キーンランドカップ
【ポイントの整理】
【レースの特徴】
函館スプリントは開幕週に行われるため、同じ洋芝でも早い時計で決着するのですが、こちらは開催進んで行われるため、時計が掛かります。1:09秒台は当たり前で、馬場が悪化すると20年のように1:10秒台までかかってしまいます。
セントゥルSが本番まで中2週なので、近年ではこのレースが見直されても良いのですが、馬場が敬遠されるからでしょうか、余り本番との関連は多くありません。
昨年2着のウインマーベルが本番でも2着しました。2019年では1、2着のダノンスマッシュ、タワーオブロンドンが本番で3、1着でした。
今年はナランフラグ、ウインマーベル、ナムラクレアとG1で連対している馬たちが参戦していますがどうでしょう。
別定戦なので、荒れることはありますが、基本的には実績馬有利です。
【馬場・トラックバイアス】
すでに6週目なので、そろそろ外差し・マクリも決まっていますが、内中から来た馬が残るケースが多い印象。
先週は雨が残ったので、2勝クラスで34.2-36.3=1:10.5と掛かっています。
土曜日の2勝クラスは大逃げで32.6-36.3=1:09.2とハイペースでも時計は掛かりました。
ただ、日曜日は雨が降り続ける予報なので土曜日の時計は参考程度にしかなりません。
雨が残れば1:10秒台の勝ちタイムになりスピードよりも馬場対応ができる馬になるか。
【枠順・展開】
スプリント重賞には珍しく、逃げ馬がいません。
昨年逃げて3着のヴァトレニくらいしか、逃げ馬はいません。
それを見て、行ってやろうとする馬が複数いると思わぬハイペースになるケースもありますが、34秒台半ば前後ではないでしょうか。
それでも前傾ラップになる可能性が高い。
【まとめ】
時計の掛かる馬場、しかも雨の洋芝適応が最重要のポイントになりそうです。
【予想】
◎⑭ナムラクレア
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教↗
ヴィクトリアマイルでは不利が合って8着でした。しかし1200mでは馬場を問わず4.1.1.1で昨年のスプリングステークスの5着が唯一の馬券外です。
馬場悪くてもかえって得意としていますし、ここは馬券圏内は行けるでしょうし、勝ち負け必至。
▲⑯シュバルツカイザー
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→
距離短縮してから力を出してきました。スピードとパワーがあり洋芝問題なし。もともと欧州血統ですしね。
重馬場も未知数ですが血統的には問題なし。後は爪の形がどうか。
しかも、モレイラ騎手に芦毛と来ていますので、ここは重賞制覇のチャンス。本番出走に向けて賞金の加算をしておきたいところです。
〇⑩ゾンニッヒ
距離◎ コース〇 騎手◎ 調教→
前走から時計が掛かる1200mはもってこいであることが判明。
前走の勝ち方ならここでも走破圏内です。
△④キミワクイーン、②ナランフラグ
充実一途のキミワクイーンが3着候補。
馬場悪化なら休み明けでも②ナランフラグにチャンスあり。。
調教から絶好調の⑫トウシンマカオは残念ながら道悪では割引せざるを得ない。⑩ヴァレトニも道悪は疑問。
【買い目】
馬連 ⑭-⑩、⑯の2点
ワイド ⑩-⑯を少々
3連複 ⑭-⑩、⑯-②、④、⑩、⑯の5点
新潟2歳ステークス
【ポイントの整理】
【レースの特徴】
勝馬にセリフォスやハープスターと後のG1馬や、その後もそこそこ活躍したケイデンスコールがいますが、多くはここで勝ってその後は...と言う馬が多く、血統的な魅力が無い限り、新馬や未勝利での勝ち方や追い切りから予想を組み立てるのが自然でしょう。
【馬場・トラックバイアス】
かつては新潟記念が最終週前で当レースが最終週に実施されていましたが、順番が逆になりました。とは言え、外伸びになりつつある馬場状態で、新潟記念では毎年恒例の外拉致まで膨らます、大外競馬になります。
土曜日の3勝クラスで46.4-45.9=1:32.3の平均ペースーやや後傾ラップでした。
ここは2歳戦なので、時計は出ないでしょうが、1:33秒台では行きたいところです。スローなら1:34秒台まで掛かるかもしれません。レベル次第です。
【枠順・展開】
逃げ切って勝った馬は⑥ショウナンマヌエラ1頭のみで、特に一本調子の馬ではないので特に逃げなくても競馬はできそう。
ただ、2、3番手から勝った馬が多数いるので超スローにはならないが、5F60秒前後のスローは必至か。
結果上りで早い脚を使える馬が有利です。
【まとめ】
上りの早そうな馬を見てみると。
最も早い上りを使ったのは、府中1400mでの⑫アスコリピチェーノの33.3で抜けています。気になるのは追走力ですが、余り早くはなりそうにないので末脚が活かせるか。
あと、33秒台が②ヴァンヴィーヴの初戦33.8、⑩ヒヒーンの阪神マイル33.9、⑪クリーンエアの新潟開幕週33.8でした。
34秒台の馬たちは先行力を活かすか、変わり身が必要になります。
【予想】
◎⑫アスコリピチェーノ
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→
ダイワメジャー×デインヒルダンサーでいかにもマイラーです。
祖母がリッスンでどちらかと言うと時計が掛かる馬場を得意にしていた重賞ウイナーを出しています。
前走は直線詰まって外に出してからの圧勝でした。ここも力がいる馬場になってきているので外から抜け出せると見ました。
▲エンヤラヴフェイス
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→
母はタイキシャトルに似た血統構成で、父はディープ系エイシンヒカリで、差して良さそうな血統ですが、基本逃げ馬でした。
デビュー戦は番手から抜け出す楽勝でしたが、時計的にはまずまずで、時計も詰められるでしょう。
父同様結構逃げたら更に持ち味が出るかも知れません。
〇⑪クリーンエア
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→
リアルインパクト×ミスプロ系Street Cryの仔でワンターンの1400~マイルが合いそう。
新馬は同じコースで好位から33.8で抜け出しており、上積みがあれば十分勝ち負けになりそう。
☆⑤ルクスノア
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗
オルフェーブル×ハービンジャー産駒でマイルと言うよりも中距離馬ですが、牝馬なのでマイルでも。
時計的にも斤量的にも足りない感じはありますが、調教からさらなる上積みが見込めそうです。
後はオルフェ産駒なので気性がどうかです。
△④ルージュスタニング、⑩ヒヒーン
良馬場にしては時計が掛かった④と前走上がり33.9を使った⑩が着候補。
【買い目】
馬連 ⑫-③、⑤、⑪の3点に③-⑤の縦目を抑える
ワイド ⑤-⑫
3連複 ⑫-③、⑤、⑪-③、④、⑤、⑩、⑪の9点
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