函館SSとエプソムカップを予想します

レース予想

宝塚記念が残っているものの、季節的なものもあり「宴の後」感がありますね。

G1だとどうしても、思い入れが強くなってしまいイマイチでした。

今週から気楽に予想できます。良い方出ると良いのですが。

函館スプリントステークス

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

夏のローカル競馬のスタートは函館から。開幕週の1200mスプリント戦です。

別定戦ですが、3歳混合となり、この時期かなり3歳馬が軽量となっています。

昨年は桜花賞まで牝馬クラシック路線で活躍してきたナムラクレアが50㎏で圧勝しました。

今年からの斤量改革で3歳牝馬は52㎏となっていますが、それでも恵まれた斤量であることには変わりありません。

洋芝のパワーもあってスピードよりだとカナロアやクロフネの天下のように思えるのですが、開幕週で軽さもあるのかディープ系を含むサンデー系の勝ちが多い。カナロア産駒で勝ったのはダイアトニック、クロフネ産駒ではジューヌエコールのみです。

【馬場・トラックバイアス】

開幕週ですし、内枠・先行馬が有利です。

向う正面は490mと長めで直線なので、ペースは速くなります。ただ、直線は262mしかないので、後方一気は前が止まり難く、決まりません。

差しが届く場合もありますが、条件はテンの3Fが33秒を切るペースになることです。

2016年以降、稍重で有力馬が除外になった2019年以外1:08を切る決着になっています。

コースレコード決着になったジューヌエコールが勝った2017年はテンの3F32.2と暴走ペースで差し決着になりました。それでも1~3着は10番手以内でした。

土曜日の2勝クラスでは、テンの3F33.0と流れて、勝ち時計1:08.5で上りが35.5と掛かりました。

勝ち馬は6番手から抜け出し、2着は9番手からの差しが届いています。3着は3歳牝馬が3番手から粘っています。

日曜日はさらに馬場が回復し、オープン馬ですので同じくらいのペースなら1:07秒台の決着でしょう。

【枠順・展開】

内先行有利と言うことで、3-4コーナーでは内寄りに殺到しますので、必ず進路をとれない馬が出てきます。

今回気になるのは①トウシンマカオでしょう。シルクロードみたいに下げると出てくる進路が取れないと思います。

新潟千直やダートからの快速馬の参加があります。

重馬場の新潟で33.2から逃げ切った⑪ジャスパークローネ、ダートで33.1~.2で逃げ粘っている⑩テイエムトッキュウといます。

ファンタジーSを逃げ切った3歳リバーラのダッシュ力では、逃げはできませんが、追いかけてどこまで。

33秒前後のペースになりそうですが、33秒を切ると差しが届く可能性が出てきます。

【まとめ】

テンの3Fのペースが鍵になりますが、2頭とも行ってなんぼの馬なので、流れて33秒を切りそうです。

好位、中位から差せる馬に勝機がありそうです。

【予想】

◎⑮キミワクイーン

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

先行馬ですが、外枠なので結果的に無理せず、好位の後ろになりそうです。

前3走中山での好走なので時計的な裏付けはありませんが、血統的には牝系がバリバリのスピード血統なので開幕週の1200mは向いていると思います。

武史君土曜日は3勝と乗れているので期待します。

▲⑧リバーラ

距離◎ コース〇 騎手▲ 調教→

1400mのファンタジーSを勝っていますが、血統的にはスプリンターで、改めて1200mで注目します。前2走はハイペースに巻き込まれてのもので、距離的にも度外視します。

