6月府中での新馬の勝ち方が良かったノッキングポイントがここから始動することで人気になりそうです。
その他、近親に重賞馬がいる馬が5枠以降に集まりましたので距離適性について解説をします。
各馬の血統短評
⑤ノッキングポイント
母チェッキーノは年明けアネモネSを勝ちましたが、桜花賞を回避し、オークスを目指しフローラSを圧勝してオークスに臨みましたが、シンハライトに屈しての2着でした。
その後故障し、2年後に復活しますが2戦して勝てずに引退しました。
ノッキングポイントは初仔です。
復帰なんて考えなければ、少なくともあと1頭先にいたと思うと残念な気持ちもあります。
父モーリスは無敵のマイラーでしたが、引退前2戦で2000mG1を連勝しました。本当の意味での適距離はわからずじまいでした。
産駒の適距離も様々で、G1勝利はピクシーナイトのスプリングステークスだけですが、母方の影響を受けて様々な距離で活躍馬を出しそうです。
新馬はスローを奇麗に折り合い、直線進路を確保してからは父・母譲りの末脚、3F33.2で完勝しました。
ただ、祖母ハッピーパスからはチェッキーノの他にコディーノが産駒としていますし、今年のフィリーズレビューのサブプライムアンテムは孫になります。
クラシックロードを賑わせますが、トライアルホースで本番では勝ち切れずに終わってしまう面はぬぐえません。
もちろんここはG3で軽い競馬になりそうですし、府中でルメール騎手ですし、勝ち負けに持ち込めそうです。
将来的に2000mまでは持ちそうですし、オークスも折り合いが良いので世代戦なら頑張れるでしょう。
⑥レッドソリッド
父ドレフォンは初年度から皐月賞馬ジオグリフを輩出し、日本競馬への適性と血統の字面以上に距離も持つことを証明しました。
とは言ってもダービーでは惨敗していますし、常識的にはマイル前後が本来の距離でしょう。また、ダートの活躍馬ももちろん出そうです。
母ステレオグラムの父ローエングリン、母ステレオタイプですから、皐月賞馬ロゴタイプの全妹になります。
小倉の1800m新馬をかろうじて逃げ切り、札幌2歳Sに挑戦しましたが、番手から4角先頭も残り1Fで脚が上がり9着でした。
能力的に疑問符がつきますし、追ってからの味はありませんが、距離短縮、馬場が軽くなったことはプラス材料でしょう。
⑦ドルチェモア
母アユサンは桜花賞馬でディープ×Storm Catの黄金配合のマイラーでした。
今回は父が平均ペースのルーラーシップと言うことで、差し脚よりも小回りのマクリか、逃げ先行で力が出そうです。
初戦は競っているようで、途中かなり弛んだ展開になり、直線並びかけられたところから突き放す競馬でした。
直線長い府中ですが理想は溜め逃げではなく、ある程度ペースを上げて逃げれれば府中でも好走できるか。
⑧シルヴァーデューク
血統的にはもう少し長い方が力が出るかと思いましたが、1800mを得意としたシルバーステートにロックオブジブラルタルなので、1800mよりもう少し短い方が良さそうです。
祖母からマイラーで桜花賞馬ラインクラフト、ダートのプロキオンS勝ちなどマイルチャンピオンシップでも3着が2回あるアドマイヤロイヤルがいる血統で、牝系もマイルが良さそうです。
小倉1800mで3着の後、新潟1800m完勝していますので、距離短縮のスピード競馬になりそうなので、真価が問われますが、上り目があるか疑問が残ります。
⑨フロムナウオン
モーリス×キンカメは⑤ノッキングポイントと同じです。
キンカメは母系の血を活かします。祖母はサンデー×Secretariatなのでスピードがありますし、実際祖母の産駒からは名マイラー・グランプリボスが出ています。
ただ、母アドマイヤキュートはダートの中距離を3勝して引退していますので、案外パワー型でした。
一方で、血統的には近年大安売り状態ですが、サンデーの18.75%で馬格の逞しさはあるものの、スピードと底力は期待できそうではあります。
雄大な馬格の持ち主なので小回りでコーナー4回のコースよりもワンターンのマイルの方が良いに決まっていますので、一番変わり身がある可能性はこの馬でしょう。
いまのところ
新馬の勝ち方からノッキングポイントが人気にもなるし有力でしょう。好スタートからスッと折り合えたレースぶりが好感触ですし、末脚もすごかった。1倍台の人気になりそうです。
次いで桜花賞馬を母に持ち、展開に恵まれたとはいえ、味のある新馬戦だったドルチェモア。
穴なら、大回りになって変わり身が期待できるフロムナウオンかと思いますがフロムナウオンは3番人気ですね。
開幕週ですし、月曜まで競馬がありますのでここはおとなしく3連複⑤、⑦-⑧、⑨2点だけ買ってみます。
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