【ポイントの整理】
【レースの特徴】
東の菊花賞トライアルと言った意味合いがあったが、連勝したのは7年前のキタサンブラックくらいで本番への関連性はそれほどでもなかった。
だが、昨年は2着のアスクビクターモアが菊花賞を制し、一昨年3着のオーソクレースが2着、その前年2は着のサトノフラッグが本番でも3着と、本番とのつながりが濃くなっています。
今年は何といっても皐月賞馬でダービー2着の⑭ソールオリエンスが参戦します。父は春のクラシックは今一つでしたが、ここから快進撃が始まりました。
春は父以上の実績でしたが、ここからも父と同じような活躍が期待されます。
他にもホープフルSの1、3着、重賞2着馬3頭、3連勝中の上り馬など、素質馬も多く、楽しみです。
【馬場・トラックバイアス】
先週は開幕週とは言え金曜日に大雨が降りましたので完全な良馬場とは言えませんでした。
ただそれでも時計は早く、土曜日の1勝クラスで1600m1:32.9が出て、京成杯AHは1:31.6が出ました。
スローでイッタイッタもありましたが、好位差しが決まっていたと言えます。
コースは4コーナー引き込み線からスタートしておむすび型頂点まで1000m最初のコーナーまで距離がありますので、余りハイペースにはなりません。
ただ、そこからは3コーナーはコーナーは緩やかで、4コーナまでの距離が長いため、早めのロンスパ合戦になりやすく、地力が問われるレースです。
引き続き高速で、まだ距離的に短く走った内目を通った方が有利でしょう。普通に流れれば2:11秒台は出るメンバーでしょう。
【枠順・展開】
逃げるようになってから3連勝の⑩ウィズユアドリームは行く一手でしょう。絡む可能性があるのは⑦シルトホルンくらいなので、競ることはなく、1コーナーで隊列が決まるでしょう。
それに、⑤ドゥラエレーデが続く感じでしょうか。前走抑えすぎて人気を裏切った④レーベンスティールは内枠なのである程度行くでしょう。
テンの5Fが61秒を切るくらいで、長く脚が使える先行馬が有利か。
【まとめ】
⑩ウィズユアドリームのペースと⑭ソールオリエンスの位置が注目されるレースになりそう。
先行馬有利の展開なら、展開に恵まれたとはいえG1ホープフルSを勝った⑤ドゥラエレーデは早熟とは言えない血統でもあり、中山得意です。
同じくホープフルS3着の①キングスレインもルーラーシップ×ディープインパクトと、このコース向きの配合で侮れない。
他にも注目すべき馬は少なくない。
④レーベンスティールは、ラジオNIKKEI賞では断然人気を裏切ったものの、単なる騎乗ミスと思えば、モレイラ騎手で再度見直しが必要。
春に素質を見せた⑥シャザーンもひと夏越えてどうなっているか。
【予想】
◎④レーベンスティール
距離◎ コース〇 騎手〇 調教↗
短中距離系リアルスティール産駒ですが、母父が人気の高いトーカイテイオー、祖母はリアルシャダイなので距離はここまでは問題ないでしょう。
ラジオNIKKEI賞では酷い騎乗でまさかの連対外しでした。しかも進路妨害のおまけつきでした。
ここはモレイラ騎手を配し、万全の権利取りでしょう。ソールオリエンスが大事に乗るなら勝機もあるか。
▲⑭ソールオリエンス
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
キタサンブラック×Motivatorですから、父以上に距離が伸びても対応できます。
本番前で余力残しですが、ここでも無様なレースはしないでしょうが、あまり無理せず中団から足を伸ばすでしょう。
〇②セブンマジシャン
距離〇 コース〇 騎手〇 調教↗
ジャスタウエイ×メイショウサムソンならまだ成長途上でしょう。それでも春はまずまずの成績。
祖母はノームコア、クロノジェネシスの母で、一叩きされたここは万全の態勢でしょう。前走のように好位差しを期待します。
△⑩ウィズユアドリーム
サトノダイヤモンド×ディスクリートキャットなのでこのくらいの距離が良いのでしょうが、牝系が一本調子の強い系統で逃げてから3連勝は頷けるところです。
ここも戦法を変える時期ではなく、平均ペースで上手く逃げて、どこまで粘れるか。
△⑤ドゥラエレーデ
先行してこちらもどこまで粘れるか、早熟ではないので、そろそろG1馬の力を見せて欲しい。
【買い目】
馬連 ②、④、⑭のボックス3点
ワイド ②-④、⑭の2点
3連複 ④-②、⑭-②、⑤、⑩、⑭の5点
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