競馬は平和の象徴(コロナ禍の中で)

Opinion・特集

私はこれまで海外、特に開発途上国で仕事をすることが多かったのですが、休暇で一時帰国したときには必ず府中か中山にいったものです。

レース中の広々としたコース。そこに映えるサラブレッド。スタンドの観衆と歓声。

「日本は平和だなー」といつもこの感覚を確認するために行っていたのではないかと思います。日本で絶対的に「平和」を享受できる「場」、それが私にとって競馬場なのです。

ただ、現在コロナ禍で3月下旬にアフリカから帰国しましたが、2週間の自己隔離の後は緊急事態宣言下で外出できず。緊急事態宣言あけても競馬場は無観客での開催で、今でも継続中です。

寂しい限りですが、このような状況の中、現場にはいけなくても毎週競馬を観られる幸福感はあります。

そしてなんと言っても、この状況の中、競走馬にとって年を跨ぐ延期が利かないクラシックが予定通り行われたことは不幸中の幸いでした。

しかも、牡・牝ともに無敗の2冠馬の誕生と出来すぎた結果までついてきました。

結果はどうあれ、このまま菊花賞が終わるまで無事滞り無く開催されることを祈りましょう。

アメリカでは三冠レースの第1戦、ケンタッキーダービーは5月第1週から9月に延期され、プリークネスSは10月に延期されるなど、かなりの変則開催になっています。

これを考えれば日本の関係者に感謝したいと思います。

また、一刻も早く、競馬観戦ができる日常を取り戻し、平和な世界を享受したいと切に願います。

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