【ポイントの整理】
【レースの特徴】
昭和の長距離=強さみたいな考え方があって、春秋天皇賞は京都と府中で3200mで行われていました。
しかも一度勝つと、もう参戦できないルールもありました。まずはこのルールが撤廃され、秋の天皇賞がJCの新設に先駆けて2000mに変更されました。
もう3000m級のレースはG1である必要はないと思うのです。菊花賞はともかく、春の天皇賞も2400mにして、春の古馬3冠を2000~2400mにすればいいと思うのですが。
まあ、春はドバイも香港もあるので、いずれメンバーが揃わず、降級になるかもしれません。ただ、「天皇賞」という名前がある以上、それはできませんので、今後工夫が必要になるのではと思います。
さて、特殊なレースなので、リピーターが多いレースです。この10年でフェノーメノ、キタサンブラック、フィエールマンが連覇しています。
タイトルホルダーも十分に資格がありそうです。
また、菊花賞とも関連が深く、タイトルホルダー、ワールドプレミア、フィエールマン、レインボーライン(2着)、キタサンブラックと勝ち負けしています。
【馬場・トラックバイアス】
土曜日も先週に引き続き、高速馬場で3歳未勝利で外回り1800mで1:46.5が出ています。内回りではありますがメインレース3勝クラス1200mでは1:07.7が出ています。
このままの良馬場なら切れ勝負でしたが、雨が降っていますし、日曜昼頃まで降り続ける予報になっていますので、切れからパワーにシフトしそうです。
馬場が渋った方が良いのは、タイトルホルダーとディープボンドは明らかです。ディープ産駒には厳しくなりそうです。
その他ではステイゴールド系が上手い傾向にありますが、最後はツナギやつめの形や走法によりますので、未知の部分はあります。
【ローテーション】
基本的に3路線で阪神大賞典、日経賞、有馬記念が王道路線です。
日経賞からは圧勝したタイトルホルダーであれだけの差と、今回も馬場が渋ることから、2着以降の巻き返しは厳しいものがあります。
阪神大賞典からは勝ったジャスティンパレスと2着のボルドグフーシュですが、超スローのラスト1000mの競馬になったので、切れ勝負になったので、今回の馬場でどうか疑問がつきます。
【枠順・展開】
逃げるのはタイトルホルダー。そこにアフリカンゴールドとディアスティマが絡んでいき、アスクビクターモアがゲートを出ればそれに続くか。
絡まなければ、中間のペースは緩み、3コーナーの坂上からロンスパ合戦になります。
【まとめ】
タイトルホルダーの実績が抜けていますが、一本調子なのでピンかパーの実績でもあります。ただ、一頭で行ければこの距離でついて来れる馬はいないので有力です。
後は坂上までに、いかに力を溜めていられるかが差し馬の好走条件です。
馬場が渋りますので、そこの適性も重要なポイントになります。
【予想】
◎③タイトルホルダー
距離◎ コース〇 騎手〇 調教↗
「雨降って地固まる」と言いますが、タイトルホルダーには決定付ける雨になったと見ます。
枠も良く、アフリカンゴールドが自爆覚悟で邪魔をする展開が考えられますが、本命にします。
実績はピンかパーですが、ここはピンに賭けます。
〇⑦ディープボンド
距離◎ コース〇 騎手〇 調教↗
年齢とともにズブくなってきましたが、時計が掛かる馬場になれば話は別です。
人気もなくなってきましたが、この距離、特に1昨年の阪神大賞典での道悪での圧勝を忘れてはいけません。
ただ、勝つまでは行かないので2着候補筆頭とします。
☆①ジャスティンパレス
距離◎ コース- 騎手◎ 調教↗
良馬場ならこちらの本命も考えていたのですが、やはりディープ産駒には重い馬場はプラスではありません。
ただ、ルメール騎手なので馬場の選択など好走の道はあると思います。
☆⑨ヒュミドール
距離◎ コース〇 騎手◎ 調教→
ダイヤモンドSで来てくれましたが、そこはオルフェーブル産駒です。次も走るとは限りません。
ただ、血統的に長距離に適性はあるはずですし、血統的に重も上手いはずなので穴はこの馬です。あ
△⑤アイアンバローズ
△⑯シルヴァーソニック
両馬ともオルフェーブル産駒です。3000m級のレースに実績があり、ムラ掛けですがヒュミドールと共に好走する可能性はあると見ました。
【買い目】
馬連 ③-⑦が本線、①-③のおさえ、穴は③-⑨の3点
3連単 ③→①、⑦、⑨→①、⑤、⑦、⑨、⑯の12点
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