東京新聞杯
【予想のポイント】
【レースの特徴】
春のG1や海外遠征に向けて、トライアル的なレースが多くなってくる時期ですが、マイルG1はまだ5月以降ということで、時間があります。
ここは、春のために賞金を加算しておきたい陣営が本気を出すレースです。
昨年は45.8-46.0=1:31.8と完璧なペースでウインカーネリアンが逃げ切りましたが、基本的にはこの時期は春よりも若干パワー寄りになるため、差し・追い込み馬の活躍も目立ちます。
また、昨年2、3着のナミュール、プレサージュリフト、1昨年はファインルージュが2着、2020年はプリモシーンが勝って、シャドウディーヴァ2着と牝馬の活躍も目立ちます。
ここからヴィクトリアマイルへ向かう馬が増えてきています。
【馬場・トラックバイアス】
今年は例年よりも時計が早く、今週も雨は降っていませんので。
今週もBコース使用ですが、雨は中間降っていません。
先週の例年に比べると高速傾向は引き続き継続中でしょう。
今年もペース次第では1:32秒を切るようなタイムが出るかも知れません。
【枠順・展開】
昨年逃げ切った⑤ウインカーネリアンは行く馬がいれば番手でもレースができます。
他に行きそうな⑬トゥードジボンも⑪マテンロウスカイも行ければ行く馬なのでやや早めの平均ペースか。
前走金杯で大逃げを打った③ドルチェモアは逃げ馬ではないが、今回はどう乗るかもカギ。
まだ、馬場は良好な状態なので枠の利不利はあまりない。
【予想】
◎⑯アヴェラーレ
距離◎ コース〇 騎手〇 調教→
母は一本調子の逃げ馬でしたが、こちらは父の影響が大きく差し脚で勝負するタイプ。
前走は伸びない大外から上位3頭が内埒沿いで争うところ4着に上がったところがゴールだった。
シルクレーシングの馬なので多分これで引退で、仕上げ切ってくるものと思われます。
イマイチのキングスコート騎手ですがここは大外枠で不利ではあるが、不利は受けないので堂々と差し込んで欲しい。
▲⑨ウインブライル
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗
血統から注目していたが、作春急速に力を伸ばし、NZT、NHKマイルともに2着と結果を残しました。
秋を全休させ、9か月振りですが調教は質量ともに走っています。
OP勝ちに、G2、G1で2着はあるものの、もう少し賞金を加算しておきたいところです。
ルメール騎手でもあり、勝ち負けと見ました。長期休み明けの分評価を下げました。
〇⑥マスクトディーヴァ
距離〇 コース◎ 騎手〇 調教→
昨秋驚異的なレコードでローズSを圧勝すると、秋華賞では悔やまれる2着でリバティアイランドに迫りました。ローズSの2着ブレイディヴェーグが、その後エリザベス女王杯を勝っていることから、ここでは格上的存在と言えるでしょう。
ただ、ここは初めてのマイル戦で、血統的にも決してマイラーと言えず、ホワイトマズルの難しい血も入っているので、その分評価を下げ〇としました。
△⑦ジャスティンカフェ、⑪マテンロウスカイ、⑭サウンドビバーチェ
⑦ジャスティンカフェ:あまりマイラーとは言えない血統で、実際重賞で勝ち切ったのは1800mでした。ここも好調瑠星君でが乗りますが勝つまではどうか。
⑪マテンロウスカイ:マイルに変えたらあっさり勝利しました。案外マイルが合うようです。モーリス産駒の適距離判断は難しい。
⑭サウンドビバーチェ:休み明け惨敗後、阪神牝馬Sを勝利し、ヴィクトリアマイル5着。今回もターコイズ惨敗後で変わり身があるか。
【買い目】
馬連 ⑥、⑨、⑯のボックス3点
3連複 ⑨-⑥、⑯-⑥、⑦、⑪、⑭、⑯の7点
きさらぎ賞
【予想のポイント】
【レースの特徴】
時期的に谷間の3歳重賞ですので、谷間の馬たちが賞金を積んでクラシック参戦への確証を得たいところです。
実際、近年勝馬で、その後クラシックで好走したのはサトノダイアモンドくらいです。
過去3年は中京2000mで実施されましたが、今年から京都1800mに戻りました。