ジョッキーもムラがけですが、小柄な牝馬で開幕週のここが狙い目か。

〇①トウシンマカオ

距離◎ コース〇 騎手〇 調教↗

本来なら実績から同馬が有力ですし、調教で抜群の動きを見せており、4枠以降なら本命にもしたいところ、何らかの不利はありそうで2着までとしました。

斤量も58㎏は厳しいところ。

△⑦ジュビリーヘッド、⑩テイエムトッキュウ、⑬ブトンドール

ジュビリーヘッドは昨年2着ですが、今回は調教イマイチで3着まで。

テイエムトッキュウはテンは早いが終いの時計が掛かるのでダート路線がハマっている。ここも本来なら無印だが開幕週でギリギリ3着はあるかも。

ブトンドールは逆に追走力が疑問で開幕週では追い込んで3着までか。

【買い目】

馬連 ①、⑧、⑮のボックス3点

ワイド ⑧-①、⑮ 2点を少々

3連単 ①、⑮→①、⑧、⑮→①、⑦、⑧、⑬、⑭、⑮の16点

エプソムカップ

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

府中での5週連続G1が終わり、宴の後感がありますが、好きなレースではあります。

1800mのスペシャリスト、府中得意の中距離馬が主に勝っています。

ザダル、ダイワキャグニー、ルージュバックやエイシンヒカリは府中の短・中距離を得意にしていました。

タイプはバラバラですが、ルージュバックとエイシンヒカリはその後毎日王冠も勝っています。ダイワキャグニーは毎日王冠2着しています。

【馬場・トラックバイアス】

先週からCコースです。馬場は徐々に仮柵が外によっていきますが先週まではフェアなコース設定でした。

当日雨さえ降らなければ1:46秒前後かと思いましたが、若干雨が降り続けるようです。稍重程度でしょうか。

それなら、1800m向きのある程度のスピードと府中向きの早い上りが必要になります。また、降り続けていると、いわゆる「上滑りする」可能性があり、平らな爪を持っている馬は苦戦する可能性があります。

【枠順・展開】

⑬トーラスジェミニのダッシュ力が衰えたので、逃げ馬はおろか先行馬はマテンロウスカイしかいないので、単騎逃げは、木幡君が意図的に邪魔をしに行かない限り、逃げの一手でしょう。典さんでもあり有力です。

スローなら2019年2着に粘ったサラキアのペース5F63.9があります。大箱コースは時にとてつもなく速く流れたり、遅くなったりします。

エイシンヒカリが逃げ切っていますし、上記サラキアの他にトーラスジェミニが逃げ粘って大穴をあけています。

【まとめ】

特に脚質的な有利不利はなく、かつて言われていた「府中の1800m展開いらず」が息づいているレースと言えるでしょう。

差しでは毎日王冠僅差の2着した、ジャスティンカフェが格上的存在です。

先行勢では前走惜敗も逃げて変身中のマテンロウスカイが有力です。

両馬ともスピードの裏付けが十分なだけでなく、底力を牝系から受け継いでいるはずで魅力的です。

【予想】

◎②マテンロウスカイ

距離〇 コース〇 騎手◎ 調教→

典さんで逃げて前2走勝ちと僅差2着と好調です。前走はタイム差なしで1:44.7と時計の裏付けは十分です。

血統的には全体的に晩成で、本格化はまだ先と見ています。

典さんに期待します。

▲⑮ジャスティンカフェ

距離◎ コース〇 騎手〇 調教→

本来なら毎日王冠2着の実績から同馬が有力ですが、まだ、オープン入り後勝ち星がありません。

早熟疑惑があるエピファネイア産駒ですが、牝系に成長力があり、まだまだ走れそうです。

また、騎手の乗り替わりは明らかにマイナスで、直線勝負で届くかどうか。

〇⑰ルージュエヴァイユ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

前走は直線で詰まってレースをしていないので、中2週でも能力を発揮できそう。

そもそも、この条件は得意で、スローとは言え3勝クラスを上り32.9で差し切っています。

休み明けで詰まった前走で人気が下がるなら逆に狙い目か。大外なら詰まることはないはず。

☆⑫エアファンディタ

距離◎ コース〇 騎手〇 調教→

ワンターンの1800mで好走しています。ほぼ同じワンターンの府中1800mで狙いたい一頭です。

左回りも中京で走っているので馬場次第で来れるか。

△⑪ヤマニンサルバム

母父ホワイトマズルの難しさがあり、ムラ掛けですが、ある程度楽に先行できれば粘れるか。重馬場も上手そう。

【買い目】

馬連 ②、⑮、⑰のボックス3点

ワイド ②-⑫、⑰ 2点を少々

3連単 ②、⑮→②、⑫、⑮、⑰→②、⑪、⑫、⑮、⑰の18点

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