日経新春杯
【予想のポイント】
【レースの特徴】
年明けの古馬G2のハンデ戦です。
過去3年は中京開催なので参考になりませんが、基本的には明け4歳馬の上り馬が勝って、天皇賞に名乗りを上げるレースです。
モズベッロ、グローリーヴェイズ、ミッキーロケット、レーヴミストラル等で、2018年のパフォーマプロミス以外は4歳馬です。
以上4頭の4歳馬はモズベッロは本当の上り馬で52㎏でしたが、他は55~56㎏でそこそこの3歳春秋の実績を持っていた馬でした。
今年はサヴォーナ、サトノグランツ、ハーツコンチェルト、リビアングラスといますが勝馬が出るでしょうか。
ハンデ戦ですが、重ハンデ馬の戦績は乏しく、4年前から5年はトップハンデは馬券外です。
【馬場・トラックバイアス】
Aコース使用で、内外トラックバイアスは無いのですが、時計が掛かっていて重めの馬場になってます。
基本的に先行馬有利ですが、流れれば外差しも決まるフェアな馬場と言えます。
時計が掛かる分、例年よりややパワー・スタミナ寄りになっています。
【枠順・展開】
逃げるのは⑥ディアスティマでしょう。続くのが④リビアングラス、⑬サヴォーナの4歳勢でしょう。
前走菊花賞で、かなり無謀な後方からの早いまくりでも5着に粘った⑬サヴォーナのレース振りが注目です。
展開の穴は1頭で行けた際の⑥ディアスティマです。目黒記念2着や札幌2600m勝ちがありタイプの違う馬場で好走していますので京都も時計の掛かる馬場も得意です。
【予想】
◎⑭サヴォーナ
距離〇 コース◎ 騎手〇 調教↗
血統的には中距離馬ですが、2000m越えの距離を得意にしています。
神戸新聞杯は+12㎏で2着、成長分で菊花賞では更に+8㎏で大マクリで5着と能力を見せています。体重が増えればいいと言うわけではありませんが、昨秋からの成長は一番あると見ました。
引き続き好調そうですし、池添君には普通に乗って欲しい。
▲⑤レッドバリエンテ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
ディープ×南米牝馬で牝系の血統よりも実績を見ると中長距離のG1を勝っています。
この馬も成長が遅れてきて、昨秋ようやくオープン入りしました。初戦の前走は酷い騎乗で脚を余しての7着でした。
ここは真価が問われます。
〇⑦ハーツコンチェルト
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
ハーツ産駒で3歳春はそこそこの成績(青葉賞2着、ダービー3着)で秋の成長が期待されましたが、神戸新聞杯5着、菊花賞6着と伸びませんでした。
今年ハーツ産駒の成長度から行けば今年秋以降から更に成長を迎えるとみまれるだけにここはまだ早いが実績があるので2着候補。
まだ1勝馬で、外から追い込むので、勝ちみに遅く、勝つまではどうか。
△⑭サトノグランツ
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
サトノダイアモンドは菊花賞・天皇賞を制していますが、決してステイヤー血統ではなく中距離血統です。ただ、牝系にスタミナ血統が見えるので2000~2400mが良いようです。
ただ切れ味で勝負する馬だけに、今の切れを削ぐ馬場は誤算か。
川田君も菊花賞の雪辱を晴らしたいところだが、他の4歳勢とはほぼ差がなく、大外枠で57.5㎏は厳しいと見ます。
△⑥ディアスティマ
一頭で行ければ、展開からの穴馬。前走全く行けなかったのが気になるが、一本調子の馬で行かないと惨敗なので、友一君には積極的な騎乗を期待する。
–
⑫シンリョクカはもう2000m以上では買わない。
【買い目】
馬連 ⑤、⑦、⑬のボックス3点
3連複 ⑬-⑤、⑦-⑤、⑥、⑦、⑭の7点
京成杯
【予想のポイント】
【レースの特徴】
京成杯から、その後クラシックを制したのは2010年エイシンフラッシュのダービー制覇まで遡ります。他には2018年ジェネラーレウーノが皐月賞3着した程度です。
ただ、昨年ついにソールオリエンスが勝ち、皐月賞制覇、ダービー2着と活躍しました。
