愛知杯
現在の中京はトラックバイアスもありますし、シーズンオフの牝馬限定のハンデ戦です。
ここ5年で8番人気以下が必ず絡んでいるだけでなく、2桁人気も3頭絡んでいます。
どちらかというとパワー寄りの中距離血統が活躍している傾向がありますので、そこは気にして予想したいところです。
アンドヴァラナウト
明け4歳ながら55㎏は相当見込まれましたね。
ローズステークス勝ち、秋華賞3着が評価されたのでしょう。
気になる点は馬体重が減っていた点です。中間、馬体回復をさせながら放牧していたと思いますので、杞憂に終わるでしょうか。
キンカメ×BMSディープ産駒で祖母がエアグルーヴという良血で、ここがまだ8戦目です。
金杯に続いて松山君の重賞2勝目がかかります。
マリアエレーナ
クロフネ産駒です。
母テンダリーヴォイスは早世したワグネリアンの全姉で、小柄ながらフェアリーステークスで3着し、アネモネSを勝っています。
その後未勝利なので、やはり馬体も兼ねて早熟だったと言えるでしょう。
父がクロフネということで、当初マイル中心に使われてきましたが、距離を伸ばしてから本格化してきました。
新潟とは言え、時計が掛かる馬場で稍重の2200mの新潟牝馬Sを勝っていますので、距離的な心配はなさそうです。
小柄な点は母と変わらないので、中11週ですが、仕仕上げには困らないと思います。
マジックキャッスル
5歳以上の大将格で、昨年の覇者です。ハンデは牝馬にしては極量の56㎏も仕方のないところでしょう。
府中牝馬Sで調整ミスか惨敗でしたが立て直して臨みます。
ディープ産駒で14戦目ですが、母方がシンボリクリスエスで、祖母の父がFairy Kingなら、早熟度は緩和されていると思います。
デゼル
ディープ産駒で、母父Le Havreなので基本はマイラーです。ただ、ワンターンであれば1800mも得意にしています。
しかし、コーナー4回の2000mは守備範囲外と言えます。
ためて、直線に賭ければ好走は可能ですが、トラックバイアスは有利に働いてくれませんね。
川田君がどう乗るかも注目です。
ルビーカサブランカ
キンカメ×ムードインディゴ産駒と言うことは、ユーキャンスマイルの全妹になります。
牝馬限定ではない3勝クラスを完勝してここに臨みます。
距離は2000mは欲しいところなので、52㎏と豊君で期待できると見ました。
クールキャット & スライリー
昨年のフローラSの1、2着です。ともに、フローラSの後、良いところがなく、クールキャットに至っては、3戦ともに二桁着順です。
スライリーは秋華賞5着がありますが、それ以外はほぼ二桁着順です。
クールキャットは休み明けから走るタイプには思えません。少し時間が掛かりそうです。
スライリーはオルフェーブル産駒なので、ムラがあるのは仕方ないところです。
両馬ともすんなりした流れに乗るといいようです。ハンデもクールキャット53㎏、スライリー52㎏と恵まれたハンデとなっています。
日経新春杯
昨年は好位からショウリュウイクゾが抜け出し、なんと13番人気ミスマンマミーアが後方ポツンから追い込んで2着と、なんとも説明のできない結果は、中京のハンデ戦と言い聞かせるしかないですね。
ただ、今年の注目はステラヴェローチェです。強い4歳馬の中では4、5番手の馬です。
明け4歳で、57㎏と背負わされましたが、ここは稼ぎどころか。
ステラヴェローチェ
金杯にも登録がありましたが、有馬記念の疲れが無く元気ってことでしょうかね。
距離・コースともに同じ条件の神戸新聞杯で競り勝っています。
バゴ×ディープなのでこのくらいの距離が良いように見えます。
実績から4歳馬ながらトップハンデの57㎏は仕方ないところでしょう。
とは言え、クラシックが3、3、4着と勝ち切れず、重賞2勝がいずれも不良馬場だった事実がありますので、絶対的な存在とは言えません。
ただ、乗れてるミルコが持ってくることは十分に考えられますね。
クラヴェル
母ディアデラマドレは愛知杯の勝馬で、父はエピファネイアです。
マーメイドS2着後、3連続3着ですので、そろそろ勝ちたいところです。
