【予想のポイント】
【レースの特徴】
例年ならシーズンオフで宝塚記念前の荒れ始めている馬場の内回りで、コース形態の割には差し・マクリも決まるレースですが、今年は直線平坦の京都でしかも、今年は週初めに降雨はあるものの、良馬場での競馬が多く、好タイムが出てきました。
したがって、これまでの傾向は全く役に立たず、内回りのスピード競馬になりそうです。
ハンデは愛知杯を54㎏で強い勝ち方をした④ミッキーゴージャスが56.5㎏とかなりの増量を課せられました。
福島牝馬Sを55㎏で勝った⑨コスタボニータは56㎏止まりです。こちらは距離延長がどうか?を見たか。
後は54㎏以下で、3勝クラスを牡馬相手に勝ってきた⑮エーデルブルーメは1㎏減の54㎏、①ベリーヴィーナスは3㎏減となっています。
また、前走2勝クラスながら大逃げから好タイム勝ちした⑬アリスヴェリテは3㎏減の50㎏で永島騎手でもあり注目されます。土曜の朝では、一時一番人気でした。
【馬場・トラックバイアス】
今週から最も外寄りに仮柵を移動したDコースです。再度荒れた内目がカバーされましたが、開催が進んでいますので、高速ながらもパワーが必要になってきています。
ただ、高温のせいか馬場が固く、超高速馬場になっています。
土曜日は未勝利1400mで1:20.0、スローの2勝クラス2000mでは60.4-58.0=1:58.4でした。
基本先行有利でしたが、差しが決まったレースもありました。
スローに流れそうにないので1:58秒は切るでしょう。5F58秒前後なら前傾ラップとなり、差しが届く可能性が出てくる。
【枠順・展開】
逃げ馬が2頭。両馬の2走前では同じレースで出鞭をくれながら先頭に立った①ベリーヴィーナスが逃げ切り、内で番手の⑬アリスヴェリテが2着でした。
その⑬アリスヴェリテの前走は5F56.8の暴走ペースから逃げ切りました。勝ち時計は1:57.8でした。この時計が参考になりそうです。
今回も大逃げがあるかもしれませんが、⑬番枠から行く構えを見せる①を交わすには1コーナーまでの309mで並びかける必要があり、ある程度の勢いをもってカーブに入っていきそうです。そうなれば、さすがに5F56.8はないでしょうが、行くだけ行って、永島騎手50㎏でどこまで粘れるかでしょう。
逆に番手で抑えれば、①ベリーヴィーナスを直線でかわせるかになります。番手からの勝ちみの遅さはこれまでの戦績で証明されていますので、前者になる可能性が高い。
今週からDコースですが、内がカバーされているものの、先行勢も直線では馬場の真ん中に出すケースが目立ち、外枠でも先行できれば問題ない。
差し馬も速い流れについて行き、更に早い上げりが使えることが条件になります。
【予想】
◎①ベリーヴィーナス
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→
逃げ候補の一頭で、共にキズナ産駒です。
母父New Approachはガリレオ産駒ですが、母父がAhonooraなので重厚さは薄まりますが、決め手はなくなりますので、逃げは良い手です。
祖母の父はダンチヒ系でその牝系は重厚です。
逃げるか、大逃げの2番手で実質逃げていく形に持ち込めれば、スタミナはあるので53㎏のハンデを活かしたいところです。
藤懸君には2番手以下はやめて欲しい。
▲⑮エーデルブルーメ
距離◎ コース〇 騎手◎ 調教↗
前走は強い勝ち方で牡馬相手にオープン入り。
ただ前走はスローで今回は早いペースの流れに乗って、なおかつ前走のような末脚使えれば勝ち負けでしょう。
川田君なので、外枠でも余りロスなく回ってくれるとみます。ハービンジャーにアグネスタキオンで祖母がビワハイジで中距離におけるスピードに決めて底力のバランスが良く54㎏でもあり勝ち負けでしょう。
〇⑬アリスヴェリテ
距離〇 コース◎ 騎手△ 調教→
①と同じ逃げ馬で、キズナ産駒です。
こちらは牝系がスピードに寄せているのでもう少し短い距離の方が良さそうですが、50㎏で直線平坦の京都なら2着に残るならありそう。
レースの展開は永島騎手が握っていますね。
④ミッキーゴージャス:能力的にも距離的にも上位の能力を持っていますが、440㎏台の馬体に56.5㎏はいかにもきついので3着候補にしました。
⑫タガノパッション:愛知杯でミッキーゴージャスの2着していますし、ハンデは変わらず53㎏なので逆転可能だし展開も向きそう。
【買い目】
馬連 ①、⑬、⑮のボックス3点
ワイド ①-⑬、⑮の2点
3連複 ①、⑬、⑮-①、⑬、⑮-①、④、⑫、⑬、⑮の7点
コメント