キーンランドCを展望します

レース展望

キーンランドはアメリカ・ケンタッキー州の馬産地で競馬場もあり、同名の競争もあるそうです。

このレースはサマースプリントシリーズ第5戦となっています。昨年は2着のタワーオブロンドンがその後G1スプリンターズステークスに勝っています。

以下過去10年の結果です。

馬場勝馬斤量タイム通過ペース母父
2019ダノンスマッシュ571:09.27-633.2-36.0ロードカナロアハードスパン
2018ナックビーナス541:09.41-133.7-35.7ダイワメジャーMore Than Ready
2017エポワス561:09.012-833.5-35.5ファルブラヴサンデーサイレンス
2016ブランボヌール541:08.55-534.1-34.4ディープインパクトサクラバクシンオー
2015ウキヨノカゼ541:08.616-734.0-34.6オンフィアフサイチコンコルド
2014ローブティサージュ541:09.47-634.1-34.9ウォーエンブレムシングスピール
2013フォーエバーマーク541:11.71-134.9-36.8ファルブラヴダンスインザダーク
2012パドトロワ551:07.61-133.5-34.1スウェプトオーヴァーボードフジキセキ
2011カレンチャン541:08.62-233.0-35.6クロフネトニービン
2010ワンカラット541:08.43-233.7-34.7ファルブラヴPistolet Bleu

勝ち時計は1:09秒前後で、洋芝の札幌開催終盤ということで時計が掛かっています。

そのせいでしょうか?中距離血統のファルブラヴ産駒が3頭勝っており、血統的に短距離系の血が入っていなくても勝てる可能性があります。ファルブラヴの洋芝適性が活かされているとも言えるでしょう。

一方で、カレンチャン、パドトロワや、昨年のダノンスマッシュなどスプリントG1で勝ち負けできるような馬たちはここでも勝ち負けで、スピードと底力のバランスが取れている血統が強いので、まずはそういった候補がいるかが手掛かりになります。

そういった意味では、事実上高松宮記念を勝っていたと思われるダイアトニックは前走も完勝して、今回も同斤で有力です。1番人気でしょう。

後はエポワスみたいにとにかく洋芝が得意の馬も活躍しています。

ライトオンキューは函館スプリントSは凡走しましたが、前走UHB賞は強い勝ち方でした。去年のこのレースは4着でしたが、コース得意で有力でしょう。

前走函館スプリントで大外枠から逃げて2着に残ったダイメイフジは逃げか、差すか一本調子ぽさがあり好走条件が限られています。人気が落ちると走る不思議な馬ですが、今回はある程度人気が予想されますがどうでしょうか。

気になる馬が2頭います。

1頭目はモンテロッソ産駒のビリーバーです。函館で3勝クラスのTVh杯を差し切り、アイビスSDで追い込んでアタマ、クビ差の3着には驚かされました。かなり使い込んでいる点気になりますがここもあっと言わせるかもしれません。

2頭目はイベリスです。前走好スタートからハナを奪ったと思ったら、カッパツハッチらに行かせて先行差しに回りましたが、ライトオンキュウに交わされただけでなく、カッパツハッチも交わせず3着でした。一本調子なんですね。番手なら33.0前後でないと前を捕らえられませんので、好スタートを切ったら思い切って行ってもらいたいと思います。そうすれば勝機を見いだせるのではないかと思うのですが、結構人気になりそうです。

後は血統的にロードカナロア産駒で母系からスタミナを受け継ぐアスタールビーが穴でしょうか。登録馬が21頭いますので予想は土曜日にしたいと思います。

では。

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