トラックバイアスがこの馬の差し脚質には向かない状況ですが、典さんが何とかしてくれるかもしれません。
フライライクバード
スクリーンヒーロー×シンボリクリスエス産駒で距離とややパワーが必要な馬場に適性が高い。
実際中京の2200mでは2.1.0.0と走ります。
府中での決め手は足りませんでしたが、得意の中京で豊君に乗り替わって変わり身を見せるかも知れません。
ショウナンバルディ
前走はまんまと逃げきりました。やはりエイシンフラッシュ産駒の勝ちパターンで最も多いのは逃げでしょうね。
ここも逃げ馬はいないので、好枠をひけば行くのではないでしょうか。1頭で行ければトップハンデを背負っても勝負できそうです。
瑠星君、結構逃げ好きなので、どう乗るかでしょうか。
ヨーホーレイク
ディープ×クロウキャニオンなので、多くのオープンクラスの兄姉がいます。
ボレアス、マウントシャスタ、カミノタサハラ、ベルキャニオン、ラベンダーヴァレイ、ストーンリッジ等です。
その傾向ははっきりしていて、良い末脚はあるものの勝ちみに遅く、距離はマイル~2000m、しかも早熟と言うことです。
ヨーホーレイクは、その走る時期を棒に振ってしまったので、長期休養明けで、明け4歳、しかも距離延長と良い状況とは言えません。
川田君でもどうでしょうか。
京成杯
あまり、クラシックと直結しないレースですが、皐月賞と同じ距離・コースを経験できるメリットはあります。
クラシックに結びついたのはエイシンフラッシュくらいですね。
昨年の勝馬グラティアスは追っかけましたけどダメでした。今年も注目してますけどね。
さて、今年はエイシンフラッシュ産駒が2頭出ていますが、親子制覇となりますか。
アライバル
桜花賞2着馬クルミナル産駒ですから、ククナの半弟となります。
姉はマイラーでしたが、父がハービンジャーに変わってもう少し距離が伸びても大丈夫でしょう。
前走は、強くて生粋のマイラー・セリフォスに負けただけですから、相手が悪かったし、悲観する内容ではありませんでした。
ただ、能力はあっても、勝ちみに遅い点は母と共に特徴としてありますので、休み明けからエンジン全開できないハービンジャーでもあり、ルメール騎手でどこまでカバーできるかでしょう。
オニャンコポン
すんなりした流れに乗れれば強さを発揮しますが、流れが厳しかったり、競られたりするともろい面を見せるエイシンフラッシュ産駒らしさがあります。
出世レースの百日草特別をスローの2番手から抜け出し、ギリギリ持たせました。
前走は勝ったキラーアビリティと同じ位置の外にいましたが、外から馬に来られると早々と後退してしまいました。
あくまでも、ゆったりしたペースを、無理なく先行できれば好走可能ですですので、一番良い戦法は逃げかもしれません。
ホウオウプレミア
前走、オニャンコポンを追いつめましたが届かず2着でした。
ロードカナロア×クロフネなので祖母がアドマイヤグルーヴとはいえ、2000mがギリギリでしょう。
前走は、スタート後に大きくよれたり、引っかかったりしましたが、最後は伸びてきました。
内枠引けば、岩田父ですので、内突いて伸びてくるレースができるでしょう。
ヴェールランス
新種牡馬キタサンブラック×桜花賞馬ジュエラーです。
ジュエラーの父はヴィクトワールピサなので、2000mが長いとは言えないところです。
前走はサトノヘリオスに競り負けましたが、後続とは離れていました。
前走の+10kgをどう見るかですが、小柄ながらパワー型父母なのでチャンスありでしょう。
テンダンス
ジャスタウエイ×フレンチデピュティ産駒です。母がフレンチリヴィエラですから、カデナ、古くはスズカコーズウェイの半弟です。
父がジャスタウエイなので、この距離が現在のところ限度でしょう。
成長力がありそうなので、長い目で見たい馬です。前走も2着争いに敗れましたが、いつも良く走る真面目な馬なので、ここで敗者復活と行きたいところです。
では。
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