決してフェアと言えないコースで行われるグランプリレースです。緩やかではあるもののスタートしてすぐにコーナーがあるのはG1の舞台として不適切であると4半世紀以上思い続けてきました。
中山でフェアと言えるコースは1200m、2000m、2200mのみと思いますがいかがでしょう。
有力馬6頭の短評については「阪神カップ、有馬記念とホープフルステークスの有力馬を解説しますコイズSの有力馬を解説します」を参照いただけたらと思います。
【予想のポイント】
【世代】
6歳牝馬(アーモンドアイ、リスグラシュー)、5歳牝馬(グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス)の最強牝馬世代がついに有馬記念で皆退き、新たな時代が始まることになります。
スプリングステークスではピクシーナイトが、秋の天皇賞ではエフフォーリアがグランアレグリアとコントレイルを破りました。
一方で、マイルチャンピオンシップではシュネルマイスターがグランアレグリアに敗れ、JCではシャフリヤールは3着でした。
ある意味、今回は最終決戦でクロノジェネシスVs.3歳世代と見るべきでしょう。
後は、展開のアヤでしょうか。
【時計・展開】
フェアと言えないコースですが、それはスタートしてすぐに最初のコーナーを迎えるからです。コーナーと言えないくらい緩やかですが、外枠から先行するには相当脚を使う必要があります。
大外枠になったタイトルホルダーにとっては、2、3番手につくまでにどのくらいの距離が必要か大きなポイントと言えます。その間外々回らされますからね。
遅くても直線までには番手につけたいところです。
逃げるのは好枠を利してパンサラッサ。前走はテンの3F33.6と1200m戦みたいなペースでしたが、今回は枠も良いので前々走オクトーバーSのような36秒前後ではないでしょうか。
結果スローには流れず、離して逃げたいところです。
3-4コーナー中間までのどのくらい後続が離れているか、2番手にいそうなタイトルホルダーと後続の差が5馬身ぐらいあるかどうかでしょう。
【予想】
【1列目】
◎⑩エフフォーリア
相手有利の土俵で勝った天皇賞秋には驚かされました。
今回は、強い勝ち方をした皐月賞の舞台ですし、距離、力のいる馬場を苦にしない同馬には有利な条件です。早めに前を見ながら5番手ぐらいから直線では前を捕まえて、後ろを抑える。そんな競馬ができるのではないでしょうか。
▲⑯タイトルホルダー
2番手にどこでたてるかが鍵になりますが、1週目の直線に入る前に番手に入って、2度目の直線に入る際、後続との差があれば、粘り腰を発揮すると見ています。
【2列目】
〇⑦クロノジェネシス
重馬場の凱旋門賞帰り、早々にあきらめたディープボンドと違い直線で最後まで叩きあいましたので疲労が残りそう、調教がイマイチ、冬毛が伸びた冴えない馬体。
どれも、クロノジェネシスに関しては、間隔さえ開けられれば、不安なようで不安ではないです。
それでも、クロノジェネシスを本命にしないのは、中山2500mの適性が3歳勢の方があるからと見たからです。
宝塚記念に比べて、去年の有馬記念は勝っても迫られたし、今年の3歳勢の方が相手としては強いと思います。
☆②パンサラッサ
格下ですが、2連勝中です。ロードカナロア産駒なので、スピードは認めるものの、2500mの距離と相手強化がが問題です。
ただ、モンジューのスタミナ血統がどこまで持たせるかは未知の領域です。
タイトルホルダーとのイッタイッタはぜひ押さえておきたい馬券になります。
【買い目】
単勝 ⑯
馬連 ⑩-⑦、⑯の2点に、いわゆる「イッタイッタ」の②-⑯の計3点
ワイド ⑯-⑦、⑩の2点に、同じく②-⑯の計3点
3連単 ⑩、⑯→②、⑦、⑩、⑯→②、⑦、⑩、⑯の12点
ガミそうな買い方ではあります。
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