【ポイントの整理】
【レースの特徴】
関西圏の天皇賞トライアル的な位置にあった、産経大阪杯がG1レース「大阪杯」になって今年で7年目です。
初代チャンピオンはキタサンブラックでした。
スワーヴリチャードの大マクリが決まった2018年、コントレイル、グランアレグリア、サリオスがモズベッロの後塵を浴び3~5着に沈んだ2021年と思い出はあります。
すでにG1を勝っていた馬が3頭、初G1勝利となった馬が3頭います。
今年は牝馬G1を勝った馬が2頭、2歳G1を勝った馬が2頭います。そして、昨年の覇者ポタジェと5頭のG1馬が出走します。
そのポタジェが大阪杯以降さっぱりで、他のG1馬の勝ったレースから、G1未勝利の馬にも十分チャンスがありそうです。
【馬場・トラックバイアス】
先週の雨の影響が心配されましたが、土曜日の4歳1勝クラスで1:59.0が出ています。59.6-59.4=1:59.0と完全な平均ペースでの逃げ切りでした。
メインの1200m戦でも逃げ切りで1:07.9が出ていますので、流れれば1:57秒台も出そうな馬場です。
ゴール前の急坂を2回越えるスタミナが必要ですが、スピードも必要になります。
【枠順・展開】
昨年の大阪杯以降パンサラッサの影響で逃げていないジャックドールが豊君を背に逃げるでしょう。
前走香港カップでは余り前にいけず7着惨敗していますので、ここは最も実績のある戦法をとるのが本道でしょう。
逃げ馬どころか先行馬も少なく、②マリアエレーナ、④ノースブリッジ、⑯ノースザワールドと逃げ馬ではないので、ほぼ豊君のマイペースになります。
そうなれば、皆豊君を目標にしますので、ルメールのスターズオンアースなどはスタートさえ出れば、好位に取り付くことも考えられます。
好時計が出そうなので、やはり外枠は不利か。
【まとめ】
G2を2勝していて、2000mの逃げを得意としているジャックドールが豊君を背に逃げそうで、誰が豊君に鈴をつけるのか、どこまでジャックドールが頑張れるかが焦点ではないでしょうか。
【予想】
◎⑨ジャックドール
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教◎
自分の競馬ができなかった昨秋2戦は不甲斐ないレースだったが、改めて自分の競馬をしたときの実力が問われるところ。
早い時計も持っているし、モーリス産駒なので間を空けたことで、馬体の成長を期待できる。調教はやり過ぎと思えるほど十分だけど、逞しさが増したと見たい。
美しい栗毛の四白の初G1勝利に賭けたい。
▲②マリアエレーナ
距離◎ コース〇 騎手〇 調教〇
近走不運続きな点は同馬も負けていない、前走、絶好調ながら抑えすぎて行き場を失って競馬をしていない。
今回も2番枠で同じ間違えはしないでしょう。坂のあるコースでパフォーマンスを落とす点が気掛かりだが、良馬場でスムーズな競馬でどこまでできるか見たいところ。
〇⑭ヒシイグアス
距離◎ コース〇 騎手◎ 調教〇
こちらは質の高いG2中山記念で2勝し、宝塚記念、香港カップで2着しています。ここに出てきているG1ホースとは格的に見劣りません。
休み明け2戦目は必ずパフォーマンスを上げており、今回は絶好のチャンスです。
外枠は有利ではありませんが、詰まる心配が軽減されると思います。
△⑥ヴェルトライゼンデ
G1ではダービー3着、ホープフルS2着がありますが、G1では足りない印象。坂路でしか調整できない点は変わりませんし、前走は59㎏で勝ちましたが、G1ではパンチ不足で3着候補とします。
△⑧ラーグルフ
モーリス産駒で成長力があるので、成長中です。ホープフル3着は微妙ですが、上り目は一番でしょう。
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スターズオンアースは秋華賞前は軽微な剥離骨折、今回は靭帯を痛めたとの情報もありです。
無事に走って欲しいです。調教はさすがの動きですが、レースは別物です。
【買い目】
馬連・ワイド ⑨-②、⑭の2点づつ
3連複 ⑨-②、⑭-②、⑥、⑧、⑭の5点
3連単 ⑨→②、⑭→②、⑥、⑧、⑭の6点
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