スワンSとアルテミスSのポイントと予想

レース予想

スワンステークス

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

マイルCSのトライアルと言う位置付けでしたが、1400mという特殊な距離で、この後はマイルCSよりも阪神Cや香港と言う馬も少なくない。

それだけに、1400m特化型のグレナディアガーズのような馬が新勢力にもいるのか、1200やマイルよりもこの距離に適性を見極めるレースと言えるでしょう。

また、固く収まるときもあれば、大きく荒れるレースでもあり、今年は荒れそうな雰囲気がありますね。

アルビアーノが勝っていますので、アヴェラーレが勝てば母仔2代制覇となります。

【馬場・トラックバイアス】

雨予報は全くなく、良馬場での高速レースになりそうです。先週は日曜日3勝クラス1600mで1:33.7でしたが48.7-45.0の超スローの流れだったので、流れれば1:32秒台が出ていたと見ます。

1:20秒台は出そうです。

先週は外伸びが決まるようになってきましたが、菊花賞は内、中、外のワンツースリーでした。

ただ、今週もAコースのままなので、外差し傾向が顕著になるか。

【枠順・展開】

明確な逃げ馬は存在せず、先行馬も②ルガル、③ウイングレイテスト、⑫ルージュステリアくらいしかいません。

オープン入り後に逃げ切った馬は③ウイングレイテストなので、スタート次第では逃げる手に出そうです。

特に良馬場では、枠の利不利はあまり関係ないのですが、内は荒れてきているので、内枠が不利になりつつあると見ます。

【まとめ】

格的には⑧グレナディアガーズが断然で、スプリントG1で2着がある⑱ロータスランド、⑯ウインマーベルあたりが続きます。

また、1400m実績は無くても、血統を含めたタイプ的に合いそうな馬を探すのが面白そうです。

【予想】

◎⑯ウインマーベル

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

ミスプロ系の濃い父にフジキセキ、祖母もノーザンダンサー系ニジンスキーでスピードと底力に恵まれていて、1400mが合いそう。

スプリンターズステークス2着があり、3走前の京王杯2着は府中で切れ負けしましたが、1400mの適性を見せました。大きく負けているのは馬場が悪いときが多く、良馬場のここは狙いたい。

テンノリは心配だが、人気はそれほどなく、気楽に乗れれば力を出せる西村君です。

調教は元々走らないタイプですが、今回は時計を詰めている。

▲③ウイングレイテスト

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

自分のペースで行けそうなので、枠にも恵まれ勝ち負けと見ます。

マイルで安定した成績を残していますが、母父サクラユタカオー、祖母はBlushing Groom×ミスプロでスピードがあります。

父はロベルト系底力はあるので、むしろ1400mでよりスピードを活かせるし、直線も平坦なので粘れそう。

〇⑧グレナディアガーズ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

もともと1400mでは最強に近い馬で、今回は故障明けだが、そこは中内田厩舎なので仕上がりは万全で、休み明け0.2.1.1の実績もあります。

57㎏も有利ですが、騎手が乗れてはいますが、人気でどうか。

☆②ルガル

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教↗

血統的に1400mは短いが、だからと言って、どの距離が良いかと言われると難しい。しいて言えば絶対的なスピードはともかく、スピードの持続力と言う点で1400mは合っているかもしれません。

とにかく調教は良く走りますし、豊君が乗るので無視はできません。

△⑨アヴェラーレ、⑰サブライムアンセム

⑨はこのレースを勝っている母に父ドゥラメンテでマイルの方が良さそうですが能力もあるし調教も走っているので無視できません。

⑰は乗り難しい馬でハマれば好走するタイプ。そういう馬にはもってこいの池添君で、穴ならこれか。

【買い目】

馬連・ワイド ⑯-②、③、⑧の3点づつ

ワイド ⑯-⑰を少々

3連複 ⑯-②、④、⑩-②、④、⑨、⑩、⑰の9点

アルテミスステークス

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

ここを勝ってジュベナイルフィリーズに向かうレースです。

結果的にですが、リバティアイランドに唯一土の付いたレースになっています。

ソダシ、リスグラシューやラッキーライラックなど、後に大成する馬も勝っていますが、リアアメリアのように早熟で終わる馬が勝っています。

ソダシが3番手から大きく抜け出していますが、基本は差し馬有利です。

【馬場・トラックバイアス】

中間雨が降っていないので、パンパンの良馬場で行われそう。

また、今週からBコースが使用され、荒れた内がカバーされています。

先週土曜日の富士Sは、典さんの暴走で5F56.7と流れたこともありましたが1:31.4が出ました。

59秒前後で流れれば1:33秒台が出るか。

【枠順・展開】

ここは②ショウナンマヌエラの単騎逃げになりそうです。他にも逃げた馬がいますが1800mのスローの逃げなので、行く気にさえなれば行くでしょう。

新潟2歳Sが47.7-46.1でしたので、もう少し全体的にスピードを上げられれば勝ち負けになりそうです。

若駒の牝馬戦でもあり、ペースは上がらず上りの早い競馬になりそうです。

【まとめ】

人気になりそうな④チェルヴァニアは好位で流れに乗りそうです。府中のマイルでスローで逃げて33.4、新潟1800mでスローの番手から33.0の上りなので、同馬をめぐる争いになりそうです。

ペースが流れるかどうかで、中距離血統の馬は、これまで早い脚を使っていても、マイルの流れを追走して同じ足を使えるかがポイント。スローならこれまでの脚も使えそう。

【予想】

◎②ショウナンマヌエラ

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教↗

中京、新潟と直線の長いコースで逃げ粘っているので、ここもBコース替わりでどこまで粘れるか。

底力のある血統なので、簡単には沈まないと見ました。溜めて切れるわけでもないので、ある程度離して逃げた方が良い。

調教は決して走るタイプではないが、時計は向上している。

▲④チェルヴァニア

距離△ コース◎ 騎手◎ 調教→

前走2走目、新潟1800mで大楽勝でした。中距離血統で早い流れのマイルには疑問が残りますが、能力は相当なもの。

前走早い脚を使っているが、ある程度流れるマイル戦で同じような脚が使えるかどうか。

決して2歳戦で活躍する早熟血統ではなく、明け3歳からの血統なので、ここでも勝つようなら相当強い。

調教は高いレベルで安定しているし、府中のルメールなら勝ち負けでしょう。

〇①ライトバック

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

前走の新馬1800mは出遅れた上にスローから上り32.8で差し切りました。

調教は明らかに向上しているし、2戦目にスタート含め向上しそうで、内突いて進路取れれば勝ち負けまで。

△⑧サフィラ、⑩ラヴスコール

⑧はサリオスの全妹で、兄は3歳時にも活躍しているが、血統は晩成型の中長距離血統。小柄な牝馬ので、2歳時も対応可能だが、オークスを目指して欲しい。新馬で拉致にぶつかりながらもしぶとく粘ったレースからガッツもある。

⑩はドゥラメンテ産駒で、母父もデインヒル系でマイルも対応できそう。

【買い目】

馬連 ②-①、④の2点

ワイド ①-②を抑え

3連複 ②-①、④-①、④、⑧、⑩の5点

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