出走馬7頭の短評については「AJC杯の有力馬について」でもふれていますので参照願います。
【レースのポイント】
馬場・展開
先週の京成杯は前半5F60.9-60.4と平均ペースでしたが、ほぼ、前と後ろが入れ替わる、中山2000mにしては差し・マクリが効きました。
土曜日の3勝クラス初富士S2000mはスローで前半5F62.1-59.2=2:01.3でした。
最終12R1勝クラス2200mは前半6F74.4-59.8=2:14.2でした。
このメンバーならよほどスローにならない限り、2:12秒台ではないでしょうか。逆に馬場の状況から、2:12秒を切るのは難しいと思います。
スローでもおむすび型の頂点から4コーナーまでほぼ直線なので、ロングスパートになりやすく、切れよりも、スタミナ・底力勝負になりやすいので、そこは注意したいところです。
展開は何が逃げるにしても速くなりそうにありません。
ダンビュライトが行ったこともありますし、このレースを番手から勝っています。松若君で行くかな。
先行馬は何頭かいますが、早くはなりそうにありません。
【予想】
◎⑪オーソクレース
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教〇
母マリアライトが制したG1は宝塚記念とエリザベス女王杯と同じ距離ですし、母の得意とした時計の掛かる馬場なので条件は最適でしょう。
シーズンオフはエンジンの掛からないルメール騎手ですが、ここはG2なのでズブイ馬ですが頑張ってもらいましょう。
調教はまずまず走っていますし、余裕のある使われ方をしているのも好感が持てます。
ここを使って天皇賞直行後、母も制した宝塚でしょうか。もう1戦するなら、日経賞かな。
〇①キングオブコージ
距離◎ コース◎ 騎手☆ 調教〇
能力的には、まだ底を見せていないので、まともに走れば勝ち負けでしょう。
前走やや太目で、スローにハマって伸びきれませんでしたが、ハンデ戦で0.3差なら上出来でしょう。
ここは、母父Galileoの血がロンスパ戦に合うはずです。
最内枠をどうこなすかですが、奇才典さんにお任せですね。湾岸S勝った時みたいにある程度内枠活かしていくのではないでしょうか。
調教も坂路調整から、直近2週はCWで走っていますし、状態は問題ないでしょう。
オーソクレースを負かすならこの馬でしょう。
☆⑩ラストドラフト
距離◎ コース◎ 騎手◎ 調教△
一昨年は直線に入る手前で大きな不利があり、大外回して3着、昨年は不良馬場を克服して3着でした。
今年はまともな競馬になりそうなので、2着まであるかもしれない印にしました。
調教はまずまずですが、本数が少ない点は気になります。
戸崎君に乗り替わるのは良いと思います。
△②アサマノイタズラ
距離◎ コース◎ 騎手△ 調教〇
同コースのセントライト記念を勝っていますので、この馬の息の長い末脚には魅力はあります。典型的なトライアルホースなので、G1で惨敗しても、G2になれば息を吹き返す。そんな馬でしょう。
ただ、ジョッキーに差し馬の②番枠をこなせるか、ローテが前2走全く走らなかったにせよ、厳しいのではないかと思います。
ここは3着ならありまでです。
△⑥ポタジェ
距離〇 コース〇 騎手〇 調教〇
どんなメンバーでもそれなりに脚を伸ばしますので、5.4.2.1と前走天皇賞を抜かせば馬券圏内には来る堅実さです。
ただ、ベストは1800-2000mで、瞬発力を殺されるコースなので割引が必要です。
また、末脚を溜めて爆発させる乗り方の方が合っていると思っていますので、前に行きたがる川田君との相性は良いとは言えません。
△⑦ダンビュライト
距離◎ コース◎ 騎手〇 調教〇
一昨年の覇者ですし、先行馬が少なく、明らかに展開有利です。
後は衰えだけなのですが、ダートで逃げ粘るなどして元気です。
逃げる松若君は要注意で、展開の利を活かして3着なら。
【買い目】
馬連 ボックスで①、⑩、⑪の3点
ワイド ⑩-①、⑪の2点
コメント