有馬記念を予想します

レース予想

有馬記念のポイントや有力馬の血統に関する短評については「有馬記念を考察します」を参照願います。

【ポイントの整理】

  • 土曜日は芝稍重でスタートしたが、午後には良馬場美回復した。2歳1勝クラスでは46.9-47.6=1:34.5が出ていた。
  • 2500m3勝クラスでは途中13秒台のラップが2F続き板にも関わらずラスト3F36.8と掛かり、勝ち時計は2:33.8だった。
  • タイトルホルダーの逃げが予想されるが途中弛んでも13秒台のラップは刻まないので2:31~2秒台の決着でスタミナのない馬や軽い末脚を使う馬は厳しい。
  • 流れれば33秒台はおろか34秒台で上がることも難しい。最後は底力の勝負になり、スタミナ不足や不調の馬は早々に脱落し、最後は底力の勝負になるでしょう。

【予想】

◎⑬タイトルホルダー

ドゥラメンテはキンカメ産駒ですが母方にはトニービンやオークス馬ダイナカールの血を引くエアグルーヴが祖母で底力を与えています。

一方で、母父Motivatorはモンジューの持つ重厚なスタミナとミスプロ系のスピードと一本調子を受け継いでいます、逃げるか(菊花賞、天皇賞春)か前傾ラップの番手(宝塚記念)で力を発揮します。

逃げてもスロー(日経賞)だと、馬群が固まり差し脚を伸ばす馬がいますので苦戦することになります。

幸い先行馬は自分の枠より外にいますし、恣意的に絡む馬がいない限りマイペースで行けますし、この馬のことは横山兄が一番よくわかっているので、自信を持って乗れば当然勝ち負けでしょう。

〇⑨イクイノックス

前走天皇賞秋のような勝ち方をする馬が中山の2500mには合わないと見るのが通常です。

ただ、負けた皐月賞、ダービーもともに18番枠とルメールいじめみたいな枠でした。

血統的にもキタサンブラック×キングヘイローと流行りかも知れませんが、祖母ブランシェリーのトニービン×AllegedがG1級の底力を与えていると見てみます。

このコースでタイトルホルダーにどこまで迫れるか、あるいは捕まえられるのかは今後の方向性を占う意味で大事な点です。

また、55㎏と2㎏もらっていますし、まだまだ馬体は未完成です。来年は更なる期待を持てる逸材と見ています。

☆⑩ジャスティンパレス

ディープインパクト産駒ですが、母パレスルーマーは米国のスタミナ系で、余り日本では活躍してきた血統とは言えませんが、兄弟馬に活躍馬が多く例外的な存在です。

G1馬ではありませんが、G1の格は低いですが2、3着しており、目立たない存在です。

今回は乗れているとは言いにくく、ちょっと抑えすぎのマーカンド騎手ですが、追えますので、デアリングタクトを覚醒させた剛腕と55㎏に期待します。

【買い目】

馬連 ⑨-⑬本線の⑩-⑬の押さえ

3連複 ⑨、⑩、⑬の1点

3連単 ⑱→⑨、⑩→⑨、⑩と⑨-⑬-⑩の3点

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