この直線平坦で3コーナー坂の頂上からよーいドンになるレースで意外と底力が必要です。
2016年はサトノダイヤモンドが圧勝して、唯一1:47秒を切っています。この年は3着までディープ産駒独占でディープの庭でもありました。ディープの孫たちはどうでしょうか。
今年は大物観があるのは新馬を勝ったばかりの2頭くらいで、これらもここを走ってみないとわからない状況なので、このワンターンの1800mに変わったことで変わり身を見せる馬がいればくらいです。
勝ち方にもよりますが、クラシック本番に直結するようレースではないと見るべきでしょう。
【馬場・トラックバイアス】
今週からBからCコースに替わり、内はカバーされましたが、先週も馬場の真ん中あたりと内1頭分が良かったようで、基本やや時計の掛かる良馬場でもややパワー寄りの馬場でした。
今週も良馬場で、中間若干の降雨はあったようですが時計は先週同様の良馬場でしょう。
エルフィンSはスローで1:35.1でしたが、流れた未勝利では1:34.4と速く時計が出始めています。
先週は先行馬でも、直線向いてから馬場の中目を通して好走していました。
一番伸びるのは中で、色が変わる大外は芝が強いのか、かえって伸びませんでした。
ここは勝ち時計は1:48前後になるでしょう。
【枠順・展開】
逃げるのは前走ホープフルSで逃げた④ヴェロキラブトルで、番手馬⑦レガールデルシエロは好スタートからそのままハナはあるか。
後は、番手から抜け出してのみ勝利している⑨ジャスティンアースも行くか。
テンのペースは上がらず60秒前後、坂の頂上残り4Fからレースが動くか。
枠は特に利不利はなく、中から外目が良さそう。
【予想】
◎⑩ブエナオンダ
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
京都2000mで新馬を圧勝し、同条件の若駒Sを使ったが、重馬場のせいか、思いの外成長していないのか3着でした。
中1週でここなので、ローテは厳しいですが、ここで真価が問われます。
リオンディーズ産駒なので、コーナー4回のコースより、距離短縮を含めてワンターンがプラス条件と見て本命にします。
川田君に見放されましたが、豊君への乗り替わりで楽しみです。
▲⑥ナムラエイハブ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
すでに6戦目になりますが、馬体が増えるにつれて内容が良くなり成長期にあります。
しかも、リアルスティール×エンパイアメーカーなので、ワンターンの1800mはベストの条件と見ます。
上り調子を含めてあっと言わせるならこの馬。
〇⑦レガールデルシエロ
距離〇 コース〇 騎手〇 調教↗
札幌1800mで圧勝と、時計の掛かる1800mで実績を残しています。
母はマンハッタンカフェ産駒ですが、実績はマイラーでした。
そこに父ロードカナロアなので、適性距離はまだ不明ですが、札幌の1800mを楽勝するくらいなら京都の1800mは問題ないでしょう。
能力が足りるかですが、好調です。
☆⑫ビサンチンドリーム
距離〇 コース〇 騎手〇 調教→
前走内伸びの内回りの馬場で大外一気を決めた。メンバーで唯一大物観がある馬です。
△⑤シヴァース、⑧ファーヴェント
⑤シヴァース:とにかくモーリス×ヴィブロスと超良血で新馬勝ちなので人気になりそう。この世代はモーリス産駒が多く活躍していますが、晩成且つ気性の激しさで出世を妨げていますのでどうか。
⑧ファーヴェント:新馬勝ち→東スポ杯3着なので、ここは敗者復活で川田君を確保しました。ハーツ産駒は仕上がりが早くなっていますが、基本的にはまだ先でしょう。
【買い目】
馬連・ワイド ⑥、⑦、⑩のボックス3点に⑩-⑫を抑える
3連複 ⑩-⑥、⑦、⑫-⑥、⑦、⑧、⑫の6点
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