昨今のローテーションからは、ここで勝てばほぼ皐月賞直行であることから、ここを狙っている馬は仕上げてくると思います。
レースレベルは、ホープフルステークスの後ですから、2歳戦の王道を歩んだ馬はいません。
むしろこれから強くなる馬を探す、または現時点での完成度を見抜くレースかと思います。
【馬場・トラックバイアス】
今週もCコース使用で、3日間開催を経ましたが、それほど悪くなっていない。
内外トラックバイアスは無さそうで、それなら額面通り内を通して進路を確保できた馬が有利と言えます。
中山金杯が60.5-58.4=1:58.9でした。2秒の後傾ラップでしたので、早い時計です。
明け3歳なら勝ち時計は2:00秒前後で、例年2:01秒は掛かっているのですが、今年は例年よりも馬場が良いと見ます。
スピードが例年以上に活かされると見ます。
【枠順・展開】
前走逃げたのは①ニシノフィアンスと⑬ドゥレイクパセージ、⑮ジュンゴールドの3頭です。
枠順から逃げそうなのは①ニシノフィアンス。行く構えをみせるのでしょう。ただ、三浦君は積極的逃げるタイプではありません。
これに大外から絡んでいくようだと思わぬハイペースにりそうですが、⑮は新馬では差して勝っています。⑬は先行馬得意のキング騎手ですので絡んでいくかもしれません。
結果60秒前後で流れるか。
人気の⑥アーバンシックはスタートがイマイチですがこの枠ならキャッチアップは楽にできそうです。前走はやや遅れ気味でしたが、それよりも内の馬に大きく寄られて後方からになったので中団かその次ぐらいにはつけられるか。
展開からの穴馬は内前をとれそうな①ニシノフィアンスか。
【予想】
◎⑥アーバンシック
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗
血統的にホープフルSの勝馬と父は同じスワーヴリチャードで母は全姉妹ということで、同血量になります。
こちらも、出世レース百日草特別を不利がありながら圧巻の末脚で勝っています。
中山向きのパワーもある血統でもあり、まともなら勝ち負けか。
▲⑧ハヤテノフクスケ
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
父ウインバリアシオンは青葉賞勝利からダービー2着したうまでした。不運にも同年にはオルフェーブルという3冠馬でいたおかげで、3歳時はもちろん、古馬になってからもG1で2、3着が多く、結果G1は勝てませんでした。
ただ、血統的にはとても、ハーツクライ×米国スピード血統でしかも非ミスプロ系でとても美しい血統でもあります。
そこに母父シンボリクリスエスですから底力もあり、祖母はG3になる前のターコイズSを勝つなどのマイラーでした。
とてもバランスの良い血統です。前走の勝ち方から中山に向きそうです。
〇①ニシノフィアンス
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
初戦はスローで逃げてクビ差逃げ切りました。
サトノダイヤモンド産駒ですが、母がルーラーシップ×ブライアンズタイムなので使われながら良くなっていくタイプで、一変とはいかないまでも、枠を活かして粘れると見ました。
△②バードウォッチャー、⑦ロードヴェスパー、⑮ジュンゴールド
②バードウォッチャー:3冠牝馬アパパネ産駒で父がブラックタイド。父からは、決め手に欠けそうですが新馬は府中で3F33.5で差し切りました。中山の方が良いはずでコーナ-4回の距離延長でも問題なければルメールで勝ち負けまで。
△⑦ロードヴェスパー:母父ロードカナロアで距離の心配はりますが、牝系がバランス良く、一息入れて成長があれば3着なら。
△⑮ジュンゴールド:2頭しかいない2勝馬で2勝とも完勝でした。マカヒキの近親、ジュンブルースカイの弟になります。母父が実績に比べて産駒の活躍が少なかったゼンノロブロイで、評価を下げました。
【買い目】
馬連 ①、⑥、⑧のボックス3点
ワイド ⑥-①、⑧の2点
3連複 ⑥-①、⑧-①、②、⑦、⑧、⑮の7点
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