キーンランドカップと新潟2歳ステークスを予想します

レース予想

夏競馬も終わりが近づいてきました。

この時期夏の終わりの風物詩でもある、新潟競馬場の直線内を空けての外伸び競馬ですが、今年は春に馬場が荒れたせいで、相当な芝の張替えがされたせいか、まだ馬場の内目から中ほどを通る馬が多い状態です。

新潟2歳Sも素質馬が出ているので、良い馬場で行われそうで良かったと思います。

キーンランドカップ

【予想のポイント】

【世代レヴェル】

特に短距離路線だけではなく、今年の3歳レベルはまずまずです。

  • 安田記念  3着 シュネルマイスター
  • CBC賞   2着 ピクシーナイト 5着 ヨカヨカ
  • アイビスSD 1着 オールアットワンス
  • 関屋記念  3着 ソングライン
  • 北九州記念 1着 ヨカヨカ    4着 シゲルピンクルビー
  • 札幌記念  1着 ソダシ

斤量差があるので、出れば好走がある程度約束されています。

特に多士済々の牝馬は好走が目立っていますが、最強の癖馬メイケイエールが出走するので、注目されます。

レイハリアも前走ヨカヨカ、オールアットワンスに先着していますので有力です。

【馬場・時計】

先週は週中に大雨がありましたが、今週は晴れの日が多く土曜日は良馬場スタートでした。

2勝クラスの特別レースでは34.7-35.0=1:09.7でした。

日曜日も雨の予報はなく良馬場で行われそう、内がやや荒れ気味ですが、北海道開催を交互した今年は、それほど内外の利不利はないでしょう。

テンの3Fは33秒台半ばで、1秒程度の前傾になることは避けられそうにありません。勝ち時計は1:08秒台でしょうか。

【展開】

セイウンコウセイ、レイハリア、ロードアクアあたりが行けそうだけど、他に誰かが思い切って行けば行けそうなメンバー構成です。

テンの3Fは33秒台でしょうが、33秒前半にはならず、それほど早くならないと見ました。

そうなれば、ゴール前で迫る、追い込み勢には厳しい流れです。

【予想】

【1列目】

◎⑬ダイアトニック

長期休養明けですが、これまで休み明けは苦にしていません。稽古量も豊富です。

距離は1400mがベストですが、洋芝か時計の掛かる馬場なら1200mでも対応可能です。

実際58㎏で函館SSを快勝していますので、今回の57㎏は有利とも言えます。

昨年のこのレースでは、内が荒れているところに1番枠で、スプリンターズステークスは不利があり、敗因がはっきりしていますので、ここは改めて狙います。

池添君に頑張ってもらいましょう。

▲⑤メイケイエール

牝馬ですがパワーもあるスプリンターで、軽いスピードではなく重厚なスピードを持っています。52㎏は有利ですが、この馬の敵は自身のメンタルとなります。

豊君がどう導くか、再調教の成果はあるか、この馬についての興味は尽きません。

【2列目】

☆⑫レイハリア

3連勝中で前走はヨカヨカを抑えてGレースを制しています。ロードカナロア産駒ですが、BMSがマンハッタンカフェ、牝系が中長距離系なので1400mの方が走れそうですが、当面1200mを連勝しているので、しばらくはこの距離を使っていくのでしょう。

51㎏で前走破った馬たちは重賞で2頭も勝っていますので、当然ここは有力でしょう。

〇⑪ミッキーブリランテ

ディープブリランテ産駒で1200mは短い印象ですが、洋芝なら好走可能であることを、前走で示しました。時計がより掛かる今回は着順をあげるチャンスです。

【3列目】

△⑥カツジ

カツジにも 1200mは短い印象ですが 。前走は開幕週でインを通ったイッタイッタ競馬に大外から迫ったのですから、今回は突き抜けても不思議ではありませんが展開が向かないかもしれません。

△⑯ジョーアラビカ

カツジ同様、3走前直線追い込んだ脚はは素晴らしいものでした。前2走の着順は着順程負けておらず、出遅れと前が残るペースによるもので、大外枠のここはスタートの改善に期待します。

【買い目】

馬連・ワイド ⑬-⑤、⑪、⑫の3点づつ。

3連複 ⑬-⑤、⑪、⑫-⑤、⑥、⑪、⑫、⑯の9点

新潟2歳ステークス

【予想のポイント】

【新馬の勝ち方】

【アライバル】

府中の稍重で1:36.8とスローペースで時計は見るべきものはありませんが、出遅れ気味に出て、上り33.7で楽に抜け出しました。折り合いもまずまずついて完勝でした。将来性を感じさせる勝ち方でした。

