今年は中京競馬場で行われるシンザン記念です。
牝馬は桜花賞、牡馬はマイル路線に向かう馬たちの1戦です。
ククナの能力が抜けているので、1番人気になりそうです。
今年は牝馬に特徴のある面白い馬たちが多く、牡馬路線は混沌としていて、牝馬時代はまだ続くかなと思えてきました。
各馬診断
ククナ
【血統】 キングカメハメハ×ディープインパクト産駒です。
母クルミナルはたった5戦でしたが、桜花賞2着、オークス3着の世代トップクラスの牝馬でした。また、ディープインパクト産駒らしく切れのある末脚が持ち味でした。
【距離】→ これまで1500~1600mで結果を出しているので、母の末脚に加えキンカメの地力が加わり桜花賞はもちろん、馬場さえよければオークスも問題ないでしょう。
【ローテ】↗︎ ジュベナイルフィリーズをパスしてここに出てきました。馬体が大きくはないので、結果にかかわらず、桜花賞ぶっつけかと思います。
【その他】↗︎ 前走は道中包まれ、直線向いたら前は壁、徐々に外へ持ち出し、前があいたときは残り1Fでした。ソダシと同等か、それ以上の能力を持っていることを証明していますので、ここは通過したいところです。
今度はルメール騎手やってくれると思います。
バスラットレオン
【血統】 キズナ×New Approach(Nureyev系)産駒です。良馬場での決め手に欠ける血統かと思います。逆に時計が掛かれば力を発揮できそうです。キズナ産駒はG1では今のところ買えませんが、こういうレースでは買えるいわゆるハンデキャップホースタイプが多い。
【距離】↘︎ ハンデキャップホースで早い脚に欠けるのでマイルは向かないのは前走から明らかです。もう少し距離が合った方が良いでしょう。
【ローテ】→ 5戦目ですが、前々走で馬体重が増えていました。タフな血統でもありこの辺がピークかと思います。
【その他】↘︎強くなるのはまだ先なので、もう少しじっくり使って欲しいところですが、クラシックを考えたら、じっくり行けないのでしょうね。
京成杯が良かったと思います。
レゾンドゥスリール
【血統】 ハーツクライ×ウォーエンブレム産駒です。
母ローブディサージュはジュベナイルフィリーズに勝っています。ハイペースで底力のレースになった場合、力を発揮する馬でした。
【距離】→ マイルの新馬を勝って2戦目です。それでも人気になりそうなのは、母と、前走の上り33.4と、勝ち時計の1:35.5かと思います。母のことを考えればハーツ産駒のマイラーかもしれませんが、距離への適応という点では、今後まだまだ変わっていくかと思います。
【ローテ】→ 前走から中6週です。
【その他】↗︎ 前走は引っかかって行って、抑えて、更に早い脚を使って勝つという味のある勝ち方をしました。
川田君の継続騎乗は良いですね。
ダディーズビビッド
【血統】 キズナ×フレンチデピュティ産駒です。馬力型マイラーと言うべきでしょうか。
【距離】↗︎ すでに4戦全てマイルでの競馬を続けているのは馬にもよりますが、良いと思います。
【ローテ】→ 5戦目ですが、デビュー以来馬体重が増え続けていて、血統通りタフさがあります。スローの競馬が多く、ダメージもそれほどではないので、これでも馬体重が増え続けるのであれば、更にスケール感を増しそうです。
【その他】→ 豊君の継続騎乗は心強いと思います。
同じコース・距離でこのコンビで勝っていますので競馬はしやすいでしょう。
セラフィナイト
【血統】 ルーラーシップ×ディープインパクト産駒です。祖母スリープレスナイトはスプリンターズSを勝っていますが、母は400kgにも満たない馬体のせいか1200mの新馬で勝ったのみでした。父がルーラーシップになり、馬体も440kg台なので母のようなことはないでしょう。
【距離】→ 平均スピードで勝負するルーラーシップ産駒ですが、母方から強力なスピードとキレを受け継いでおり、マイルから1800mまでは問題なく、ここも有力でしょう。
【ローテ】→ 3戦目ですが、前々走から前走まで中5週、前走から中6週で臨むので特に問題はないでしょう。
【その他】→ 朝日杯FS組への挑戦権を得るためには、ここで勝ち負けが必要です。
中山金杯でココロノトウダイが惜しかった丸山君ですが、ここでも期待したい。
ロードマックス
【血統】 ディープインパクト×Dubawi(Mr. Prospector-Seeking the Gold系)産駒です。前走は決め手に欠けましたが、京王杯2歳Sでは2着に入りました。
【距離】→ 前走はG1で足りませんでしたが、改めて。1ターンならもう少し距離があってもいいでしょうか。
【ローテ】↘︎ 5戦目ですが、前々走で馬体重が減っていました。前走はタフな競馬で、それから、中2週ですので厳しいローテと言えます。
【その他】→ 岩田望来君の継続騎乗です。前走は外枠から行きすぎた観がありました。
マリアエレーナ
【血統】 クロフネ×ディープインパクト産駒です。小柄な牝馬ですからいかにも軽い切れ脚がありそうです。母テンダリーヴォイスはワグネリアンの全姉で、小さな馬で早熟だったかフェアリーS3着、アネモネSを勝って桜花賞に挑戦しましたが、そこまででした。
【距離】→ クロフネ産駒でもあり、小柄な牝馬でマイルまででしょう。
【ローテ】→ ここまで3戦して、馬体重が減っていませんし、前走は楽勝だったので、中3週はギリ持つかと思いますが好ましくはありません。
【その他】→ 桜花賞に行きたいところですが、牡馬との一戦は有利とは言えません。
ここで手応えを掴みたいところです。
当日の馬体重はチェックしたいところです。
今のところ…
本命は断然ククナです。阪神ジュベナイルフィリーズの上位4頭に匹敵する馬だと思います。
癖馬リフレイムを含めて、桜花賞路線は多士済々です。
人気になるので、外を回すのでしょうが、金杯を含めて内伸び馬場なので何かにやられるかもしれませんが、1頭軸です。
1戦ですが味のある勝ち方をしたレゾンドゥスリール、前走府中での勝ち方が良かったセラフィナイト、G3になってロードマックス、小柄だけどマリアエレーナ、あたりが相手でしょうか。
ダディーズビビッド、バスラットレオンはスケール感がないのですがキャリアを活かせれば着でしょうか。
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