【ポイントの整理】
【レースの特徴】
クラシック開幕戦で2000ギニーを模していますが、距離はマイルではなく、2000mなので。この点は米国ケンタッキーダービーですね。
小回りの2000mで坂を2回越えて1周するレースです。
馬場状態にもよりますが、内は良くないことが多く、雨が降ればなおさらです。
勝馬のほとんどはすでに重賞勝ちがあり、悪くても2着している必要があります。
勝馬を見ると、ジオグリフ、アルアイン、ロゴタイプ、イスラボニータのように小回りの2000mに合った皐月賞向きの馬か、ダービー以降も活躍できる名馬が勝つレースです。
【馬場・トラックバイアス】
先週Bコース替わりで再度内が有利かと思いしたが、先週日曜日の2勝クラスでは、小頭数でしたが、大外まくったキングスパレスが圧勝し、59.8-59.9=1:59.7が出ています。
先週の馬場なら1:58秒台も出たかもしれませんが、土曜日の時点で2000mで2秒以上かかっています。雨は降り続けますが、朝方には止み、日中晴れる予報です。
稍重程度の予想でしょう。2:00を切るのは難しいかな。
【ローテーション】
過去10年に広げてみると、共同通信杯から5頭で全て1、2着からでした。2頭はホープフルSを勝ってからのぶっつけ。2頭はスプリングSから、アルアインだけは毎日杯勝利からとなっている。
今年はホープフルS、朝日杯FSの勝馬は不参加です。
基本は共同通信杯組が中心で、スプリングS組にも注意が必要。
弥生賞組はドウデュースやアスクビクターモア、タイトルホルダーなど好走はいていますが、勝ちが無く。むしろダービーや菊花賞の方が関連性が濃い。
共同通信杯4着のタスティエーラが弥生賞を勝つなど、共同通信杯が優勢か。
京成杯は時計的にも相手的にも低レベルだった。ソールオリエンスの強さの証明にはならないが、楽勝だったので弱いとは言えない。
【枠順・展開】
⑬グラニッド、⑯タッチウッドと逃げ馬は外枠に回った。グラニッドは抑えても競馬にならないことはわかっているので、嶋田君は行くでしょう。
⑨ホウオウビスケッツは前走抑えて競馬ができたことから、3-4番手からか。
馬場が悪化すれば外枠はそれほど不利ではなくなるし、逆に内過ぎるのは不利になる。
【まとめ】
最も穴が少ないのはファントムシーフでローテーション、騎手、コースも2回目で枠も中ほどで自在の競馬ができそう。
2、3戦キャリア組が魅力のある馬が多いので、未知の魅力が多いことが、難解にさせている。
【予想】
◎⑦ファントムシーフ
距離〇 コース〇 騎手◎ 調教◎
動物実験と言うか挑戦的と言うか、強いインブリードを持つハービンジャー産駒です。
大回りの方が得意ですが、順調に使われて、休み明けはマイナス要因なので、空き過ぎないローテーションも良く、枠も良く、ルメール騎手の継続騎乗と、穴が最も少ない点が買いです。
この時期のハービンジャー産駒が完成しているとは思いませんが、現時点では頭抜けているか。
▲①ソールオリエンス
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教◎
5、6枠なら本命も考えたのですが、1番枠で、考えてしまいました。
京成杯組、2戦のキャリア、最内枠、時計不足と課題はありますが、すべて飛び越える可能性に期待します。
〇⑭タスティエーラ
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教〇
ローテーションはちぐはぐだが、参戦するために弥生賞は必要でした。
前走だけ走ればいい競馬になりそうですし、重馬場は上手そうな血統です。共同通信杯は向かない軽い上り競馬でしたが、時計が掛かりパワーが必要な中山であっさり勝ち上がりました。
2着なら。
☆⑨ホウオウビスケッツ
距離〇 コース◎ 騎手〇 調教◎
父からは距離が長そうですが、母父ルーラーシップをはじめ、牝系がカバーしています。こちらも母がキンカメの母マンフェスの37.5%と強いインブリードで1頭ぐらい大物が出てもおかしくない血統です。
重も上手いし、先行してどこまで粘れるかでしょう。
△⑧トップナイフ
△⑯タッチウッド
トップナイフは相手なりに走る馬。皐月賞限定となればこういう馬が好走する。
タッチウッドは注文はつくが、2戦目で共同通信杯ちぐはぐな競馬で2着ならチャンスはありそう。
【買い目】
馬連 ⑦-①、⑨、⑭の3点
3連単 ①、⑦→①、⑦、⑨、⑭→①、⑦、⑧、⑨、⑭、⑯の24点
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