札幌記念でソダシが勝ち上がり、本番秋華賞に向けて、順調さをアピールし、紫苑ステークスではファインルージュと、桜花賞好走組が順調にきています。
オークス上位組はイマイチですが、ここでは4着タガノパッション、桜花賞・オークスともに5着のアールドヴィーヴルあたりが人気になりそうですし、注目したいところです。
後は、いわゆる夏の上り馬が通用するかです。
「今週の注目馬と先週の振り返り」も参考にしていただけたらと思います。
【調教から】
春以降の休み明けの馬で、前走の馬体重が440㎏以下の出走馬がエンスージアズム、アールドヴィーヴル、オパールムーン、オヌールといます。
エンスージアズムは1週前に7Fから追われ好時計で、最終追い切りも6Fから抑えめの時計ですが、良く追われていると思います。
アールドヴィーヴルは坂路のみですが、本数乗られ順調と言えるでしょう。1週前は全体時計が速く、最終追い切りでは時計遅めでもラスト最速でした。
オパールムーンはCWで6F長めから2本追われていて、合間に坂路を混ぜる理想的な形ですが、血統的には問題ないのですが距離実績がありません。
オヌールは長い期間坂路と坂路とCWで追われていましたが、9月に入り1週間以上休ませています。特に軽い馬なので気になるところです。
後は南Wで2週続けて上りが速かったクールキャット、順調ストゥーティ、タガノパッションあたりが良好に見えました。
【臨戦過程】
まだ2勝しかしていない馬は、ここはある程度全力で勝ち負けしないと(3着以内)本番への出走がおぼつかなくなります。
本気を出すのは1勝クラスを勝った馬たちで、ここで3着に入らないと確実に本番に出られないので、目一でしょう。
確実に出られるのはクールキャットくらいで、3勝したスパークル、2勝目がスイートピーSだったタガノパッション、1勝+重賞2着のアールドヴィーヴルとオパールムーンが微妙なラインです。
クールキャットはフローラSで勝った時に乗ったルメール騎手は良いのですが、前走逃げてしまったので、今回は内で我慢する競馬でしょう。そこでフローラSのように抜け出せるかです。
【馬場・時計】
今日のケフェウスSは重馬場で慎重になったのか、5F62.6のスローで後半は58.6と4秒の後傾ラップでした。60秒で流れていたら、全体時計は2:00前後だったでしょう。明日はもっと良くなるでしょうから、3歳牝馬でも流れれば2:00前後で行けるのではないでしょうか。
【展開】
行きたいのはエイシンヒテンで、実績から行った際にのみ、好走しているのでここは逃げたいところです。鞍上も逃げ得意の松若君に乗り替わり行くでしょう。
クールキャット、ストゥーティ、アンドヴァラナウトあたりが好位で、折り合いがつけられれば、超スローにはならず、60-60=2:00秒前後で行けるのではないでしょうか。
【予想】
【1列目】
◎⑦ストゥーティ
祖母シンハリーズで母はシンハライトの異父妹です。晴雨兼用でマーメイドSに勝っています。
ストゥーティも晴雨兼用で、能力的には牝系の底力を信じます。決め手はありませんが好位からバテずに伸びる脚に期待します。
▲⑫アンドヴァラナウト
祖母エアグルーヴで母グルヴェイグは父ディープで、血統的な魅力があります。
父キンカメで母父ディープは期待通り走らないケースが多いのですが、こちらは牝系の底力を期待します。
調教も、前走の勝ち方も良く、祐一君向きではないでしょうか。
【2列目】
〇⑭アールドヴィーヴル
こちらもキンカメ×ディープで、オークスで1列目にしたのですが、差してくるけど勝ち負けまで行かない。
能力はそこそこあるので2着までとしました。
☆⑩エイシンヒテン
前走休み明けで、早めにソーヴァリアントに交わされて4着でした。
今回は自分の競馬ができると見て忘れな草賞2着なら展開からの穴とみました。
血統的には2000mがギリギリなので、馬場は乾いた方が良いでしょう。
【3列目】
△⑨タガノパッション
3月デビューで4戦してオークス4着と実績は十分です。
ただ、2か月間で4戦は、3歳春の牝馬には厳しいものです。こういった場合の休み明けでは、あまり買いたくないので3着までとしました。
△⑮オパールムーン
血統的には中長距離馬ですが、小柄な牝馬で1400mに対応しました。ここは、これまで通り典さんのポツン作戦では厳しいと思いますが、典さんが乗るからには何かしてくれるかもしれません。
【買い目】
馬連・ワイド ⑦-⑩、⑫、⑭の3点づつ。
3連単 ⑦、⑫→⑦、⑩、⑫、⑭→⑦、⑨、⑩、⑫、⑭、⑮の24点
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