京都記念と共同通信杯を予想します

レース予想

共同通信杯

【ポイントの整理】

  • かつてはダービーを見据えて、府中を経験させるレースでしたが、昨今はコース形態も質も違う皐月賞との関連が深くなっています。
  • エフフォーリア、ディーマジェスティ、イスラボニータが皐月賞に勝ち、リアルスティールが2着、ダノンキングリーが僅差3着、昨年のダノンベルーガは枠が響き4着でした。
  • 過去5年ではテンの5F60秒を切ったことがなく、61秒台が多く、馬場が悪かった20年は63秒台でした。
  • 前走逃げて勝ったのはタッチウッドで、ノースブリッジの半弟で面白いけど、決して逃げ馬有利なレースではない。
  • 土曜日のクイーンカップは46.2-46.9=1:33.1と流れましたのでまずまずの時計でした。雪・雨の影響はあまりなかったと言えるでしょう。
  • 日曜日は晴れるし、気温も上がるので良馬場で時計も出るでしょう。
  • ただ、スローに流れそうなので1:46秒台でしょうか。
  • やはり上りの早さと継続力が必要なレースと言えます。

【予想】

◎⑨レイベリング

Frankel×Docksider産駒です。Frankelはマイラーでしたが、Galileo×デインヒルで、日本の馬場特に府中なら2000mまでは全く問題ないし、Nothern Dancer系が上手く混ざっていて、折り合いがつけばダービーも問題ないでしょう。

前走の朝日杯FSにおける荒々しい馬体とレース振りから素質を見ました。

新馬は出遅れて大外一気で上り33.1の1:35.4で圧勝、前走はスタート出て行き過ぎたものの僅差の3着と2戦でこれだけの競馬ができれば上々でしょう。

ただ、現実はまだ1勝馬で、ここは2着以内に入らないとクラシックに乗れません。

追い切りの量も質も十分で、準備万端です。

出遅れが気になりますがデムーロ騎手に合う馬だと見ています。

▲⑧ファントムシーフ

こちらもホープフルS時に書きましたが、とてもやばい血統で、デインヒルの25%、父ハービンジャーの父Dansiliの母と、母側の祖母が全兄妹の25%とかなり濃い血のクロスになっています。

野路菊Sの2:00.2、上り33.5は時計の出る時期とはいえ、優秀でした。ピンかパーの配合だと思いますが成功したと言えるでしょう。

ハービンジャーは叩かれてからなので、ここも次走皐月賞?も上り調子で行けそうです。

調教も2週続けて、ラスト1F11.3と万全に見えます。

本来、祐一君が乗る馬ですが、引退なので、将来に向けてルメール騎手に乗り替わりました。

〇①ダノンザタイガー

前走東スポ杯は勝ったガストリックに内をすくわれましたが、実質勝ちでした。

時計も1:45.9と出ていました。再度3か月弱あけて、成長を促したのでもう少しパフォーマンスが上がるかもしれませんが、魅力は前2頭に劣り、2着までと見ました。

☆⑤タッチウッド

ドゥラメンテ産駒で、兄にノースブリッジがいる牝系で、新馬は2000mでムーア騎手が緩ませなかったので1秒差の大勝でした。

今回も行く馬がいないので楽に先手はとれそうです。

逃げ馬はあまり実績のないレースですが、母父アドマイヤムーンなので、マイペースで逃げれば残る目もあるか。

△⑥タスティエーラ

サトノクラウン×マンハッタンカフェだと、府中の決め手勝負では?がつくのですが、実戦の前走新馬では好位から上り33.5で完勝しています。

全体時計が遅いのですが、2戦目なら1秒以上詰めるのは楽でしょうから勝ち負けに持ち込めるかもしれません。

【買い目】

馬連 ⑨-①、⑤、⑧の3点

ワイド ⑧-⑨の1点

3連単 ⑨→①、⑤、⑧→①、⑤、⑥、⑧の9点

京都記念

【ポイントの整理】

  • 過去2年は阪神で実施されました。
  • 1昨年はラヴズオンリーユーがドバイ、香港への行きがけの駄賃で勝ちました。決め手のないパワー型先行馬であるステイフーリッシュ、ダンビュライトが2、3着でした。
  • 昨年はアフリカンゴールドが逃げ切り、3番手のタガノディアマンテが2着に粘り、追い込んできたサンレイポケットが3着でした。
  • コース形態からも、前開催とは間隔は短いものの、開幕週なので、先行馬有利と言えるでしょう。ドウデュースとキラーアビリティはどんな競馬をするでしょうか。
  • 逃げ馬は3頭。昨年の勝馬アフリカンゴールド、前走日経新春杯で番手から好走したキングオブドラゴン、そして宝塚記念2着、復活して福島記念を逃げ切ったユニコーンライオンです。
  • キングオブドラゴンは番手でも自信がつきましたが、アフリカンゴールドは昨年の歓喜がありますが、ユニコーンライオンはやはり逃げてこそですし、スピードも上なので、ここは矢作-瑠星コンビの逃げで行きたいところ。
  • 土曜日の芝レースは後傾レースばかりで、逃げ馬が残っていました。上手く立ち回らないと勝ち負けできない反面、ココロノトウダイのように差しも2着に来ましたが、そこは外回りなので、先行有利は変わらないと思います。
  • 時計もまずまずで、3勝クラスの2000mで2:00.5でしたが、スローで62.7-57.8と5秒の後傾でした。
  • ペース次第ですが2:12秒は切ると見ます。

【予想】

◎①マテンロウレオ

ハーツクライ×ブライアンズタイム産駒で現代ではやや重い血統構成です。ただ、牝系はダンチヒ×Secretariatとスピード系でどうにかバランスをとっています。

切れる脚はなく、じわじわ長く脚を使えるタイプです。

前走の金杯も本命にしましたが、出遅れて想定より2列後ろからの競馬になって届きませんでした。

典さんに乗り替わって、内枠を活かしてくれると見ます。鮮やかな勝ちは無いので勝っても人気になり難い馬でここは狙いと見ました。

▲⑥ユニコーンライオン

宝塚記念で2着していますし、ここはアフリカンゴールドはいますが、スピード的に逃げれると見ます。

そうなれば、No Nay Neverの1本調子が活きると見ました。

〇⑫ドゥデュース

強い4歳勢のダービー馬に2着候補は失礼ですが、この後もあるので、後ろから行って捲くって届かず2、3着と見ます。

残り4Fか5Fから、まあ3コーナーからですね。2、3着すれば陣営も次走への恰好もつくと思います。

☆⑧プラダリア

前走の3着で、青葉賞勝ち、ダービー5着の実力を見せました。今回は勝ち負けまで行きたいところ、先行できる脚もあるので2着候補としました。

復帰の池添君魅せることはできるでしょうか。

△③ウインマイティー

使われて良くなるタイプで有馬記念は頑張りました。

活力が残っていれば内枠を利して3着があるか。

△⑩エフフォーリア

エピファネイア産駒は健康面を含めて早熟だと思います。すでにG1を勝つ力はないと思いますが、マカヒキの例もあるので、相手次第では勝てる場面があるかもしれませんが、ここは太目で勝ちに行く厳しい競馬をした後なので3着までとしました。

【買い目】

馬連 ①-⑥、⑧、⑫の3点

ワイド ①-⑥を1点

3連単 ①、⑥→①、⑥、⑧、⑫→①、③、⑥、⑧、⑩、⑫の24点

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