【オタルエバー】

スローの逃げで1:34.6。上り33.5で後続を突き放しました。もう少し厳しい流れになっても耐えられるようなレース振りでした。

【血統から】

【アライバル】

桜花賞2着のディープ産駒クルミナルの仔で、ククナの異父弟になります。

牝系はアルゼンチンのマイル~2000mで活躍した牝系です。

ハービンジャー産駒なので、初戦よりも2戦目の方が上昇度が高く、ルメール騎手が、乗りに来ることからも、能力の高さを評価されていると言えるでしょう。

また、距離的にも2000m前後が良く、この時期ですから、マイルも十分対応可能と言えます。

【クレイドル】

クロフネ×オーマイベイビーと言うことはステラヴェローチェの異父妹となります。

父がバゴからクロフネ、しかも牝馬と言うことから、スピードが強調されていて、パワーもあるスピード型と言えるでしょう。

ただ牝系は、Kris S.も入っていて、距離をこなす可能性もありますが、1800m位までか。

【スタニングローズ】

母ローザブランカで日本のいわゆるバラ一族になります。爆発力に欠けますがオープンにはなれる未来があるかと思います。

2戦目のスマートな勝ち上がり方からも、ここでも好走可能性はあるかと思います。

【セリフォス】

ダイワメジャー×Le Havre産駒です。牝系を含めて筋の通った欧州系マイラーに父ダイワメジャーなので、マイラーでしょう。

新馬の勝ち方は地味でしたが、平均スピードに優れたマイラーとしての本領を発揮したいところ、川田君でどこまで来れるか。

【馬場・時計】

土曜日は良馬場スタートでした。だいぶ直線内をあけるようになってきましたが、まだ内目から中ほどです。

多少時計が掛かりますが、少しパワーを要す馬場で、スピードとパワーのバランスが必要です。

土曜日の3勝クラスで47.2-46.7=1:33.9でした。この時計を出せれば相当なレヴェルですが、今年のメンバーなら可能性はあるかと思います。

勝ち時計は1:34秒前後、流れれば1:33秒台になるでしょうか。

【展開】

逃げて勝ったのはオタルエバー、グランドライン、タガノフィナーレの3頭で、オタルエバーの3F36.0が最速タイで、2戦目ならもう少し早いペースの5F59秒前後なら無理のないペースと言えるでしょう。

馬場の適性にもよりますが、競られないようなら、オタルエバーの好走確率はグンと上ります。逆に競られると、気性難があるリオンディーズ産駒の弱点をさらけ出すことにもなりそうです。

【予想】

【1列目】

◎①セリフォス

ダイワメジャーにフランス欧州系マイラーの配合なので、血統的に純粋なマイラーに見えます。一瞬のスピードではなく、マイル全体のスピードで勝負するタイプでしょう。

川田君に合うタイプで、先行できれば、このレースにも合うと思います。

▲⑥オタルエバー

前走の勝ち方が素晴らしかったのですが逃げてのもの、リオンディーズ産駒なので、気性的な問題があると思いますので、逃げられなかったとき、競られたとき、惨敗もあるかもしれず、ピンかパータイプかもしれません。

ただ、前走の勝ち時計1:34.6、上り3F-33.5は優秀なので単穴とします。

【2列目】

〇⑧アライバル

タイムは平凡も、良い差し脚を見せ、ルメール騎手が新潟に来て乗るほどですし、叩かれてさらに良くなるハービンジャー産駒なので、状態に問題なければ勝ち負けでしょう。

ただ、勝ちみの遅い傾向にあり、出遅れ癖もありそうで、勝つまではどうかと見ました。

☆②クレイドル

クロフネ×オーマイベイビー産駒と言うことは、ステラヴェローチェの異父妹となっています。父がクロフネに変わり、牝馬と言うことで、スピードとややパワーがあると考えています。

開催終盤のこのレースには合っていると思います。

【3列目】

△スタニングローズ

バラ一族の外れの少ない血統面から3着候補としました。

△コムストックロード

シルバーステート産駒は何頭か出てきましたが、距離的に1800mは欲しいところですが、BMSがDiesisなので、マイル対応も可能と思いましたが、牝系がスタミナ系なのでもう少し距離があった方が良いように見えます。1400mで走っているのでマイル対応も可能でしょう。

ただ、使い過ぎのような気がします。

【その他】

ザイードは牝系がスピード系で、姉にベルカント、イベリスがいます。しかも1200からマイルは無謀かと思います。来週の小倉が良かったのではないでしょうか。

ウインピクシスはゴールドシップ産駒で、平坦のマイルで荒れてきたとはいえスピードが不足かなと思います。救いは牝馬であることです。こちらは、来週の札幌が良いのではと思います。

【買い目】

馬連・ワイド ①-②、⑥、⑧の3点づつ。

3連複  ①-②、⑥、⑧-②、⑤、⑥、⑧、⑪ の9点

【先週の振り返り】

【北九州記念】

◎⑦ジャンダルム 7着

▲⑱ボンボヤージ 10着

〇⑫モズスーパーフレア 3着

☆⑨シゲルピンクルビー 4着

△⑰ヨカヨカ 1着

△⑪アウィルアウェイ 11着

馬場が雨の中悪くなっているなかで、前半3F33.2の小倉でこのメンバーでは落ち着いたペースになりました。

雨で道悪苦手のアウィルアウェイは脱落、ジャンダルムは未知数、ヨカヨカは鬼かもしれないとは思っていました。

前走から+3kgのファストフォースは軽視しましたが残りました。

距離が短いボンセルヴィーソが6着に沈みましたが、結果イッタイッタで先行残りの競馬になりました。

ジャンダルムは、出遅れ気味で、あの4コーナーのまわり方はないだろと思いましたが、信用しすぎました。

モズスーパーフレアは昨年のリベンジに向けて視界良しでしょうか。

【札幌記念】

◎④ラヴズオンリーユー 2着

▲⑬ソダシ 1着

〇⑪ウインキートス 9着

△⑦ペルシアンナイト 3着

G1ホースのワンツースリーで、定量のG2であることを示した格好です。

感動したのはソダシの吉田隼人君。

ブラストワンピースのマクリに先頭譲らず、早めの先頭から押し切りました。

馬の能力と52㎏を信用しきっていたことが最高の結果になりました。

ラヴズオンリーユーは馬体が減って、すっきりし過ぎていたので、この後が心配になりました。

ペルシアンナイトは武史君最高に乗りましたね。こういうレースができるのなら、まだ行けると思ってしまいますね。

馬券はワイドは外れましたが、馬連1点、3連複3点で的中とまずまずの結果になりました。

いつか重賞ダブル的中してみたいですね。

それではまた。

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