ダイヤモンドステークス
【ポイントの整理】
- 暮のステイヤーズステークスと共に3000m級のステイヤーズ向け重賞です。
- ただ、目標とする春の天皇賞とは縁が薄く、このレースをなんと3勝2着1回したフェイムゲームが2着1回したのと、昨年のテーオーロイヤルが3着した程度です。
- 血統的にもサイアーラインとBMSの両方が中長距離血統が必要ではなく、4分割して一筋でも中長距離血統が入っていれば距離克服の可能性があります。
- 昨年のテーオーロイヤルは父は短中距離系リオンディーズでしたが、母父マンハッタンカフェ、祖母の父がKris Sでした。
- 父がステゴ系かフェイムゲームと同じハーツクライ同様、トニービンの血が入っていれば、それだけで血統的には十分な時代です。
- 近年、距離に反して上りが早いので、この点でも中距離血統でも馬券に絡めるようになっていることを証明しているか。(なので、距離に血統をあわせるタイプの予想には合わないレースになっている)
- 相変わらず馬場差はないので、結果内有利です。外ぶん回しは府中でも厳しいものがあります。
- 逃げ馬は前走万葉Sで2着に逃げ粘ったタイセイモナークでしょうか、大逃げを打たない限り、スローに流れて、上りも速めなので、道中の位置についてはそれほど意味はないレースかと思います。2400~2600m走って、そのうえでスパート合戦になります。
【予想】
◎②シルブロン
5走前までは1.1.1.7でしたが、近4走で3.1.0.0でオープン入りしました。一番の理由は距離を伸ばしたからでしょう。
前々走はスローで馬場が良かったとはいえ、府中の2400mを上り最速33.6で勝利しています。
1000m伸びますが、上り1秒掛かるぐらいで収まれば十分勝ち負けでしょう。
「長距離は騎手で買え」の鉄則もあり、ルメール騎手が乗るここは、牝系の軽さが気になりますが本命にします。
▲④ミクソロジー
こちらも距離を伸ばして3連勝中です。
オルフェーブル産駒でも、むらなく走る馬が増えていますが、同馬もその1頭です。
2番手にしたのは、BMSがミスプロ直仔であること、余り早い上りが使えていないこと、騎手が長距離で若干気になること、前走から+3㎏となったことです。
〇⑫マリノアズラ
血統的にはこの馬がメイショウサムソン×ブラックタイドでステイヤーです。
ブレークアップに惜敗した六社特別では、稍重ながら上り34.3と決め手がないなりに頑張っています。
ただ牝馬には縁のないレースで、一昨年3着したポンテザールくらいしか来ていません。
-3㎏と札幌で勝っている武史君とのコンビでどこまで頑張れるかでしょう。
–
後は血統から3着候補です。
△③トラストケンシン
ハーツ×エルコンドルパサーで祖母は軽いスピード型(ウイングレイテストの母)で、重すぎないバランスがあります。
△⑤ヒュミドール
オルフェーブル×チチカステナンゴと中長距離配合ですが祖母は桜花賞馬キストゥヘヴン。
△⑯ベスビアナイト
こちらはルーラーシップ×マイラー・アグネスデジタルですが、祖母がこのレース2着ラブラドライトやダンビュライトの母です。
【買い目】
馬連 ②-④、⑫の2点
3連複 ②-④、⑫-③、④、⑤、⑫、⑯の7点
3連単 ②→④、⑫→③、④、⑤、⑫、⑯の8点
京都牝馬ステークス
【ポイントの整理】
- 過去2年は阪神で実施されました。1昨年はイベリスの逃げ切り、昨年は番手からロータスランドが抜け出して勝っています。
- 一昨年は2枠イベリスが逃げ切りましたが2、3着には外枠の追い込み馬でした。昨年は逃げたアスタールビーは沈みましたが、1~3着は2~4番手でした。3着馬タンタラスが7枠から3着でした。
- 土曜日の天気は夕方から雨が降り出す予報で、内目の枠の先行馬が有利と言えます。
- スワンSと阪神カップと同じ舞台なので、両レースでの成績が良ければ格上的存在になりそうです。
- 逃げ・先行馬が外枠に固まっているので、普通は早くなるのですが、テンの早い馬がいないので、平均ペースか?
- 先行馬の残りか、内から中を突いてくる差し馬が勝ちそう。外差しが決まるイメージはあまりでない。
【予想】
◎⑤ララクリスティーヌ
スワンSで混戦の2着争いで、馬場の真ん中を縫って出てきました。その後マイルのリステッドを勝っているので、ここでは実績上位と言えます。
ミッキーアイル×Roberto系タニノギムレットに牝系がフジキセキと十分なスピードに底力があり、いかにも1400mに向いた血統といえます。
進路が取れれば勝ち負けでしょう。2戦目紅梅賞でソングラインに離された2着だった馬がじわじわと力をつけてきました。
▲⑬ウインシャーロット
スクリーンヒーロー×ジャンポケ産駒ですが、祖母がサンデー×ミスプロなのでスピードを補完しています。
府中でもマイペースなら抜け出していますので、ここも乗り慣れた石川君で勝ち負けでしょう。
枠が少し外過ぎたので次点としました。
〇⑱ロータスランド
少しスピードと決め手に欠けていた観がありましたが、昨年のこのレースの勝利は勝ちタイム1:19.7上り33.8は払拭するものでした。
昨秋はスワンSは2着争いの中にいましたが、ひと伸びなく6着、マイルCSも僅差の8着、前走阪神カップはハイペースを追いかけて末を欠いて9着ですが、ここも時計差は0.4でした。
大外枠ですが、2着争いなら。
△①サブライムアンセム
1勝目に時間が掛かったように、叩かれつつの馬か。
前走は着順程負けていないので、そろそろなのですが、+3㎏の57㎏は厳しい。
△⑧ヒメノカリス
距離を短縮し、末脚を溜めるようになって3勝クラスを突破しました。
展開は向きそうにありませんが、松山君で3着なら。
【買い目】
馬連 ⑤-⑬、⑱の2点
3連単 ⑤、⑬→⑤、⑬、⑱→①、⑤、⑧、⑬、⑱の12点
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