【予想のポイント】
【能力比較のポイント】
過去2年の勝馬がホープフルSからの直行組が勝利しています。
そうなると、年明けのトライアルレースを好走してきた馬たちとの比較が難しいのですが、今年はダノンザキッドと、朝日フューチュリティS2着のステラヴェローチェがトライアルレースをステップして本番に向かいました。
いくら外厩制度が充実していても、叩かれた方が上昇する馬、レース運びに不安があったりする馬はぶっつけは怖いものです。
ダノンザキッドは叩かれた方が良くて、行きたがる癖がある点で一度使っておきたかったと思いますが、レースではペースはスローで、行きたがった点を無理に抑えて、4角外に持ち出すなど最悪の展開で3着でした。本当に強い馬なら負けても強しという点を見せるのですが、そうはなりませんでした。また、行きたがる課題は解決されないままでした。
ステラヴェローチェはマイル3戦で、いきなり皐月賞にしたくなかったのでしょう。ちょうど中間点の1800ｍ共同通信杯を選びましたが、スローにハマって5着でした。
共同通信杯組全体に言えるのですが、ペースも超スローで、早めの流れ、コーナー4回の小回りは未経験のままでした。
とにかく、年明けのステップレースは皆どスローか道悪で、能力比較が難しいところがあります。
そのへんの力関係をどう見るか、予想のポイントになるでしょう。私は血統重視で能力を想像したりしますが、やはり2歳チャンピオンやそれに準じる馬は、トライアルレースで負けても、それなりに評価したいと思います。
【馬場・時計】
今日は芝のレースが少なく、山藤賞の勝ち時計が、5F1:00.4-1:00.6=2:01.0の平均ペースのレースでした。少しかかっていました。
そのまま良ばななら、2分を切る競馬になったと思いますが、今夜未明にはやむ予報ですが、結構降り続けています。
朝からは晴れる予報でもあるので、馬場は稍重くらいには回復すると見ています。
結果勝ち時計は2:01秒位ではないでしょうか。
【展開】
本番で多頭数、コーナー4回まわり、直線も短く、直線一気はなく、早め早めの展開になるので、ある程度のスピードの持続力が必要です。
メンバーを見渡すとワールドリバイバルとタイトルホルダーが外目の枠から先行し、グラティアスも外枠ですが、スタートが良いので前につけるでしょう。また、大外レッドベルオーブも掛かるかもしれません。
それにラーゴム、ダノンザキッドがついて行くでしょう。この2頭には良い流れかと思います。
【全頭診断】
有力馬?9頭について「皐月賞を展望します」で紹介していますので参考にしてください。
① アドマイヤハダル 距離･コース〇 ローテ〇 調教〇 道悪疑問
② ルーパステソーロ 距離･コース△ ローテ△ 調教〇 内埒戦法も
③〇ステラヴェローチェ 距離･コース〇 ローテ◎ 調教〇 道悪得意･器用さ要
④ イルーシヴパンサー 距離･コース〇 ローテ△ 調教〇 権利取りたい
⑤ ヴィクティファルス 距離･コース〇 ローテ△ 調教〇 道悪得意
⑥ ヨーホーレイク 距離･コース〇 ローテ◎ 調教◎ 善戦MAN？
⑦△エフフォーリア 距離･コース〇 ローテ◎ 調教△ ダービー向き
⑧◎ダノンザキッド 距離･コース◎ ローテ◎ 調教〇 勝ち負けか
⑨☆ラーゴム 距離･コース〇 ローテ◎ 調教◎ 要積極騎乗
⑩ シュヴァリエローズ 距離･コース〇 ローテ〇 調教〇 堅実も厳しい
⑪ ディープモンスター 距離･コース〇 ローテ〇 調教◎ スミレS組？
⑫ ワールドリバイバル 距離･コース〇 ローテ△ 調教〇 逃げて活路
⑬ タイトルホルダー 距離･コース◎ ローテ△ 調教◎ 先行しぶとい
⑭△アサマノイタズラ 距離･コース◎ ローテ△ 調教〇 道悪得意
⑮▲グラティアス 距離･コース〇 ローテ〇 調教〇 レースセンス高
⑯ レッドベルオーブ 距離･コース△ ローテ〇 調教〇 マイラーも
【予想】
馬場は稍重でパワーのいる馬場を前提として予想します。
【1列目】
◎本命⑧ダノンザキッド
今度は川田君は引っ張り倒すような乗り方はしないでしょうし、その必要もないと思います。これまで通り好位から抜け出すレースができると思います。
負けましたけど、弥生賞を叩いたのはプラスに働くと見ました。
弱点は勝負根性とハーツ系が活躍できる時期ではないことですが、2年連続でハーツ系が2着しているので、ローテーション次第では好走可能な時代になったと言えると思います。
▲単穴⑮グラティアス
3戦目。ドスローのレースをレースセンスだけで連勝しました。
今回は流れて外枠で、これまでの流れとは比べられないペースでどうかですが、近年アルゼンチンからの牝系が想像以上に走っていますし、何といってもレシステンシアの異父弟ですから時期的にハーツが走る時期ではありませんが無理筋承知で単穴とします。
【2列目】
〇対抗③ステラヴェローチェ
晴雨兼用でしっかりした差し脚を持っていますので対抗です。
まだ、コーナー4回のコースを回っていないことで勝ちまで届かないとしました。
☆2着候補⑮ラーゴム
オルフェーブル×ミスプロ系はエポカドーロが思い起こされます。一本調子なので切れる脚はありませんが、流れればしぶとく粘るシーンがあるでしょう。
友一君には4角先頭みたいな積極的な騎乗を期待します。
【3列目】
△3着候補⑦エフフォーリア
狙いはダービーでしょう。小回りの道悪では評価を下げました。ダービーでは2列目以上にします。
△3着候補⑭アサマノイタズラ
スプリングSでは最も強い競馬をしました。嶋田騎手の継続騎乗はこの時代に好感が持てます。ぜひ頑張って欲しいですね。ただ、いかにもハンデキャップホースっぽいので3列目にしました。
本当は、スプリングSが良馬場だったらボーデンが勝ち負けしていて、本命にしたいと思っていましたが、本番も雨ですのでダメだったと思います。
【買い目】
単勝 ⑧ダノンザキッド 複勝⑮グラティアス
馬連・ワイド ⑧-③､⑨､⑮の3点づつとワイドで⑮-③､⑨ の2点を追加
3連単 ⑧､⑮→③､⑧､⑨､⑮→③､⑦､⑧､⑨､⑭､⑮の24点
現在日付が変わりましたが、雨まだ結構降っています。
コメント