七夕賞のポイントと予想

レース予想

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

福島最終週に行われていましたが、2週目になって馬場的にフェアにはなっています。

最終週だと内が荒れて、外枠有利になっていました。

昨年も大外枠エヒトが勝ちましたが、1:57.8と好時計でしたので、エヒトが強かったと言うことでしょう。

先週のラジオNIKKEI賞は好位につけた6、7番枠の2頭で決まり、断然人気の14番は抑えすぎて、ラスト猛然と足を伸ばしましたが、他馬の進路を邪魔した上に、3着に敗れ、賞金を上積みできませんでした。

あくまでも、この時期のやや時計の掛かる小回りコースでの適性とハンデが問われるG3であるという位置づけでしょう。

【馬場・トラックバイアス】

先週のラジオNIKKEI賞では先行して馬場に内目を抜け出した2頭で決まっていた。

ただ、土曜日の降雨が内枠に影響がでそうにありませんので、馬場の中を突いて伸びてくる馬が有利に見えました。

土曜日の2勝クラス2000mでは61.2-59.9=2:01.1でした。七夕賞は流れそうなので、1:59秒前後は出そう。パワー寄りのスピードが必要です。

【ローテーション】

梅雨時で、初夏の暑さもあり、年明け半年経過していることから、余り詰めて使い続けている馬は一気に疲れが出るかも。今年4戦目以上は注意が必要です。

休み明けでも外厩を含めて運動量が十分なら仕上がりは早そう。今後どこを使うかも読んで、ここが勝負か見極める必要があるか。

【枠順・展開】

絶対逃げたいと言う馬はいないが、逃げたい馬は少なくない。しかも外枠に先行馬が集中しました。

内には③バトルボーンがいますが、番手を確保するべく行く構えは見せるでしょう。

⑦トーラスジェミニはもう行く元気はなく、⑬ヒンドゥタイムズ以外の6~8枠の5頭が先行馬で、⑪フェーングロッケン、⑫ショウナンマグマ、⑮セイウンハーデスあたりが行きそうです。

前走出遅れ気味に出て、内から差し切った⑭テーオーソラネルと⑯シフルマンは無理をしないでしょう。

勝ち切れていませんが、過去3戦逃げて3着以内のフェーングロッケンは福島ならなお行きたいところです。逃げの松若君を配して飛び出すのではないでしょうか。

【血統】

有力馬の内、3頭がシルバーステート産駒です。ここまで重賞はウォーターナビレラのファンタジーSのみです。同馬の桜花賞後の成績から早熟疑惑もあり、シルバーステート自体早くして故障してしまったので、健康面での心配もあります。

ただ、③バトルボーンは母父ジャングルポケット、⑭テーオーソラネルはキングヘイロー×トニービン、⑮セイウンハーデスは母父マンハッタンカフェなのでいずれも早熟とは言えず、4歳の初夏でピークを過ぎるとは思えません。また、いずれもシルバーステート産駒らしく、先行して結果を出しているので有力です。

⑪フェーングロッケンはブラックタイド産駒で母父キングヘイローでいかにも福島向きの血統で、勝ち切れないものの馬券の軸と言う点ではここか。58㎏がどうかですが、いかにもハンデキャップホースタイプで問題ないと見ます。

ルーラーシップ×ディープインパクトが流行していて「ルーパクト」とも言われていますね。エヒトは昨年の覇者で、マクリタイプなので、外目の枠が欲しかった。内でじっとしていて直線縫って出てこれるか微妙。

【まとめ】

心配された雨はそれほどでもなく、内外フラットな馬場でしょう。

そうなると、早めのペースでも差し馬は直線に向くまで3列目にはいたいところです。

外目の枠から先行馬が1コーナーに殺到しそうなので、平均から前傾ペースになりそうです。

【予想】

◎⑭テーオーソラネル

距離◎ コース〇 騎手〇 調教↗

シルバーステート産駒の中では、オープン実績はありませんが、3連勝中で前2戦で逃げ切り勝ち、前走は差して勝った自在性と状態の良さを買いました。

三浦君に期待します。

▲①エヒト

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↗

本命候補でしたが、最内枠と言うことで、若干評価を下げました。

同馬は外目をまくるイメージがあることから、内でじっとして抜け出てくるイメージがわきにくい点があります。

また、1週前には坂路で48.9-24.0-11.9の快時計を出しており、海外帰りの疲労は感じさせません。

もう大ベテランの勝春が今一度良さを引き出せるか。

〇⑧ガロアクリーク

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

クラシック路線で好走してきた実績は上位です。長期休養明け2戦目でどうかと言うところですが、時計の掛かる福島は合いそうです。

2000mは3着した皐月賞の距離です。

隠れた好騎手武蔵君にチャンスが回ってきました。

☆⑪フェーングロッケン

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→

58㎏が鍵ですが、ハンデキャップタイプとみていますので、克服可能です。

調教から良化は感じられないこと、展開が厳しくなりそうなので2着候補としました。

△⑬ヒンドゥタイムス

トップハンデで、厳しいと思いますが、展開が向きそうなので3着候補としました。

バトルボーンはいつもより長い休み明けの昇級初戦、斤量+で鞍上弱化なので嫌いました。

【買い目】

馬連 ①、⑧、⑭ボックスと⑪-⑭の4点

ワイド ⑧-①、⑭の2点

3連単 ①、⑭→①、⑧、⑪、⑭→①、⑧、⑪、⑬、⑭の18点

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