札幌記念と北九州記念の予想とポイント

レース予想

札幌記念

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

かつては、ダートコースで行われ、その年の皐月賞馬とダービー馬が出たこともあるレースです。

芝に替わり、スーパーG2として錚々たる勝馬たちの名があります。一方でG1では少し決め手が足りない洋芝得意の馬たちの名もあります。

近年は間隔をあけるため、秋のG1特に天皇賞を狙う馬たちが参戦するようになりました。

ただ、それらのG1ホースが勝つかと言うとそうばかりでもありません。あくまで次走が本番のなので、そのすきを突く洋芝得意な馬たちが出てきます。

どちらにしても、G1ホースVsG2レベル洋芝向き馬の対決となります。

後、やはり夏なので牝馬の活躍も目立ちます。ソダシ、ノームコア、ハープスターにアーモンドアイの母フサイチパンドラの名もあります。

【馬場・トラックバイアス】

すでに5週目なので、そろそろ外差しになりそうですが、案外内突きも決まっています。

あまり参考にならないが土曜日の1勝クラスは60.9-60.9=2:01.8の平均ペースでイッタイッタでした。

他の距離でも逃げ切りが多かった。ただ、この点は1日経つと先行争いが激化して傾向が大きく変わることもある。

【枠順・展開】

逃げるのは⑮ユニコーンライオン、⑤ジャックドール、⑨アフリカンゴールドのいずれかで、アフリカンゴールドはダッシュ力に衰えが見られますので、⑤ジャックドールが枠を活かして逃げる姿勢をとるところに、大外枠からユニコーンライオンがハナを主張するようだと早いペースでコーナーを回ることになります。

小回りなので、ペースはスローにはならず、洋芝による消耗戦で底力の勝負になりそうです。

【まとめ】

⑤ジャックドールの父モーリスはネオリアリズムにまんまと逃げ切られて2着。距離も初めての2000mでした。その後天皇賞と香港カップを連勝して引退したのは周知のとおりです。やはりジャックドールも洋芝問題なく展開にもよりますが連覇に挑みます。

ディープ系はサングレーザーやディサイファら、本来の切れのある差し脚を使う馬よりも、どちらかと言うとじりじり伸びるタイプの馬の方が適性があります。

その点、ダービー馬④シャフリヤールは切れで勝負した方が良いし、⑬プログノーシスは出遅れ癖で追い込む競馬になるので展開の助けが必要ですのですが、良い流れになりそうです。

宝塚記念が実施される時期の阪神と相性が良さそうで、展開に左右されるユニコーンライオンはともかく、⑫ヒシイグアスには適性があると見ます。

同じハーツ産駒ダノンベルーガはこれまでの戦績から1800~2000mで、できればワンターンのコースが最適と見ています。

【予想】

◎①ソーヴァリアント

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

過去2戦の惨敗で、改めてオルフェーブル産駒だなと思い知らされました。

特に前走は得意の阪神2000mだったし、馬体も絞れていてルメール騎手だったので猶更でした。

ここは2戦2勝、ともに楽勝だった札幌で叩き2戦目です。

最内枠で簡単に3番手位は取れそうもありませんが、埒を頼りにして4コーナーでジャックドールの外に出して追い合いになる展開に賭けます。

▲⑤ジャックドール

距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教→

そのジャックドールですが、一本調子なので、番手から勝ち切れるかどうかです。

もちろん1頭で行ければ平坦なので楽勝もあるか。

豊君で連覇?!

〇⑫ヒシイグアス

距離◎ コース〇 騎手〇 調教→

この位の休養明けは、この馬にとって休養とは言えないし、休養明けも走るのでここは展開も向いて差してこれそうです。

差して2着までならきそうですが、このメンバーで差し切れるか?

☆⑬ブログノーシス

距離◎ コース〇 騎手◎ 調教→

底を見せてませんし、母も欧州系なので洋芝は問題ない可能性があります。

休み明けも中内田厩舎なので問題なし。

後はスタートと小回りでどこまで先行勢に迫れるかでしょう。

【買い目】

馬連 ①-⑤、⑫、⑬の3点と⑤-⑫の4点

ワイド ①-⑤、⑫、⑬の3点

3連複 ①-⑤、⑫、⑬の3点

北九州記念

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

こちらは小倉開幕2週目の1200mスプリント戦っでハンデ戦と混戦が予想されます。

基本的に向う正面スタートで直線且つ下り坂なので、3F32秒台のハイペース必至のなかで先行勢と差し勢の繰り広げる攻防は迫力があります。

昨年は16番人気ボンボヤージが勝って大荒れでした。

今年は?

【馬場・トラックバイアス】

かなりの高速馬場です。

土曜日の11R3勝クラスで32.7-34.4=1:07.1がでました。

テンの3Fが32秒台になることはこの時期の小倉では珍しくなく、モズスーパーフレアが2着した年は3F32.4でした。

重勝クラスで、このメンバーなら1:07秒を切れるでしょう。

【枠順・展開】

CBC賞を逃げ切った⑮ジャスパークローネと葵Sを逃げ切ったモズメイメイが大外18番に入り、内③番にこちらも行きたいスティクスが入り、ハイペース必至です。

天才的なスタートセンスを持っているモズメイメイが一旦は出るか、それを団野君がハナを叩きに行く展開か。その間に内からスティクスも行く構えでしょう。

モズメイメイは基本マイラーなので、テンのダッシュは他2頭には及ばないか。

時計は1:07前後となると、32秒半ば-34秒半ばで、距離的にロスがある外回しの差し・追い込みは厳しく、差しなら内目を伸びてくる馬に勝機あり。

【まとめ】

勝つのは、先行勢がそのまま粘るか、差し勢は外回しした馬ではなく、内を縫って来る馬か。

【予想】

◎②ボンボヤージ

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→

昨年の覇者で3㎏増で、今年も臨みます。昨年同様1枠で、小倉で内枠ならまだ底を見せておらず、人気も下がっており、絶好の狙い目か。

柳の下にドジョウが2匹です。

▲⑮ジャスパークローネ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

ここも行き切れれば勝ち負けになると期待します。新潟千直でも逃げ切ったダッシュ力を買います。

〇⑱モズメイメイ

距離〇 コース〇 騎手〇 調教→

特に一本調子の逃げ馬ではなく、天才的なスタートでアドバンテージを得ている。

ここも一旦はハナに立つが特に逃げなくても競馬はできそう。1400mベストかもしれないが、ここでも相当粘れそうで、54㎏もまだ恵まれている。

ただ、これまでの好走も豊君あってのもの、松若君でどうか。

△①ストーンリッジ、⑪トゥラヴェスーラ

2頭の差しが3着候補。

【買い目】

馬連・ワイド ②-⑮、⑱ 2点づつ

3連複 ②-⑮、⑱-①、⑪、⑮、⑱の5点

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