【ポイントの整理】
【レースの特徴】
日本におけるマイルの最高峰のレースで、グレード制導入以前はハンデ戦だった時代もあったが、G1になって錚々たるマイラーが同レースを制しているのがわかります。
中でも1998年のタイキシャトルは欧州G1に勝利するほどで、海外好走のはしりと言えましょう。
「ダービー馬からダービー馬を」はかなり実現してくれましたが、安田記念馬から安田記念をとはなかなかいってくれません。
タイキシャトルは種牡馬として成功しませんでしたし、ダイワメジャー、ジャスタウエイ、モーリス辺りは期待で、アーモンドアイは2、3着でしたが、ロードカナロア産駒は時間の問題かもしれません。
【馬場・トラックバイアス】
土曜日は府中も阪神も共に不良から始まりましたが、阪神は良馬場にまで回復し、1800m外回りでは何と1:44.8と時計が出ました。鳴尾記念だけが時計が掛かっていました。
一方で、肝心の府中は、雨が止んだのは阪神より遅かったとは言え、10Rまでには重馬場に回復し、1400mで遅めのペースで1:21.9でした。
日曜は確実に良馬場で1:32秒台では走れるのではないでしょうか。
内、中から抜け出した馬に、外から襲い掛かる構図でした。バイアスのないフェアーな状態と見ました。
【ローテーション】
ヴィクトリアマイルからの連勝は難しく、グランアレグリアやアーモンドアイでもできませんでしたが、今年のソングラインはどうでしょうか。
アーモンドアイはドバイターフ制覇後の挑戦では3着でした。セリフォスはどうでしょうか。
マイラーズカップ組は案外一息ですが、こちらもシュネルマイスターはどうでしょうか。
昨年勝ったソングラインはヴィクトリアマイル5着からでしたから、やはり上り目が必要なのでしょうか。
モズアスコットは連闘、ダノンキングリーは前年天皇賞秋からと、なかなかローテからは一筋縄ではない。
【枠順・展開】
7枠が3連勝中で、4、5枠も好調で、そこに外、内が絡む感じ。内枠はある程度行かないと厳しいか。
逃げ候補は3頭。距離短縮でも好枠を活かして行くかもしれない③ジャックドール、東京新聞杯を逃げ切った⑰ウィンカーネリアンは先行馬の外枠は不利も三浦君がどう乗るか。三浦君がG1勝つのはここではなさそう。
もう一頭は久々のマイルで暴走癖が治っているとは言い難い②メイケイエールで一度行ってみる手もあるか。
どちらにしてもスローにはなり難く、58秒では流れると見ます。
外や中から、不利なく伸びてこられる馬が有力で騎手の腕が問われるところで、④セリフォスは差し馬には向かない④番枠からどう乗るか。乗り方が最も注目されます。
他有力差し馬は皆5枠以降なので乗りやすいでしょう。
【まとめ】
内枠の先行馬、中、外枠の差し馬を注視したい。
【予想】
◎⑱ソングライン
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
牝馬しかG1を勝てない・非根幹距離が得意のキズナ産駒ですが、牝系の底力でマイルG1を2勝(実質NHKマイルを含む3勝)しています。
距離・コースは抜群の相性で、外枠が気にならないレースなのでここは本命にします。
相手関係はある程度固定されている中、最も順調で、着差はつかないと思うけど勝ち負けできると見ます。
▲④セリフォス
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
ドバイ帰りですが、中内田厩舎ですので心配は少ない。
レーン騎手も言わずもながら乗りに乗れているので内枠を捌けると期待します。
〇⑤ソダシ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
乗り替わりが気になりますが、脚質の割には府中のマイルも走ります。
マイルでは常に想像を超える走りをしてきたので、間隔は詰まるけど得意のコースで2着候補。
☆シュネルマイスター
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
必ず最後は追い込んできますが、少し足りずというレースが続いていましたが、マイラーズカップでは鬱憤を晴らしました。
追走力が落ちてきた点、このメンバーになって勝ち切れない面が出てきます。
個人的には牝系の影響だと思っています。距離を伸ばしても良いのではないでしょうか。
△⑩ソウルラッシュ、⑫ナミュール
両馬とも近走不利もありましたが、G1では今一つ勝ち負けまで行きませんが3着なら。
–
③ジャックドールは前走◎で勝ってくれましたが、一本調子の逃げ馬なので、府中のマイルに向いているとは言えない。
⑰ウインカーネリアンもこの枠では厳しいか。三浦君のG1初制覇ここではないかな。
【買い目】
馬連 ④、⑤、⑱のボックスに⑭-⑱の4点
ワイド 牝馬同士⑤-⑱の1点
3連単 ④、⑱→④、⑤、⑭、⑱→④、⑤、⑩、⑫、⑭、⑱の24点
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