オールカマー
【レース及びコースの特徴、展開など】
- 中山2200mは正面の坂を含む直線から1コーナーからおむすび型の頂点まで1000m走り、コーナーを回ると残り1200mで、3コーナーは余りコーナーと言えるカーブではないため、4コーナーまで800m近いスパートできるほぼ直線があり、軽いスピードよりも長い脚が使える持続型の勝負になりやすい。
- コース形状はトリッキーですが、最初のコーナーまで距離があり、フェアで能力を発揮しやすいコースです。私見ですが有馬記念の2500mよりもフェアといえるでしょう。
- 牝馬ならオークス好走馬、牡馬なら先行して切れる脚はなくても長く脚が使える先行馬が有利。ただ、息が入らない展開になるとヴェルデグリーンや昨年のセントライト記念のアサマノイタズラのように追い込みも決まるケースがある。
- 牡馬56㎏、牝馬54㎏で、牝馬3冠でも54㎏は有利、G1好走組も有利で荒れにくいレースと言えそう。
- 同じコースのセントライト記念を逃げ切っているバビットが復活しましたが、1年7か月振りです。近くにキングオブドラゴンもいて、そこそこ流れそう。
- 土曜日は不良-重馬場だったが、Bコースのせいか、6レースの1勝クラスで60.5-59.5の2:00.0が出ています。馬場のさらなる悪化はなさそうなので、流れれば2:11秒前後で行けそうです。
- スピードとその継続力が必要です。
【予想】
3冠馬も古馬になって成長力に疑問があるデアリングタクト、中間は休養です。
クラシックでは足りなかったものの、健闘して前走勝ちみの遅さを払拭したヴェルトライゼンデ、長期休養明けを勝って、無理せず休養を入れました。
G3を勝っただけですが、スケール大きく底を見せていないソーヴァリアント、こちらは故障明けです。
3強と見ますが、先行してしぶとく伸びるテーオーロイヤルもコースあっていますので、ここまでと見ます。
◎④ソーヴァリアント
故障明けですが、乗り込みは十分で、内枠を引いて好位を楽に確保できると見ました。
オルフェーブル産駒なので折り合いの難しさは若干ありますが、程度は良い方です。
母父シンボリクリスエスなので、本来なら中長距離で良さそうですが、母ソーマジックはマイル以下で活躍した馬なのでこのくらいの距離が限界なのかもしれません。
故障休養中でも成長しているとみて、勝ち負けを期待します。
▲⑩テーオーロイヤル
前期はダイヤモンドSを完勝して、天皇賞ではタイトルホルダーを負かしに行っての3着でした。
能力の高さを発揮しましたし、コースは先行して長く脚が使えるこのコース向きですし、リオンディーズ産駒は気性から休み明けでも自ら体を作れるので勝ち負けできそうです。
〇⑧デアリングタクト
春は合わない府中のマイルで惨敗も宝塚記念では強敵相手に3着でした。
今回は相手弱化、54㎏と有利な条件に思えます。
ただ、今や確信に変わったエピファネイア早熟説に賛同していますし、牝系も成長力はありません。
秋華賞以降勝ちが無いという現実を重視し、2着までと見ました。
☆⑤ヴェルトライゼンデ
まだ、坂路調教していませんが、同馬のような中長距離馬としては抜群の調教を続けています。
長期休養明けの勝利は相手関係よりも勝ちみの遅さ払拭した観があります。
距離はさらに伸びても良いので、ここも好勝負して、秋のG1に臨みたいところです。有馬記念が合っていると思います。
【買い目】
馬連 ④-⑤、⑧、⑩の3点
3連単 ④、⑩-④、⑤、⑧、⑩-④、⑤、⑧、⑩の12点
神戸新聞杯
【レース及びコースの特徴、展開など】
- 菊花賞トライアルで1~3着までに優先出走権が与えられます。
- 中京の2200mなので距離はもちろん、回りも違うので本番ではどうかという感じですが、多くの有力馬、本番好走馬はここを通過しています。
- 2015年リアファル以外はいずれも春のクラシックで馬券になっており、格が物を言うレースです。ただ、リアファルもここまでに古馬相手の準オープンを勝っていました。
- その点今年は青葉賞勝ちでダービー5着のプラダリアが最上位ですが、少し心もとないので、上り馬か春から更に成長した馬にもチャンスがありそうです。
- 当然菊花賞に出走できる有力馬は本番を見据えた仕上げになり、1勝、2勝クラスを勝った馬は権利取りに仕上げてくる。
- G2を勝った3頭プレダリア、ビーアストニッシド、アスクワイルドモア、2歳G1を2着したジャスティンパレス。そしてG2を含め2着が多いヴェローナシチー、すでに2勝クラスを勝っているボルドグフーシュは例年通りなら出走可能か。
- その他のは3着には入りたいところ。
- 4コーナーのポケットからスタートし、直線の坂を越えて1コーナーにゆっくり入ると、1-2コーナーのカーヴがきついこともあり、スローでコーナーに入るとペースが上がらないのでドスローになるケースが多い。
- そうなれば先行馬有利で逃げ馬も残る可能性がある。ただ、開催も進んできて差しも決まるレースが出てきている。
- 土曜日の時点で稍重だったが、2歳オープンで2:00.2、2勝クラスで2:00.1と時計は出ています。
- スローになりそうですが2:12秒前後では走れると思います。ラスト5Fを58秒程度で走れる持続力か切れが必要となります。
【予想】
展開スローで時計もそこそこ早くなりそうなのでディープ産駒を中心にします。
◎⑭プラダリア
メンバー1の実績を信用します。まだ、ここが6戦目ですし、伸びしろはあるでしょう。
セントライト記念でも母父クロフネが勝っていますし、この配合がこのくらいの距離に合うのでしょう。
青葉賞だけ走れば十分勝ち負けでしょう。
▲⑦ジャスティンパレス
ディープ産駒で兄にベルモントSの勝馬がいますし、オルフェーブルを父に持つ異父兄は3000m級のレースで真価を発揮しています。
本番を占う意味でもここは、レベルが高くはなかったにせよホープフルS2着の実績を再評価します。
乗り替わりが気になるので本命にはしませんでしたが、2頭軸です。
〇⑤ヴェローナシチー
大物観はありませんが、どんな相手でも走って2、3着という馬でしょう。
母父ゼンノロブロイのせいかと思います。
G2のここなら好走しても何ら不思議はないので2着までとしました。
☆⑪パラレルヴィジョン
キズナ×マクフィならマイル前後があう血統ですが、祖母がSilver Hawk×サドラーズウェルズとスタミナ・底力豊富で距離が持っている感じです。
前走の圧勝からスローなら距離も持ちそうですし、差し脚は伸ばせそうなので2着候補としました。
△⑥ヤマニンゼスト
時計は足りませんが血統的な魅力があります。
豊君込みで3着の穴。
△⑨サトノヘリオス
距離的に長いかもしれませんが、活躍馬が多い一族で、本番よりもこういったトライアルレースでの活躍が目立つ一族です。
上手く差しが決まれば3着があるか。
–
キズナ産駒はトライアル向きなのでアスクワイルドモアも気になるのですが印が回りませんでした。
【買い目】
馬連 ⑦、⑭-⑤、⑦、⑪、⑭の5点
3連単 ⑦、⑭-⑤、⑦、⑪、⑭-⑤、⑥、⑦、⑨、⑪、⑭の24点
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