーデス、2勝クラスを勝っているラーグルフも出走可能でしょうが、ここは念のため3着には入りたいところ。
  • 中山2200m正面の坂を含む直線から1コーナーからおむすび型の頂点まで1000m走り、コーナーを回ると残り1200mで、3コーナーは余りコーナーと言えるカーブではないため、4コーナーまで800m近いスパートできるほぼ直線があり、軽いスピードよりも長い脚が使える持続型の勝負になりやすい。
  • 脚質的にはバラバラで、バビットとリオンリオンが逃げ切り、ジェネラーレウーノとキタサンブラックが番手から勝っている一方で、ミッキースワローや昨年のアサマノイタズラが追い込んで勝っている。
  • ここ10年の勝馬の多くは春のクラシックで好走しているか、トライアルレースやラジオNIKKEI賞で勝っている馬で、上り馬と言えるのはミッキースワローとユールシンギングくらいです。
  • その点では弥生賞勝でダービー3着のアスクビクターモアやオニャンコポン中心のレースと言えるでしょう。
  • とは言っても上り馬も馬券には来ているので、切れよりもスピードの持続力があるタイプを狙いたい。
  • 展開は典さんが思い切って行くかもしれませんが、逃げてしか好走例のないショウナンマグマ武史君が行きたいところ、親子で競り合うようなことはないと思います。
  • アスクビクターモア、ガイアフォース、ボーンディスウエイが続きそうですが、問題は行きたがりなロ-シャムパークで前走同様途中から早めに先行勢に並びかけていくかもしれない。
  • 日曜日の中山は開催中に馬場が悪化していき、最終レースは重馬場で、1200m1勝クラスで34.6-36.0=1:10.6と2秒ほどかかっていた。
  • 今後も降り続けるわけではないが、ある程度降る予報なので、稍重よりも悪くなる可能性がある。
  • 勝ち時計は2:14秒は掛かるかな。重馬場適性を探る必要があります。

【予想】

◎⑦アスクビクターモア

ディープ産駒ではありますが、母方の重厚な要素が強く出ていることは明らかで、切れよりも先行して抜け出し粘り切るレースが得意です。

道悪も母方から克服できそうです。むしろ、母方は仕上がりが早い方ではないので、休み明けが心配です。

先行馬が多いので無理に番手を取るような乗り方はせず、いつもより後ろ目で、次を見据えてスパートも遅らせるでしょうが、それでも能力とコース適性は抜けていると見ますので本命です。

▲⑨ガイアフォース

父キタサンブラックは血統派として泣かされてきましたが、産駒では泣かされないようにしたいです。

今のところイクイノックスの実績と印象が強烈なので、強くて切れるイメージはありますが、父はパワー型中長距離馬でした。重もドロドロの天皇賞秋を勝っています。

母父クロフネはゴルシ同様屈指の道枠巧者産出種牡馬です。

更に牝系がダンスインザダークにノーザンテーストなので距離的な心配は無用です。

前走はあの聖奈騎手で1:05.8が出たCBC賞の日の快走なので、軽い馬に見られますが、牝系はスタミナ底力がある系統です。

穴人気になっているのが気になりますが逆転があればこの馬です。

〇⑥オニャンコポン

ダービーも穴馬にしましたが、時計が早すぎましたか8着でした。

エイシンフラッシュ産駒は1400mで逃げて実績をあげたりしていますが、本質的には中距離馬でスローやごちゃつかない流れで能力を発揮し、ムラッケがあります。

ただ、この馬は出遅れて先行したホープフルS以外は、この馬なりに走っていますので、エイシンフラッシュ産駒にしては堅実です。

勝っても負けても菅原騎手の継続騎乗は好感が持てますし、母父ヴィクトワールピサからも道悪は克服可能と見ていますので3番手としました。

☆④ラーグリフ

太目でホープフルS3着は能力あるなと思いましたが、伸び悩みました。モーリス産駒なのでもう少し様子を見たいと思います。

前走軽いスピードを見せましたが、Sadler’s Wells、Fairy Kingの18.75%ですし、Roberto血も二筋あります。決して軽い馬ではないので期待値込みで推します。

△⑪キングスパレス

名牝ドバウィハイツ産駒で父がキンカメなので、フィリーズレビューを勝ったリバティハイツの全弟になります。

前走2400mを勝っていますがドスローの上り勝負で、距離的な心配は残ります。

スタートは絶望的で、後ろからの競馬になりますが、その方が距離が持つとは思います。

△①ローシャムパーク

前走の圧勝は圧巻でした。血統的な魅力がある反面、ハービンジャー産駒の休み明けは割り引いて考えていますので3着までとしました。

素軽さはありませんが血統は筋が通っていますので今後中距離路線で活躍しそうです。

【買い目】

馬連 ⑦-④、⑥、⑨の3点

3連単 ⑦、⑨→④、⑥、⑦、⑨→①、④、⑥、⑦、⑨、⑪の24点

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