オークスのポイントと予想

レース予想

【予想のポイント】

【レースの特徴】

牝馬クラシックの第2戦にして最高峰のレースです。

1冠目がマイル戦なので、それから4F距離が伸びる点が大きなポイントになります。

ただ、やはり桜花賞との結びつきは強く、多くの桜花賞好走馬はここでも好走しています。

近2年はドゥラメンテ産駒が桜花賞を勝ってオークスも勝利しました。両馬とも決してマイルがベストとは言えない中距離馬です。

今年の桜花賞馬⑦ステレンボッシュはエピファネイア×ルーラーシップでマイラーではないことは明らかですので、世代の頂点にいる馬と言っていいでしょう。

前2年は一強と言える強い馬がいましたが、世代として強かったのは2019年です。勝ったラヴズオンリーユーはオークス勝利後、体調が整わず、長く不振の時期がありましたが、調子を戻してからは世界で無双しました。2着のカレンブーケドールはG1勝ちは無かったものの、JC2着や牝馬には不利な春の天皇賞で3着があります。そして、3着のクロノジェネシスは秋華賞を勝ち、後に春秋のグランプリホースになっています。

今年もレガレイラがホープフルSを勝つなどしてますし、今後あらゆる舞台で活躍しそうな馬がいそうです。

そしてカレンブーケドールはスイートピーステークスを勝ってオークスに臨みましたが、12番人気でした。勝ったラヴズオンリーユーも忘れな草賞からでした。

今年も各関連レースのレベルが高そうで、ステレンボッシュの相手は他の路線にいるかも知れません。

【血統傾向】

過去10年に広げてもディープ産駒の勝馬はラヴズオンリーユー、シンハライト、ミッキークイーンの3頭です。

近3年ではアカイトリノムスメが馬券になった程度です。

昨年はドゥラメンテ産駒が1、3着、2年前はドゥラメンテ産駒、キンカメ産駒、ハービンジャー産駒が1、2、3着し、サンデー系は昨年2着のハーパー(ハーツ産駒)だけでした。

とは言っても3年前はゴールドシップ-ディープ-キズナとサンデー系で決まっています。

言いたいことは、府中におけるG1にしては、サンデー系は活躍できていないと言うことです。

その点からもステレンボッシュはエピファネイア産駒ですが、デアリングタクトも勝っていますし、キンカメ系の産駒の活躍が多いことで母父ルーラーシップも血統的にも問題なし。死角が見当たらない。

ここ数年の馬券になった二桁人気馬について;

昨年のドゥーラはドゥラメンテ×キングヘイロー(祖母父ステイゴールド)と距離延長は大歓迎だった。

2年前のスタニングローズはキンカメ×クロフネも祖母が薔薇一族でオークス2着のローズバトだった。

ただ2021年ハギノピリナ、2019年カレンブーケドールはオークスの時点では距離延長には懐疑的にならざるを得ず、ハギノピリナに至っては前走2200mとはいえ矢車賞勝っただけで血統だけでなく実績的にも無理筋です。

【馬場・トラックバイアス】

今週もBコースで内が荒れ始めている程度です。

土曜日は11R1800mですが、5F59.4とこのクラスにしては遅めの流れの中、後半4Fを45.7で1:45.1と速い時計が出ました。

レースはイッタイッタの面白くないレースでした。それでもこの時計なので、時計は出ていて、早い上り時計が必要です。

差し馬なら勝ち時計が2:24秒を越えるようなら33秒台、2:23前後なら34秒台前半が必要となります。

内よりも中外を通った馬の着順が良かった印象です。

ただスローが多く前残り競馬ばっかりだったので参考程度ですが、イン突いて勝つイメージは湧かない。

【枠順・展開】

スターズオンアースが⑱番枠1着、ウインマリリンが⑯番枠2着があります。

また、スタニングローズが2番枠で2着があり極端な枠でも競馬になっていますので、枠の利不利はあまりない。外枠は距離走るので特に先行馬が前に取り付くまでに脚を使う分不利か。

逃げるのは⑪ヴィントシュティレでしょうか、前走大逃げで勝ったので、ここはテレビ馬になる可能性が高い。

後は④パレハもとりあえず行くか、⑯ショウナンマヌエラとその後位に付けたい⑰タガノエルピーダもついて行きたいので、ある程度1コーナーへ流れそう。

そうなれば2:24秒は切りそうで、内容が濃くなりそう。状態がイマイチの馬、スタミナのない馬は後ろにいても道中スタミナが削がれるので脚がたまらず厳しそう。

【予想】

◎⑦ステレンボッシュ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

中距離馬で桜花賞を制しておきながら、血統的にも馬体的にも中距離馬なので、距離延長が全く苦にならない。

ローテも良いので調子も良く、レベルは高い中でも能力上位で勝ち負けは必至。

最大の不安要素は騎手で、相性が悪いのですが3着までにはくると見ます。

▲⑫チェルヴィニア

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗

2着したモズカッチャンと同じ配合で、府中含め左回り走るし、叩かれて比較的に運びやすい枠で、ルメール騎手が乗るなら◎を負かすならこの馬か。

〇⑤コガネノソラ

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→

ゴールドシップの仔らしく、叩かれ叩かれ良くなっているし、ゴルシ産駒なのに府中で差す脚があって時計があるのが強み。

枠も良く進路が取れれば2着ならあるか。

△①ミアネーロ、⑬スウィープフィート、⑮サフィラ

①ミアネーロ:ドゥラメンテ産駒でトライアルレースを勝っているだけで、好走候補です。騎手もツムツムで二匹目のどじょうがいるか。

⑬スウィープフィート:桜花賞3、4着ではとりあえずハーツ系で仕上がり早のスワーヴリチャード産駒を上位にとりましたが人気にもなるので抑えまで。印はつけたが馬券は買わないか。

⑮サフィラ:チェルヴィニアを重視しているので流れが緩くマイルぽくなかったアルテミスの2着を重視して3着候補。サリオスの全妹で成長力が凄い一族なので、秋に大きく買いたい。

【買い目】

馬連 ⑦-⑫本線の⑤、⑦、⑫のボックス3点

3連複 ⑦-⑤、⑫-①、⑤、⑫、⑮の5点

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