フィリピンでゴルフをしていると、時々青い鳥を観ることがあります。
検索したところ、ルリビタキと言う鳥らしいのですがゴルフ場で映えます。
ところが、どうも経験から、この鳥を見た後、スコアが崩れるのです。
私にとって『幸せの青い鳥』どころか、『大叩きの青い鳥』になっていました。
ある日、ラウンド中「どうも、青い鳥見ると崩れるんだよな」と呟いていました。
すると、親しい同伴競技者から「あーあ、言っちゃった」と言われました。
これには伏線があり、以前この方が「このホール苦手なんだよね」と呟いたので、私が「あー。言っちゃた。苦手を言葉に出すと言霊で本当になっちゃうよ」と言って、本当に結構叩いた時があったのです。
今回はブーメランになった形でした。
「言霊」とは言ったことが起こってしまうことですね。ゴルフの場面では上記のようなことが起きますが、ことゴルフの場合は逆のことも多く起きます。
「さー、これを入れてパーを取るぞ」と言って、2mくらいの微妙なパットを打つ前に言葉に出したりする人がいますが、そのパットが入ったことは見たことありません。
また、「ここでボギーなら100を切るぞ」と高らかに宣言するのも良いのですが、こういった場合も大抵は失敗します。
結果ありきではなく、その過程で計画を立て、実現に全力を尽くすしかないのですが…。
前記の場面では、ラインをしっかり読んで、そのラインに乗せてボールをホールに届かすことに集中する以外にできることはないのですが、入れたいと言う感情が出過ぎると、カップに集中してしまい、ラインに集中できなくなるようです。
後者の場合は大抵の場合、ティーショットでミスし、その後もずるずる行ってしまうことが多い。
戦略なしで、結果を先に求めることで自分を追い込んでしまい、過程で上手く行かなかったときは起死回生のショット頼みになるような、無謀な攻めを行い墓穴を掘ることがほとんどです。
今思えば、ゴルフの上達には、直近のミスを練習で少しづつ克服すべき練習を重ね、また、シングルなどの目標に向けて何が必要か自己分析して克服するしかないのですが、これはゴルフだけではないですね。
大谷翔平選手のあの「曼荼羅チャート」のように、大きな目標からいくつかの中間目標にブレイクダウンして、現状やるべきことをクリアーにしてこなしていく。そんなことができる人が上に昇るんだろうなと思うと、今でも、昔でも、自分には到底できないなと思ってしまいます。
ただ、何歳から始めても遅くないのがゴルフ。もう少し、課題とその克服について考えて実行したいと思い始めました。
少なくとも、ラウンド中はネガティブなことは考えず、口に出すようなことはしないことは実行に移したいな。
当面、今度コースで青い鳥を見た時どうなるか、心の変化を自己観察したいです。
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