【ポイントの整理】
【レースの特徴】
基本的には単独の牝馬G3ですが、ヴィクトリアマイルから間隔を空けたい馬は、阪神牝馬Sや福島牝馬Sでは間隔が短かいと見る陣営はこちらを使って来るようになっています。
今回のメンバーでは明らかに間隔を空けた方が走るアートハウスがハンデ57㎏でも出てきました。コーナー4回のコースを得意としていますし、川田君で勝負気配です。
二桁人気が来たり、上位人気馬が揃って飛んだりと荒れるレースです。過去5年の3連単は5万円台が1回、10万円台2回、30万円台1回、170万円台1回と大荒れです。
基本的に先行馬有利ですが、中団からの差しも決まることがあります。少なくても4角10番手以内でないとなかなか馬券圏内に上がれません。
逃げはカワキタエンカが逃げ切り、ロザムールが2着しています。
【馬場・トラックバイアス】
やはり、内回りの時計が掛かっています。先週弥生賞は5F61.0と緩やかな流れでしたが後半5Fは59.4で上り3F35.0でした。
ただ、上りがやや掛かっています。馬場の中ほど色が薄いコースが伸びが良いようです。
コース的には1コーナーまでの距離が短いので内枠有利のはずですが、結果はそうなっていませんし、開幕週の中山記念以来、内有利と言うよりは中から外目にの馬が伸びているように見えます。
結構逃げ馬が止まっている点は、ウインピクシスには気掛かりな点。
【枠順・展開】
逃げるのは⑭番ウインピクシス。過去に逃げ切ったカワキタエンカの馬番も大外14番だったことを考えると、決して外枠が大きな不利と言えず、あくまでもペース次第です。上りもそこそこ掛かるのでチャンスが無いとは言えないでしょう。
先行して抜け出す競馬ができるアートハウスは願ってもない④番枠ですんなり好位が取れそうです。川田君も乗って、2か月開けていますので、後は57㎏が全てでしょう。
逆にスルーセブンシーズ、クリノプレミアム他差し馬は外目に配置され、不利少なく回れそうで、面白いレースになりそうです。
【予想】
◎⑧スルーセブンシーズ
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教◎
母がクロフネ×米国血統なのでマイラー系ですが、父ドリームジャーニーでコーナー4回の2000mで通用しています。1800mは若干短い気もしますが、このコースなら走破圏内でしょう。
前走は3勝クラスでも牡馬混合で56㎏を背負ってのもので強い内容でした。
中団からの差し脚は堅実、2㎏減でルメール騎手への乗り替わり、調教もいつも以上に動いているので勝ち負けと見ます。
▲⑨クリノプレミアム
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教〇
スライリーと同じオルフェ産駒ですが、昨年このレースで穴を出して以来堅実で、高速の府中は苦手としていますがG3では好走しています。
案外牝馬と相性の良いミルコも込みで単穴評価です。
〇④アートハウス
距離〇 コース◎ 騎手◎ 調教◎
間空けると走る中内田厩舎に川田君とのコンビで、ヴィクトリアマイルの府中マイルが合うか疑問が残るので57㎏でも勝負気配があります。
57㎏次第でしょう。ハンデキャップホースのような気配もあるので有力ですが、何かにやられそうで2列目にしました。
☆⑪スライリー
距離〇 コース◎ 騎手△ 調教〇
昨年も重い印をつけて僅差の4着でした。今年も外枠引いて乗りやすそうなので本命も考えたのですが、好走しても勝ちみに遅い馬でもあるので2着までとしました。
一発があるならこのオルフェ産駒だと思います。
△⑤サトノセシル
勝負根性はありませんが、地力勝負で力を出せる馬でしょう。
1800mもクイーンSでの2着もあ有ますので、あくまで展開次第ですが、3着があっても良いでしょう。
△⑭ウインピクシス
ゴールドシップ×ロージズインメイはオークス馬も出る馴染みの配合で、連勝でようやく能力発揮してきました。
こちらは小柄で先行力が武器です。大外枠ですが内を観ながら進める利点があります。内4頭は差し追い込み馬なので、すっと内に入っていけるでしょう。
ただ、逃げ馬は先週までのトラックバイアスでは結果が出ていないので、3着までとしました。
【買い目】
馬連 ⑧-④、⑨、⑪の3点
ワイド ⑪-⑧、⑨の2点
3連複 ⑧、⑪-④、⑤、⑨、⑭の4点
3連単 ⑧→④、⑨、⑪→④、⑤、⑨、⑪、⑭の12点
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