今週の注目馬と先週の振り返り_211003

レース回顧

【今週の注目馬】

今週から日本では秋G1がスタートします。

一方で、欧州では大一番凱旋門賞が行われます。今年は日本から洋芝向きの2頭が参戦することで個人的には久しぶりに盛り上がっています。

馬券もクロノジェネシスの単勝は買おうかなと思っています。

クロノジェネシスについては「クロノジェネシスを解析します Ver3」を参考にしていただけたらと思います。

【スプリンターズステークス】

ジャンダルム

リステッドレースで相手が弱かったとはいえ、3走前同じコース・距離の春雷Sで、トップハンデ57kgを背負って好タイムで完勝しました。

一息入れた北九州記念では出遅れて大外ぶん回しで7着。

前走セントウルステークスでも出遅れて、最後方から追い込んで3着馬とハナ差の4着でした。

出遅れなかったらとは思いますが、出遅れ気味のスタートでも、勝ち負けになりそうな末脚でした。

こういった場合、本番で改善されたケースはあまり記憶にないのですが、実力も血統の裏付けもあるだけに注目しています。

Kitten’s Joyは、アメリカの種牡馬には珍しく、芝向きの中距離血統ですが母が日本のスプリント女王です。

「二度あることは三度ある」か「三度目の正直」か。

レシステンシア

1200mの初戦がG1高松宮記念で2着。

前走セントウルステークスでは番手から抜け出し、ダイワメジャーのしぶとさとジョッキーの腕でもたせました。

母はアルゼンチンのマイラー系ですが、2200mのG1を勝っている女傑です。

南米の繁殖牝馬と相性が良いこともあり、ルメール騎手を含めて有力です。

ピクシーナイト

モーリス×キングヘイロー産駒で1200mは短そうですが、牝系がサクラバクシンオー×オジジアンと短距離系で前走セントウルステークスも勝ち負けでした。

短距離1200mに挑戦してから3戦目ですが、過去2戦はGレースを2着、2着でした。

勝ちみに遅いと言うよりも、勝馬のベストパフォーマンスを発揮された故の敗戦といえるでしょう。

ダノンスマッシュ

ロードカナロア産駒で、牝系は底力とスピードのバランスが取れているように見えます。

香港と国内でG1を制して、再び香港に挑戦しましたが、6着でした。

5か月あけてぶっつけですが、休み明け走るし、調教も万全そうですので、有力ですし、崩れないので、予想の基準になる馬だと思います。

祖母はG1を3勝した名牝ですが、古馬になって成長する血統でもないので、そろそろ衰えが出るかも知れません。

クリノガウディー

とてもスプリンターと言える血統ではありませんが、そこは時計が掛かれば好走可能なことは、降格になった昨年の高松宮記念で証明しています。

その後スランプが続いていましたが、岩田騎手に乗り替わってから復活しました。

早い時計にも対応できるようになっていますし、叩かれて良くなるタイプでもあり、こちらも有力でしょう。

モズスーパーフレア

天才的なスタートダッシュと一本調子のスピードをもってここまで来ました。

逃げないと話にならないのですが、昨年絡まれた天敵ビアンフェも参戦していますし、ファストフォースもいます。

昨年は良馬場の勝ちタイムが1:08.3と異常に時計の掛かる馬場でした。ただ、3F32.8-35.5と3秒近い前傾ラップでした。モズスーパーフレアは10着、ビアンフェは16着(最下位)でした。

今年は良馬場なら時計はでると思います。同じような33秒を切るようなペースでも、もう少し粘れると思いますが、6歳になってしまいました。

【先週の振り返り】

【神戸新聞杯】

◎⑩シャフリヤール    4着

▲⑧イクスプロージョン  6着

〇②ワンダフルタウン   8着

☆⑦レッドジェネシス   2着

△⑤ステラヴェローチェ  1着

良馬場予想で、実際は不良馬場ですから、少なくてもコントレイルと似たようなシャフリヤールには不利、バゴ産駒ステラヴェローチェには有利に働きます。

シャフリヤールは馬場にやられたとは言え、この結果では菊花賞よりも、雨が降っても馬場が良く・距離もあっている天皇賞・秋戦線に向かうほうが良いのではないでしょうか。

勝ったステラヴェローチェも有力かもしれませんが、2着のレッドジェネシスは母方にSadler’s Wellsが入っていて、更に本番中注目したいです。

イクスプロージョンはまだ先でした。

後、青葉賞組は評価を下げざるを得ないかな。

【オールカマー】

◎⑥ランブリングアレー  7着

▲⑫レイパパレ      4着

〇②ウインキートス    2着

△①ウインマリリン    1着

△⑪グローリーヴェイズ  3着

牝馬を中心にそえましたが、順番が違う結果になりました。

昨年秋に調整を失敗したのか、走らなかったので、ウインマリリンの春の実績をもってしても3列目にしてしまいました。

細江純子さんがパドックで絶賛していましたけど、栗毛の馬体はバエますね。

ウインキートスの2着は予想通りでしたが、◎、▲がダメでした。

ランブリングアレーは自信の本命だっただけにショックなのですが、ちょっと行き過ぎて末を失ったように見えました。次走エリザベス女王杯では再度注目したいと思います。

レイパパレはこれで普通の強い馬になってしまいました。気性の激しさは相変わらずで、ずーっと掛かり気味で走っていました。こうしたレース振りでは2200mは長いのかもしれません。

どうも逃げないとG2以上ではダメそうではあります。

グローリーヴェイズはデムーロ騎手が思い切ったレースをしてまくって3着でした。JC?に向けてまずは順調でしょうか。

キングオブコージは特に無理をさせず、典さん末脚に期待した感じですが伸びませんでした。

では。

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