【予想のポイント】
【レースの特徴】
春はマイル、秋は2200mと牝馬限定のG1が設定されています。
また、G1ホースにはこの3週間後に同じ舞台で安田記念がありますので、余力があればそちらも視野に入れている場合もあります。
近年は荒れても中荒れ程度でしたが、2015年は5F56.9の超ハイペースに、追走して脚をなくした人気馬が続出し、逃げ馬・番手馬が2、3着に残り3連単2千万超えの大穴が出るなど荒れるときは3連単10万超えが出るレースでした。
今年は実績的に⑥マスクトディーヴァと⑩ナミュールの2強で売れていますが、どうなるでしょうか。
【血統傾向】
府中の1600~2000mはディープの庭と言えます。このレースでもヴィルシーナの連覇や3年前のグランアレグリア、そして昨年は孫にあたるソングラインが勝っています。
勝馬だけを見ると少ないですが、グランアレグリアが勝った年は馬券内独占でした。他にもサウンドキアラ、プリモシーン、これも孫ですがファインルージュが2着しています。
他ではソダシ、ホエールキャプチャがクロフネ産駒、1:30.5のレコードで勝ったノームコアがナミュールと同じハービンジャー産駒です。
勝ち時計が通常1:31秒前後になることで、スピード重視と思いきや、案外ダート血統やロベルト、キングマンボ系があるとよさそう。
スピード系ではダイワメジャーがこのレース向きのスピードと前受けしての粘りが活かせている。
【馬場・トラックバイアス】
今週からBコースで荒れ始めていた内が奇麗にカバーされていて、土曜日は良馬場で京王杯SCはほぼ完全な平均ペースで1:19.7でした。
もう少し流れていれば1:19秒台前半が出ていたでしょう。
そうなると、勝ち時計は1:31秒は必至で、流れれば1:31秒を切れるような馬場です。
内も残るけど、中・外が伸びているように感じますが、今日はスローなレースが多くあまり参考にならなかった。
【枠順・展開】
近走逃げたのは、大阪杯で逃げた③スタニングローズ、中山牝馬Sでの④コンクシェル、4走前ターコイズSでの⑮フィールシンパシーの3頭です。
③、④はテンのスピードにそれほど早いものはない。このどちらかが逃げた場合は58秒台のこの馬場ではスローと言えるペースになりそう。
唯一流れるパターンは⑭が外からハナを主張することで行き脚がとまらず、そのまま57秒台前半になるパターンだが、ここ2レースは番手で結果を出しているので無理に行こうとはしないはず。
ペースは58秒台から、ラスト3Fは33秒台になりそう。
先行馬であっても土曜の京王杯のように33秒台半ばの早い脚がないと残れない。
枠的には内も外も満遍なく来ていて、Bコース替わりで、赤が若干目立つ程度で大きな利不利はない。
スロー予想なので、外枠の追い込み馬は不利か。
【予想】
◎②フィアズプライド
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗
相性の良いディープインパクト産駒で母父がキングマンボ、牝系は軽いスピードタイプですが、いかにもイン前で受けて早めに抜けて粘り切るレースができそう。
コースは違うがターコイズSの内容が秀逸で、暮れの中山で1:32.7の勝ち時計に上がり3F33.9を出したのは心強い。
ルメール騎手が継続騎乗で、調教も過去最高と見て本命にする。
▲⑥マスクトディーヴァ
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教↗
ローズSの圧勝と秋華賞でリバティアイランドを追いつめて2着したことから、ほぼ世代No2です。
後はマイルでどうかですが前走勝っていますし、富士Sは休み明けで大きく出遅れても0.4差でした。
しかも、どうしてもG1を勝ちたいモレイラ騎手が乗りますし、ローテがいかにもここ向けである点も買いです。
ただ、血統的な好みでルーラーシップ産駒で祖母の父ホワイトマズルで府中のマイル戦で本命にはできなくて、あっさり勝っても不思議はない単穴としました。
〇③スタニングローズ
距離◎? コース◎ 騎手△ 調教↗
キングカメハメハのパワーに好走実績のあるクロフネが母父です。祖母はローズ一族で本番に強そうです。
昨年は先行する馬が出遅れでスローで後方ままでした。
今年は好枠から先行しての粘りに期待します。
ほぼ血統構成からの抜擢です。
△④コンクシェル、⑩ナミュール、⑬モリアーナ
④コンクシェル:前々走から府中のマイルでもと思ったが、やはり母父Galileoの重さが気になる。坂上で瞬発力負けしそうで3着まで
⑩ナミュール:実績と騎手から能力上位だが、このローテーションはいただけない。
⑬モリアーナ:父は中距離系ながら、母父は相性の良いダイワメジャーで久々マイル戦の前走の内容も良かった。前走先着されたウンブライルよりは同斤ならこちらを上位にとりたい。
【買い目】
馬連 ②、③、⑥のボックス3点
ワイド ②-③
3連複 ②-③、⑥-③、④、⑥、⑬の5点
複勝 ②
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