NHKマイルと新潟大賞典のポイント予想

レース予想

NHKマイルカップ

【予想のポイント】

【レースの特徴】

世代最強マイラー決定戦です。

昔は2000mで皐月賞上位馬も出てきて、ダービー前の賞金稼ぎ的なレースでした。当然その後のダービーへも出走していました。現在ではありえませんね。

そこで、マイルにしてクラシックと一線を画したのは良かったと思います。それでもNHKマイルからダービーを狙う馬がいましたが、近年はありません。

今年は世代マイラー最強戦に相応しく、牝馬桜花賞組だけでなく、牡馬もクラシック路線から、適性を考慮してこちらに回った馬もいて、レベルの高いレースになっています。

具体的には、阪神JFを制し、桜花賞を太目残りで2着した⑭アスコリピチェーノと朝日杯FSを制し、皐月賞を早め先頭から3着だった⑯ジャンタルマンタルが双璧です。

さらに2歳王道各路線から故障していた馬の復活参戦やここへきて上り馬など、気性に問題があるものの潜在能力が高い伏兵も多く、難解且つ楽しみなレースになりました。

将来的にもマイル路線を盛り上げてくれるメンバーではないでしょうか。

【馬場・トラックバイアス】

開幕3週目で内目に荒れが見られますが、特に問題はないと思います。

5F58秒前後なら、1:32秒台を出している馬は何頭もいますので、この時期の府中なら勝ち時計は1:32秒前後の決着になりそうです。

道中余り息が入らず、先行勢にはスピードはもちろん底力が求められます。追い込み勢は差し脚の絶対値と、その息の長い脚が共に必要になります。

【枠順・展開】

逃げ馬るのは⑨キャプテンシー。前走はスタートで接触しそれでも逃げようとした馬を無理に抑えようとしたことで最下位でした。

ここは、前々走のように逃げるでしょう。気性的に抑えが効かず57秒位の暴走になる可能性もありますが、普通に出れば5F58秒位でしょう。よどみのないペースになりそうです。

59秒以上かかるスローにはならないでしょう。

枠よりも、直線いかに進路を確保するかが大事で、ここは騎手の腕が問われるところです。

【予想】

◎⑭アスコリピチェーノ

距離◎ コース◎ 騎手◎? 調教↗

+10㎏で桜花賞は、阪神JFでは抑えたステレンボッシュの2着でした。

今回は万全で、騎手が万全ではありませんが能力の高い牝馬勢のほぼ頂点にいる馬なのでここは本命です。

ダイワメジャー産駒も相性が良い。

▲⑨キャプテンシー

距離◎ コース〇 騎手◎ 調教→

前走は出遅れて、それでもハナに立とうとした馬を騎手が抑えてせいでけんかしてしまい、まさかの最下位でした。

すんなり逃げれば前々走のように、中山でも1:32.5で走れる能力があり、すんなり逃げられれば勝ち負けもあると見ました。

とにかくモーリス×ステゴで気性の激しさがあり、勝ち負けか惨敗かでしょう。暴走する可能性もあります。

ミルコはあてにはできませんが、一発はある。

〇⑯ジャンタルマンタル

距離◎ コース〇 騎手◎ 調教軽

朝日杯FSの勝馬で、前走皐月賞も速い流れを早め先頭で3着と強さを見せました。

騎手は川田君ですし、本来なら本命にしたい実績ですが、父パリスマリスがダートの中距離馬で2400mの3冠最終戦ベルモントSの勝馬で基本中長距離の牝系を持った種牡馬で、ダート色も強いので、府中の決め手には欠けて、何かにやられる馬だと見ました。

△①ダノンマッキンリー、⑤ボンドガール

【買い目】

馬連 ⑭-⑯本線に⑨-⑭、①-⑭の3点

3連複 ⑭-①、⑤、⑨、⑯の6点

新潟大賞典

【予想のポイント】

【レースの特徴】

この時期裏街道のローカル新潟ですが、時期的に雨も降りやすく余り馬場が良くないのですが、今年は1昨年のように一応良馬場でできそうです。

今年は意外にも、今後G1でも活躍できそうな馬も参戦しますが、そこはハンデ戦で上り馬とは斤量をあげてのレースになります。

具体的にははクラシック戦線を賑わせ、G2日経新春杯を制した①ヨーホーレイクとG2セントライト記念を制した⑮レーベンスティールが出てきました。

【馬場・トラックバイアス】

千直は下級条件で54.9と時計は出ていますが、中距離では時計が掛かっていました。

先週の1600m谷川岳Sは46.8-46.8=1:33.6と完璧な平均ペースで番手からメイショウチタンが粘り切って穴をあけました。

この時計なら、来週まで良馬場が続くようなら1:57秒台が出るような馬場になると思っていましたが、馬場の色がくすんでいて、やや時計が掛かっています。

勝ち時計は2:00秒を切る程度でしょうか。

【枠順・展開】

2週目ですし、外回りは最初のコーナーである3コーナーまで距離が長いので、特に内が悪くなければあまり枠の利不利はないでしょう。

逃げるのは⑥セルバーグでしょうか、④デビットバローズ、⑫シーズンリッチと大外⑯ヤマニンサルバムが番手か。

最初のコーナーまで距離があるので、極端に早くなったり遅くなったりすることがありますが、これだけ先行馬がいれば61秒を越えないと思います。

差しても、先行しても、早くて長い脚が使えるスピードの持続力が求められます。

【予想】

◎⑮レーベンスティール

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↗

ワンターンのコースで良い末脚を使うリアルスティール産駒です。

個人的には危機的なサイアーラインであるシンボリルドルフ-トウカイテイオーがこの馬を通してBMSとして残って欲しいと思っています。

それだけに、前走香港での惨敗は残念でしたが、改めてG3で仕切り直しです。

⑮番枠ですが、テンノリの津村君には乗りやすいのではないでしょうか。

▲⑦ノッキングポイント

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↗

昨年の新潟記念を勝っていますので、この距離・コースは全く問題ありません。

明け4歳になって2戦目、新潟記念当時は54㎏でしたが、今回は57.5㎏です。

モーリス産駒でムラッケがあり、難しい馬なのでテンノリの杉原君でどうかです。

〇①ヨーホーレイク

距離〇 コース◎ 騎手〇 調教→

何と前走2年2か月ぶりのレースでG1級の馬たちを相手に3着しました。関係者に対し敬意を表したいと思います。

中7週あけていますので、いわゆるニ走ボケは気にしなくても良さそうですが59㎏とテンノリ、内過ぎる枠でこの評価です。

△⑯ヤマニンサルバム

上記3頭の力が抜けていますが、先行勢で粘れそうな同馬を、母父気難しいホワイトマズルなので大外枠で抑えます。

【買い目】

馬連 ⑮-①、⑦の2点

ワイド ⑮-⑯

3連複 ⑮-①、⑦、⑯の3点

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