アイビスSDとクイーンSのポイントと予想

レース予想

アイビスサマーダッシュ

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

新潟改修に伴い、日本唯一の直線1000mのコースで、最も時計が出る時期である初夏の開幕週に新設された名物レースです。

54秒ほどの時計で決着するスリリングなレースです。

ただ残念なのは露骨なトラックバイアスがあることで、通常の外・内回りと併用されているため、外有利が顕著なことです。

やはり専用コースが欲しかった。それに輪をかけて、フルゲートを18頭としているため内枠に入るとほぼ絶望的となります。

【馬場・トラックバイアス】

土曜日は芝良で始まりました。1800mオープンクラスで1:44.4、最終1勝クラスの1000mでなんと53.9と54秒を切る時計が出ました。

しかも勝馬は③番枠から逃げ切りでした。斤量が50㎏だったにせよ、54秒を切る時計はなかなか出ませんので、にわかにカルストンライトオが持つ53.7のレコードを更新する可能性が出てきました。

勝馬が5月にも千直を走っていて55.3でした。5月の馬場よりも良馬場の千直で1秒と半ばは時計が掛かっていたと思えます。

内もまだ悪くはないので、①スワーヴシャルルは思い切って内埒を通るのではないでしょうか。

勝馬は大体4~8枠で8枠有利です。

【枠順・展開】

芝でもダートでもテンの3F33秒台で近走逃げた馬は内から④ロサロッサーナ、逃げてはないけどダートで32.3の⑫ヤマトコウセイ、⑬ヴァガボンド、⑭スティクス、⑮マウンテンムスメ、⑰シンシティといます。

昨年⑰シンシティは54㎏で32.3で行って2着でした。走破時計は54.5。今年も同じ17番枠なので1㎏増でも行くだけ行くでしょう。

昨年④番枠で思い切って内を走ったスティクスは今年は14番枠なので、昨年内外別れましたが、テンの3Fは0.1しか差が無かったので結構競るかもしれません。

⑥ジャングロのスプリント能力は認めるものの1年以上空いているのでついて行ってもゴール前でどうか。枠も中途半端な内です。

【まとめ】

勝つにはスピードの絶対値が必要でしょう。なかなか後方一気は難しそうな馬場状態です。

その傾向から昨年逃げて2着のシンシティはもっと早く逃げられそうです。同様にステュクスやマウンテンムスメもテンのスピードはあります。

未勝利を54.8で勝ち、テンの3Fが3歳春で32.8だったロサロッサーナまで先行争い候補。

ファイアダンサーの馬場ではないと見ます。

【予想】

◎⑭スティクス

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

昨年は内走って5着でしたが、今年は14番枠を引きました。調教は坂路からウッドコースに替わっていますが抜群の時計を披露しています。

ブリンカー効果と瑠星君にも期待します。

▲⑰シンシティ

距離◎ コース◎ 騎手△ 調教→

昨年の2着馬。今年も同じ17番好枠を利し先行したいところ。

昨年はあっさりゴール前で交わされましたが、今年は引き続きの好枠、ブリンカーに、昨年以上の高速馬場が味方しそうです。

ただ、決め手に欠け一本調子のスピードだけで勝ち切れるか。

〇⑱レジェーロ

距離〇 コース〇 騎手△ 調教→

前走は0.1差の6着、昨年のこのレースでは0.3差4着でした。

差し馬の宿命で進路の確保が必要となりますが、それができれば連対可能。

☆④ロサロッサーナ

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教→

全くの格下ですが、ここにしか良績が無く、勝った2戦は圧勝だったので改めて。

△①スワーヴシャルル、⑮マウンテンムスメ

【買い目】

馬連 ⑭、⑰、⑱のボックス3点

ワイド ④-⑭

3連単 ⑭、⑰→④、⑭、⑰、⑱→①、④、⑭、⑮、⑰、⑱の24点

クイーンステークス

【ポイントの整理】

【レースの特徴】

以前は3歳牝馬の先行型が軽量を活かして活躍していましたが、近年そんな傾向はなく、古馬の差し馬が好走傾向にあります。

3歳馬はここ10年で2017年のアエロリットが勝っていますが、それ以外は好走すらできていません。逆に言えばアエロリット級でないと好走できないと言うことでもあります。

ここ2年テルツェットが勝っているように、ディアドラの一まくりを含めて差し優勢です。

【馬場・トラックバイアス】

先週日曜日は1勝クラスですが、1500mで1:28.5、2000mで1:59.8と速い時計が出ています。

日曜日は晴れで気温も上がりそうなので、馬場は良くなりそうなので1:47秒前後でしょう。

洋芝向きのパワーとスピードのバランスは通常の札幌よりもスピード寄りになるか。

【枠順・展開】

前走番手に抑えて惨敗した②ウインピクシスが武史君で思い切って行くか。

⑨グランドスラムアスクも新潟の1800mを逃げて連勝を決めており、行きたいところ、思い切って競ってでも行くか、大事に行くか奈穂さんどう出るか見ものです。

8枠2頭も逃げないまでも番手から行きたいところです。

スローにはなり難いか。

枠順の利不利は若干内目有利かとい言った印象です。

【まとめ】

パワー型の先行、差し馬が有力で、やや早めの馬場から、中山で好走してきた馬が有力か。

洋芝実績あっても、スピード対応もができそうな馬がよさそう。

【予想】

◎⑫ミスニューヨーク

距離◎ コース◎ 騎手〇 調教↗

ターコイズS連覇中で中山牝馬Sでも昨年僅差の3着でした。

外目の枠も差しやすく、騎手にムラ傾向がありますが、流れればヒトマクリできると見ました。

血統的にはスタミナ寄りだが、力の掛かる馬場が良く、マイル実績もあるのでスピードも確保している。

▲①コスタボニータ

距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教↗

イスラボニータ産駒で母父は欧州系で母はフランス産です。

器用な差し脚がありこのレース向きと見ました。まだ内枠は有利で、松山君が内から直線進路が取れれば勝ち負けか。

〇⑦ドゥーラ

距離〇 コース◎ 騎手△ 調教→

昨年の札幌2歳S覇者で、オークス3着馬です。

ドゥラメンテ産駒で母父キングヘイロー、祖母父ステイゴールドと洋芝も得意そうです。

差して良さが出るので、近年の傾向に合いますし、51㎏は恵まれた。

鞍上次第で勝ち負けか。

☆⑭トーセンローリエ

距離〇 コース◎ 騎手〇 調教→

サトノクラウン×メイショウサムソン産駒で祖母父ステイゴールドで、洋芝に合いそう。相手は弱くもマイルの中山アネモネSで好タイム勝ちがある。

外枠なのであまり先行争いしないで、まくるようなレースなら51㎏であっと言わせるか。

△②ウインピクシス、⑤サトノセシル

逃げるウインピクシスと過去2、3着があるサトノセシルが3着候補。

【買い目】

馬連 ⑫、①、⑦のボックス3点

ワイド ⑫-⑭ を少々

3連単 ①、⑫→①、⑦、⑫、⑭→①、②、⑤、⑦、⑫、⑭

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