Canlubang Golf & Country Club(カンルーバン・ゴルフ・カントリークラブ)はマニラから南に高速利用して約1時間で行けるラグーナ州の渓谷にあるコースです。
設計は世界的名匠のRobert Trent Jones Jr.の設計によるコースで、北・南コース計36ホールコースです。
特徴は渓谷ですから、谷越えのドライバーショットや谷越えのショートホールがあり、池も多いのが特徴です。渓谷地のせいか、芝目が強く、グリーンは慣れるまで時間ががかかります。
北は難しく距離の長いコースで、南は池や谷を巧みに配した戦略的なコースです。日本では池や谷から少し離れたところにグリーンがあるのが一般的ですが、谷や池の際にグリーンがあるホールがいくつもあり、逃げ場がないホールもあり、よくつかえます(笑)。
北コースは若い人向きのチャレンジングなコース、南は年配者向けの戦略的なコースと見ることができます。
ただ、それはレギュラーティーからの話で、両コースとも青ティーから回ると更に景色がかなり変わりプレッシャーをより感じるホールが多く、難易度がグンと上がります。
芝目はクラブハウスを背にして、練習グリーンを向くと、右から左に全体の芝目が流れていると気づいたのは1年ほど経ってからでしょうか。コース全体の芝目をGoogle Map(だったかな)から確認したりもした記憶があります。
今思えば、よくあのコースで、オフィシャルハンデ12、Index10.8までいったなと思います。これまでの私のゴルフライフのピークだったと言えます。
過去3回に渡る計7年半のマニラ赴任の際、5年程度Playing Rightsと言って、会員権を持っている方から1年間借り上げるシステムがあって、お世話になりました。月会費が必要ですが、グリーンフィーが無料でした。更にフィリピンの良いところは家族(妻)までも登録すれば無料になる点です。こんなところにも家族に優しい国といえますね。
最後に、古い話になりますが1986年三井物産マニラ支店長の若王子さんが誘拐されたのが、このコース帰りの高速までの途中でした。
1987年3月末、個人的なことながら、青年海外協力隊(現:JICA海外協力隊)として赴任した翌日大使館・JICA事務所周辺がざわついていましたが、その日のタブレット新聞で”Wakaoji Released(若王子氏 解放)”の見出しで原因を悟ったのでした。古い話ですね。
その後、途中の誘拐された地点付近に交番みたいなものが建っていて人が常駐して通行車両をチェックしていました。長く行っていないのですが、工業地帯でもあり、当時と周辺が様変わりしているはずです。
近年訪比しても、マニラは素通りなので、もうプレーすることはないかもしれませんが、機会があれば最後にもう1度行きたいコースです。
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