中山金杯
【予想のポイント】
【レースの特徴】
2000mの重賞は12月にチャレンジカップ(阪神・別定)、中日新聞杯(中京・ハンデ)とあり、そこから中2、3週でハンデ戦の2000mで、G2クラス以上の馬たちは最終週のAJC杯に行くので、G3クラスやOPやリステッド競争から、3勝クラスからの格上げが主力になります。
冬場の中山ですから、スピードよりもパワー優先で好位からじりじり差し型で府中のような軽い馬場では力が発揮できない馬たちの活躍の場です。
ラーグルフ、ヒシイグアス、トリオンフ、ウインブライト、セダブリランテスら勝馬から明らかです。
ハンデ戦だからと言って重ハンデ馬が不利かと言えばそうでもなくトリオンフ、ウインブライトは58㎏で勝っています。
その他の勝馬、2・3着馬は53~56㎏で55~56がホットゾーンです。
【馬場・トラックバイアス】
今週からCコース使用で、内外トラックバイアスは無さそうで、それなら額面通り内を通して進路を確保できた馬が有利と言えます。
勝ち時計は2:00秒前後で2015年のラブリーデイノ1:57.8は異常値と言えるでしょう。
4コーナーで先頭集団に並びかける先行力かマクリ力が必要です。
【枠順・展開】
逃げるのは⑪ゴールデンハインド。ただ大きく差を広げる逃げにはならず平均かややスローで流れそう。
⑫ホウオウアマゾンの武史君がどう乗るかですが初距離で無理はできず控えるか。
案外差し馬が多く、番手は好枠を利して⑥クリノプレミアム、⑧ボーンディスウエイの2頭で、両馬は過去の実績もあり重視します。
⑩マテンロウレオは次のグループで、⑮マイネルクリソーラは外過ぎて割引が必要か。
【予想】
◎⑧ボーンディスウェイ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
ハーツ産駒で3歳時のそこそこの成績(弥生賞後のクラシックホース2頭のあと3着)で4歳秋から更に成長を迎える好パターンに適合している。
母父ドイツ系プラティニと重いのだが、牝系は素軽さがあるのでこのレースはほぼベストに近い。
この秋本格化しそうだが、今年の初めに先取りと行きます。
▲⑥クリノプレミアム
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
昨年の実質的な勝馬で、1年の加齢と0.5㎏の増量がどうかです。
内枠か大外枠が好走パターンというかオルフェーブル産駒なので、外に馬がいないか、内埒が見える位置だと走ります。
中間追い切り1本だけですが、動いてはいますし、気性で走るタイプなので大きなマイナスにはならないか。
⑥番枠は微妙な内枠ですし、実質57.5㎏の55.5㎏は気になりますが、松岡騎手の継続騎乗で期待します。
〇⑩マテンロウレオ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
ハーツクライ×ブライアンズタイムで底力で勝負する馬で、弱点は切れがない点にあります。
従って、地味なレースぶりですが京都記念2着や大阪杯4着があり、決め手勝負にならないこの条件なら好走必至でしょう。
典さんも流石にこの馬はまともに乗ります。
58.5㎏でもハンデキャップホースとも取れますので勝ち負けできそう。
△②アラタ、⑪ゴールデンハインド、⑮マイネルクリソーラ
②アラタ:明け7歳になり、さすがに母父ハーツでもピークは過ぎています。ただ、調子は良さそうですしこの枠なら3着ならあるか。
⑪ゴールデンハインド:逃げ馬の成績はそれほど良くはないし、枠も微妙ですが、単騎で行けそうなので3着はあるか。
⑮マイネルクリソーラ:このレースの条件にかなり合致していますので重い評価が必要ですがこの枠では評価を避けます。多少強引な騎乗が必要でしょうが、その点ミルコは心強いか。
–
④エピファニーは人気先行型で距離も微妙だし、騎手もどの程度なのかわからないので、この枠でも消したいところです。
【買い目】
馬連 ⑥、⑧、⑩のボックス3点
ワイド ⑥-⑧、⑩の2点
3連複 ⑧-⑥、⑩-②、⑥、⑩、⑪、⑮の7点
京都金杯
【予想のポイント】
【レースの特徴】
11~12月のマイル戦はマイルCSや香港とG1が中心でした。
牝馬は中山でターコイズSがありますがそれ以外のオープン馬には久しぶりのGレースでハンデ戦となります。
ここから、マイル路線でのし上がっていく馬か、古馬ではそこそこの実績を持つ馬のレースで、G1路線で活躍した馬は、2017年のエアスピネルくらいでしょうか。
また、過去3年は中京で行われましたので参考にはなりません。
【馬場・トラックバイアス】
中1か月とは言え、開幕週ですから、内枠、直線内を通した馬が有利です。
今週からAコース使用に戻り、柵の後が残りますが、その内外も写真で見る限り差はないように見えます。
昨年のマイルCSの勝ち時計は1:32.5でした。ここは冬が進んだとしても、整備はされていますので、1:33秒前後でしょう。
大外一気はきつそうです。
【枠順・展開】
⑮ドーブネは一本調子の逃げ馬ではないので、将来に向けても番手で行きそう。
逃げるのは中京逃げ切った⑨セルバーグか、逃げて連勝中の④トゥードジボンでしょう。
今回何が何でも行きたいのは、行けないと即惨敗の⑨セルバーグで、競れば58秒を切るペースになるかもしれません。
2頭を見ながら、外目を⑮ドーブネが3番手でしょう。
流れると、差し馬にも活躍の場が生まれますが、大外一気ではなく、内で我慢している馬か、馬群に突っ込んで進路を見つけられた馬でしょう。
【予想】
◎⑮ドーブネ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
逃げるのは一本調子の血が流れているわけではないのですが、気性的なもので行く競馬をしています。
3番手でも外目を通し、外に馬を置かなければ十分勝ち負けにはなりそうです。
リステッド連勝で58.5㎏は背負わされたが初重賞を制して、遅まきながらG1戦線に臨みたいところ。
▲①メイショウシンタケ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
休み明けも乗り込み十分で、やや流れそうで、最内枠と進路さえ取れれば、伸びてきそうです。
昨今、差し脚が安定してきたので流れて、進路が取れれば。
〇⑭アルナシーム
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
ワンターンの1800mがベストですが、流れるマイルは悪くないと言うか、気性から合う可能性が高いと見ました。
△②コレベティドール、⑬マテンロウオリオン
②はイン突き上手の騎手が乗りますので、ここは昇級後ですがチャンス。
⑬はNHKマイル以降馬券になっていないので買いづらいですが、G1以外は崩れていないので3着なら。
【買い目】
馬連 ①、⑭、⑮のボックス3点
ワイド ⑮-①、⑭の2点
3連複 ⑮-①、⑭-①、②、⑬、⑭の5点
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