菊花賞を予想します

レース予想

コントレイルを解析します」で書いたように、コントレイルのベストの舞台は来週の天皇賞です。

従いまして、距離的に1800~2000mがベストの馬に、軽い府中の2400mならまだしも、今年のやや重い馬場の京都の3000mは向いてはいないと思います。ただ、勝負付けが済んだ相手たちと、どれだけ差が縮まるか、もしくは逆転まであるかが、カギになります。

これも「菊花賞を展望します」で、この10年間の結果について指摘しましたが、2011年から2013年のオルフェーブル、ゴールドシップ、エピファネイア以降、父、母ともに中長距離血統(ディープインパクトは除いています)の馬は勝っていません。

ここ4年はディープ産駒かBMSにディープが入っている馬の4連覇で、その前はディープインパクト全弟のブラックタイド産駒、血統派泣かせだったキタサンブラックです。

やや重目のディープ産駒を狙えば大体OKみたいな傾向になっています。

そうだとしたら、菊花賞の意味はどこにあるだろうと思うのです。

近年、本場イギリスの3冠のセントレジャーも、ほとんどその年のダービー馬は出走しなくなりました。凱旋門賞かチャンピオンステークスに行くのが通例となっています。

だとしたら、菊花賞の意味は日本いおけるステイヤー血脈の保護にあるのではないかと思います。この距離でも軽い血統の馬が勝ってしまうと、日本の競馬がガラパゴス化するのではないかと思います。

ジャパンカップに外国馬の参加が激減して久しいのですが、国際化に向けてもう少し考えたほうがいいと思います。軽いディープ産駒では凱旋門賞は絶対に勝てません。

閑話休題。

さて、各陣営はいろんな思惑があるのでしょうが、キメラヴェリテの参加は、展開的にほぼバビットに絡むという目的のためだけに追加登録してきたと思われます。

本番でペースを乱されるのは本意ではありませんが、そこは内田君の経験を信頼したいと思います。

基本的に逃げ馬はピンかパーなので単穴にします。

本命は今から重馬場でなければ、来年の天皇賞(春)でも本命にしようと思っているヴァルコスです。

ドイツの2400mのスペシャリスト・ノヴェリストに菊花賞馬ダンスインザダーク産駒で重めですが、祖母がディープインパクトの母ウインドインハーヘアで、重苦しさを若干解消しています。

ノヴェリスト産駒は重馬場が下手な馬が多いので、毎週末の雨が心配されましたが、今週は大丈夫そうです。

現代競馬では、重い組み合わせであることは百も承知ですが、時計の出る時期だったにせよ、青葉賞で2:23.0で走ったことも事実、三浦君には残念だけど、追える岩田君で坂の手前からラスト1000m以上は追い続けて欲しいと思います。

2着候補の一番手はコントレイルで対抗とします。

もう一頭はヴェルトライゼンデで、ドリームジャーニー産駒でワールドプレミアの弟です。

ドリームジャーニーやその父ステイゴールドは小さな馬でしたが、この馬はやや大柄です。叩かれながら良化するタイプと見ていますので、前走よりは数段良いかと思います。

後はサンデーサイレンスの18.75%で、母方がバレークイーン一族のアリストテレスです。前走は1週早かったにせよ、勝ち時計は神戸新聞杯を0.6上回っています。

血統が奇麗すぎて、ルメール騎手が乗るので穴人気になりすぎた観はありますが、抑えにします。

最後は3着候補でダービーでは大外を回って3着ヴェルトライゼンデとは差がなかったブラックホールです。前走古馬相手に、太目も合って一息でしたが、ここは改めて見直します。

  • ◎ ヴァルコス
  • ▲ バビット
  • 〇 コントレイル
  • ☆ ヴェルトライゼンデ
  • △ アリストテレス
  • △ ブラックホール

馬券は◎、▲の単勝、◎の複勝、ワイドで◎-☆、▲の2点

3連単は◎、▲→◎、▲、〇、☆→◎、▲、〇、☆、△、△の24点と◎、▲、☆→◎、▲、☆→◎、▲、☆、△アリストテレスの12点を買い足します。

ある意味無謀ではありますが、血統に対する信念から毎年菊花賞はこのような予想をしています。外れても悔いは残りません。

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