昨年はソダシの勝利でアイドル誕生シーンを演出しました。
今年はディアドラの全弟リューベックのレースぶりが注目です。
また、馬場が特殊な状況となっていて読み難さもあります。
【新馬の勝ち方から】
【ジオグリフ】
府中の良馬場で1:48.2ですが5F62.9の超スローペースで時計は見るべきものはありませんが、3番手から上り最速33.3で抜け出しました。
短距離系かと思われたドレフォン産駒ですが、札幌2歳Sにも2頭出ていますし、思いの外距離が持ちそうです。
【トップキャスト】
新馬にしては5F60.2と自らペースを作って逃げ切りました。ラスト1Fは13.0と掛かりましたが、差がついていてのもの、勝ち時計の1:48.5は函館では相当な時計です。
2着馬も、2戦目で勝ち上がっています。
【血統から】
【リューベック】
ハービンジャー産駒で、名牝ディアドラの全弟になります。ディアドラは秋華賞に勝ち、古馬になってからは欧州で活躍し、G1ナッソーSに勝っています。
また、4歳夏にはクイーンSを後方からヒトマクリで圧勝していることからも、この血統の洋芝適性は相当高いと言えます。もちろん同距離の1800mも2000m前後に適性があると見えますので全く問題ないでしょう。
【ジオグリフ】
重賞で活躍していた追い込み馬アロマティコに新種牡馬ドレフォン産駒です。
新馬の抜け出した脚が府中とは言え33.4と速く、洋芝でも同じ末脚が繰り出されるかがカギになります。
ドレフォンはBCスプリントに勝つなど短距離G1を3勝しました。血統的にもスピードタイプと言えるのですが、母アロマティコは中距離での活躍が目立っています。
ドレフォン産駒はもう一頭マンハッタンカフェの肌をあわせたユキノオウジサマも出ています。
洋芝の1800mで活躍できるようなら距離も母方によっては幅が持てることがわかるので、その点で興味深いレースです。
【馬場・時計】
先週日曜日の最終レースである2勝クラスの支笏湖特別は5F60.1-47.5=1:47.6とメインレースで時計が掛かったこととは裏腹にそこそこの時計が出ました。
また、中距離では先行馬有利のように見えるます。
2勝クラスなので、同レヴェルの時計が出てもおかしくないと思います。
力がいるから大型馬が有利かと言うとそうでもなく、さすがに内は伸びなく見えますが、かと言って外差しとも言えない。
何とも言えない馬場ですが、言えることは内を1周通ることは不利で、内でずーっと閉じ込められることは避けたいところです。
【展開】
速めにペースを作ったのは3F36.0のトップキャストで、出来れば逃げたいところ。
リューベックは新馬は逃げ切り勝ちでしたが、将来のことを考えればここは抑えたいところですが、最内枠で思い切って下げるわけにはいかず、トップキャストの2、3番手から最内に閉じ込められることから逃れたいところです。
【予想】
【1列目】
◎⑨ジオグリフ
府中での勝ちが札幌の最終週で活きるかどうかですが、母の末脚を受け継いでいるとみています。
府中の1800mとコーナー4回まわって重い芝、全然求められる能力が違いますが、末脚を活かせると見ました。
夏休み気味のルメール騎手ですが、そろそろ戦闘モードでしょうか。
▲①リューベック
血統派としてはこちらを本命にしたいところですが、最内枠が気になり▲としました。
完勝もあるかもしれません。
それにしても、武史君良い馬に乗せさせてもらってるな。
【2列目】
〇⑩トーセンヴァンノ
1200mを3戦して未勝利のまま、前走コスモス賞に挑戦して競り勝ちました。
父ヴァンキッシュランはディープ産駒で、母父Galileoで青葉賞馬です。母方も実績はありませんが洋芝に合いそうです。
山田騎手今年唯一の勝馬で頑張ってもらいたいですね。
【3列目】
△②トップキャスト
前走好タイム勝ちですが、小柄な牝馬で、特殊な馬場が合うかどうか、新馬で1800mで勝ちましたがダイワメジャー×サンダーガルチ産駒で、距離的にはギリギリだと思っています。
△④エーティーマクフィ
こちらもトーセンヴァンノ同様1200mから、いきなり1800mに挑戦しましたが、あわやの2着でした。マクフィ産駒ですがBMSハーツで1800mでも対応可能です。
【買い目】
馬連 ①、⑨、⑩のボックス3点。
ワイド ⑩-①、⑨の2点
3連複 ①、⑨-①、⑨、⑩-①、②、④、⑨、⑩の7点
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