新潟記念と小倉2歳Sのポイントと予想

レース予想

新潟記念

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

夏の終わりのハンデ戦2000mです。勝馬にはブラストワンピースの名前が見えますが、他はG3~G2クラス止まりです。

コース形態とレース間隔から秋の天皇賞の前哨戦としても良いのですが、そこはシーズンオフのハンデ戦なのでしょう。

ちなみにブラストワンピースは3歳での出馬でハンデも54㎏でした。

もう一つの特徴は、最終週の重賞と言うことで、外拉致沿いの攻防です。これを毎年みると、気温に関係なく秋が来るな~と思う点です。

意外と好きなレースです。

【馬場・トラックバイアス】

最終週なので馬場真ん中から外目を通す馬が多い。これまでは内でも粘っていたが、最後は外に交わされるようになってきた。

ただ、土曜日は先行馬の活躍が目立ち、大体、真ん中とやや外目を通した馬が良く伸びるように見えました。

時計は先週の2歳Sでも1:33.8と出ており、土曜日の2勝クラス2000mではテンの5Fが60.3で後半58.8の1:59.1でした。

テンの5Fが61秒を越えるような超スローにならない限り1:58秒前後の勝ちタイムになりそうです。

直線での早い上りと騎手のコース取りが重要なポイント。

先行勢は34秒前後、差し勢は33秒前半から切るぐらいの脚が必要か。

【枠順・展開】

逃げ馬がいない。

強いて言えば⑪バラジですが、出たなりで行く馬が決まるような展開でしょうか。

落としすぎると、スーッと上がっていく馬がいたりして、スロー過ぎないスローになりそうです。

やはり、上りの直線競馬になり、上りの早さと騎手のコース取り判断が決め手になりそうです。

内枠は乗り方が難しくなる週ですが、①サリエラはルメール騎手が乗ります。

【まとめ】

時計は開幕週に比べれば掛かる馬場、直線のコース取りによって、伸びが止まることも考えられる。

末脚の早さ・持続力とこのレースまでに伸びるコースを見抜き、そこを通す騎手の能力が勝敗を左右する。

【予想】

◎⑪バラジ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

長距離での先行力があり、馬場は軽い方が良さそうなのはディープ系だからでしょう。ヴァンセンヌ自体はマイラーで母父フラワーパークが母ですから産駒もマイル前後と見られていましたが距離持つようです。

ここはスローの2000m先行力のある同馬と新潟はまずまず乗れる三浦君のコンビに期待します。

好位から33秒台の脚が使えれば勝ち負けでしょう。

▲③ノッキングポイント

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

今のところ典型的なスローペースから早い脚を使って勝負するタイプ。

ダービーでの好走は理解できるところ。

ここもスロー必至で早い末脚を使って伸びてくることは確実で、後は届くかどうかだろう。

内枠と騎手に少し不安があります。

〇⑬プラダリア

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教→

ディープ産駒の割には決め手よりも底力で勝負するタイプです。外枠に入ったので本命も考えたのですが、ゴール前の決め手に心配が残り2着候補にします。

牝系がミスプロ系なのでワンターンのコースは合っているかもしれません。

☆⑨ユーキャンスマイル

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

8歳馬ですが、このレースを勝っていますし、昨年は2着でした。使い込んでいるわけでもないですし、今年も2、3着ならあるか。

△①サリエラ、⑭マイネルウィルトス

サリエラは外目の枠なら本命も考えましたが、1番枠でいかにルメールとは言え乗り難しい。2番目のハンデも厳しい。

⑭はデムーロで大外枠と魅力はあるのですが、上りの早さが厳しいです。

【買い目】

馬連 ⑪-③、⑨、⑬の3点

ワイド ⑪-③、⑨を少々

3連複 ⑪-③、⑨、⑬-①、③、⑨、⑬、⑭の9点

小倉2歳ステークス

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

ナムラクレア、メイケイエール、レーヌミノルと近年その後も桜花賞までの牝馬クラシック路線を賑わせてくれる馬たちが勝っているので、牝馬に注目したいところです。

ただ、昨年のロンドンプランには口あんぐりで、故障から復帰しましたがどこまでいくでしょうか。

開幕4週目の最終週なので、差し優勢の傾向にはあります。

【馬場・トラックバイアス】

土曜日の3勝クラスでは33.0-35.2=1:08.2とテンが早く、2秒以上の前傾で、前と後ろが入れ替わり波乱となりました。

逃げた馬が逃げ切りそうなところ外差しが決まったカタチです。

勝ち時計は願望も込みで1:08秒台であって欲しいと思います。

【枠順・展開】

前走逃げて勝った馬が10頭立てとは言え、3頭と少なめです。①テイエムチュララン、③セイウンデセオ、④ドナヴィーナスです。

中でも、④ドナヴィーナスは33.1-35.2と同じ時計で走れば勝ち負けできる可能性があります。もう馬場が違いますが同様の走りができるかです。

【まとめ】

基本的に最終週なので、差し有利です。早い時計で逃げて勝った馬がハイペースに巻き込まれて末を失う姿を何度となく見てきました。

番手からでも抑えて勝った馬に注目する手でしょう。

【予想】

◎⑤キャシーエンゼル

距離◎ コース〇 騎手◎ 調教↗

バゴ産駒ですが、バゴはもともとNashwan産駒で牝系により短距離馬が出ともおかしくない血統です。

同馬は小柄牝馬なのでなおさらです。1200mは対応できるでしょう。将来的には1400mがベストかな。

初戦は中京で2番手から抜け出して勝っています。

2着の馬もすでに勝っていますので、能力を証明しています。

▲⑩アスクワンタイム

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↑

全兄ファンタジストはこのレースの勝馬、全姉ボンボヤージは北九州記念の勝馬なので、このコースを得意にしている血統です。

◎には時計ではかなり負けていますが、中間の調教がすこぶる良く、コース替わりで変身すれば逆転も十分にあると見ました。

〇⑦ビッグドリーム

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

全兄は先だっての葵S3着のビッグシーザーです。

小倉1200mに強いビッグアーサー産駒で相手レベルはありますが、前走は圧勝でした。

番手から抜けたレースも良く2着候補とします。

△①テイエムチュララン、⑨ミルテンベルク

①はアイビスサマーダッシュの勝馬が母で、父はディープの短距離系リアルインパクトとスプリントを狙った血統です。一方で、⑨はモーリス産駒はスプリンターはだすものの、母方は短距離とは縁のない系統です。前走の勝ち方が良く、展開次第では差しが届くかもしれません。

【買い目】

馬連 ⑤、⑦、⑩のボックス3点

ワイド ⑤-⑦、⑩の2点

3連複 ⑤-⑦、⑩-①、⑦、⑩、⑨の5点

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