【ポイントの整理】
【レースの特徴】
年2レースある古馬牝馬限定のG1で春はマイル、秋は2200mのエリザベス女王杯です。
これは、春ならこの後の安田記念に、秋なら有馬記念につなげる狙いがあるのですが、現代競馬のローテーションからして、安田記念に挑戦するような馬は少なく、アーモンドアイやグランアレグリアの怪物から、ソングラインやアエロリットのような府中マイル得意でNHKマイルでも勝ち負けした馬が、何故かこちらではいまいちも安田記念で勝ち負けしています。
アーモンドアイとグランアレグリアはここを勝った年の安田記念はともに2着でした。
連勝は難しいのです。
【馬場・トラックバイアス】
基本的にBコース替わりなので早い時計が出ます。ここ5年で1:30秒台が2度出ています。
今年は週末になると雨模様の週が続いていますので、それほど早い時計は出なそうです。1:32秒前後でしょうか。
内も外も伸びる馬場ですが、それなら内を通った方が効率的なので内を通そうとする馬が多かった。
結果、例年よりやや時計が掛かるフェアーな状態と言える。
【ローテーション】
特にこれといって関連深いローテがあるわけではない。
昨年をとってみても、勝ったソダシはフェブラリーステークスから、2着のファインルージュは東京新聞杯、3着のレシステンシアは高松宮記念からだった。
その前年は、勝ったグランアレグリアは大阪杯から、2着ランブリングアレーは中山牝馬Sから、マジックキャッスルは阪神牝馬Sからだった。
【枠順・展開】
逃げ馬がいない。
強いて言えば③サウンドビバーチェだが、逃げ馬とは言えない。先行馬自体⑤スタニングローズ、⑮ルージュステリア、⑯ソダシぐらいしかおらず、スローは必至す。
昨年もスローで46.3-45.9の後傾ラップでした。今年も同等かそれ以上の後傾になりそうで、上りのスピードとその持続力が問われます。
【まとめ】
先行して、早い上りが使える馬が有利に運びそう。
【予想】
◎⑪ナミュール
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
馬体重の増加に伴いレース振りが安定してきた。ハービンジャー産駒はノームコアがここで勝っているし、母父ダイワメジャー、曾祖母は桜花賞馬です。
出遅れ癖が治っていないのが気になるけど、中団から前目につけられるようになった点が買える。末脚の鋭さと持続力が徐々に伸びてきているとみています。
武史君の継続騎乗でそろそろG1制覇したいところ。
〇⑯ソダシ
距離◎ コース〇 騎手◎ 調教→
昨年の覇者で、同じようにスローになることを考えれば、こちらを本命にしなくてはいけないところですが、昨年とは枠と騎手が違います。
乗り難しい一族で、大外枠からいって勝てるかは疑問。
☆⑥ソングライン
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
NHKマイル僅差の2着、昨年は2着と僅差の5着、その後の安田記念を制し、府中マイルでの実績は申し分ありません。
少し枠が内過ぎるので、進路が取れるかが問題です。縫うか外に出す手間がかかるので、勝つまでは厳しいと見ます。
☆⑧ララクリスティーヌ
距離〇 コース〇 騎手〇 調教→
血統的に軽いスピードがあるディープ系ミッキーアイルですが、母父がRoberto系タニノギムレットで底力があり、祖母の父がフジキセキなので、3筋にHail to reasonが入る日本向きの血統です。
☆⑩サブライムアンセム
距離〇 コース〇 騎手〇 調教→
祖母ハッピーパスにシンボリクリスエスと底力をプラスされた母にロードカナロアですから、マイルに合っているし、底力が必要なこのレース向けの血統とみています。
ただ、気性の問題でムラッ気があり、前走は上手くハマりました。
三浦君、先週惨敗の憂さを晴らすか。
【買い目】
馬連 ⑪-⑯が本線、⑪-⑥、⑧、⑩の3点を抑え
ワイド ⑪-⑥、⑧、⑩の3点
3連単 ⑪→⑥、⑧、⑩、⑯→⑥、⑧、⑩、⑯の12点
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