【ポイントの整理】
【レースの特徴】
天皇賞秋の翌週の谷間のG2で、距離・コースとハンデ戦である点で春の目黒記念と同じです。
古くはスクリーンヒーローがここを勝ってJCに参戦でき、連勝しています。
勝ちパターンは近年好位からの抜け出し。逃げ馬は不振で、だからと言って追い込みが効くわけでもありません。後ろでも10番手ぐらいで直線に向かないと3着以内に入ることは難しくなります。
過去5年では二桁人気は3着1回のみ。9番人気で追い込んだサンアップルトンがやはり3着でした。これが唯一10番手以下で馬券対象になった例です。
人気は人が作るものであてになりませんが、大体1~6番人気で決着しています。
【馬場・トラックバイアス】
引き続き良馬場で、先週からBコースを使用していますので引き続きの高速馬場です。
内外特に利不利はまだなく、早い上りのレースになりそうです。
2400mと100m違いですが、スタートが坂の途中になりますので、その分スタミナが必要になります。この点が逃げ馬不振につながっていると見ています。
【枠順・展開】
近年逃げないと2桁着順になる⑥アフリカンゴールドが行きたいところ。⑬ディアスティマも春の目黒記念で逃げて2着に来ているので行きたいところですが、控える競馬もできるのでアフリカンゴールドとの兼ね合い次第。
ペースは上がりそうもありません。
枠の利不利は特になく、18番枠からオーソリティが完勝しています。まあ、オルフェ産駒なので外枠の方が走りやすかったでしょうし、ルメール騎手です。
【まとめ】
流れそうにありませんが、このクラスですから欅の向うあたりからペースが上がっていくか。
その上で上り3F34秒を切る上りを出せるかですし、そのためには道中のポジショニングが大事なので、そこはジョッキーの腕が物を言いそうです。
ルメール騎手等がブリダーズカップに出張中なので今週はモレイラ騎手の独壇場でしょう。
ただ、騎乗馬ゼッフィーロは血統的になぜかディープ産駒は良績が無いのですが、モレイラ騎手持ってこられるか注目です。
後は、長期休養明けで実績のある馬たち(昨年2着ハーツイストワール、天皇賞3着テーオーロイヤル、ステイヤーズS2着プリュムドール)の取捨もポイント。
【予想】
◎④チャックネイト
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↗
ハーツ産駒なので、5歳の秋でも成長している様子です。前走の時計も優秀で、母系も重めですが、過去に早い上りを使っているレースもあります。
近年この手の条件クラス上りの馬は来ていないのですがチャンスと見て本命にします。
調教も走っていますし、テンノリですが大野君に期待します。
▲⑨ゼッフィーロ
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教→
春の目黒記念では出遅れてほぼ最後方から0.2差の4着、前走も直線縫って3着でした。
この、不利続き、少し足りない馬を持ってくるのがジョッキーの腕です。
末脚の威力は十分なので、追い込み不利、ディープ産駒不利の状況をモレイラ騎手が覆せるか見ものです。
〇⑯テーオーロイヤル
距離◎ コース〇 騎手〇 調教→
春の天皇賞3着は格上的実績ですが、JC後11か月の休養がどうか、他の長期休養馬に比べても、じっくり乗られているし、時計も出ているので、ここはかなり能力を発揮できると見ました。
3番手位から早めに抜け出す競馬をしたいところ。
△⑭ヒートオンビート
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↘
昨年3着で、春の目黒記念優勝しているコース巧者です。
59㎏と明らかに近走乗っている騎手レベルが下がる点がポイント。
調教がイマイチで印を下げた。
【買い目】
馬連 ④、⑨、⑯のボックスの3点、④-⑨が本線
3連複 ④-⑨-⑭、⑯の2点
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